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北海道自家用車旅行その21〜マリー・ローランサン@小樽駅前でお茶とケーキ

余市界隈でさんざん遊び倒したので(というほどでもないか)、あとは夜に苫小牧港からフェリーに乗るだけ。それまでは移動しながら適当に時間をつぶします。
まずは国道5号線をちんたらと走って小樽へ。ちょっと疲れたので甘い物とお茶など。。。となると、大学時代から行きつけのマリーローランサンで、

昔々、喫煙者だった時代に集めたというよりひとりでに集まったマッチが手元に残っています。
このマリーローランサンのマッチはたぶん80年代のもの。
ちなみに、日本でのブックマッチ製造は今月で終わるらしい。時代の流れなので仕方がないけど、名残惜しいですね。

小樽国際ホテルにろーとれっくが、高雄ビルにマリーローランサンがあった時代。
その後、小樽国際ホテルは再開発のため取り壊され、移転したろーとれっくは閉店となり(10年前に書いた記事ではまだ閉店していなかった)、跡地に立ったビルに(高雄ビルから赤岩に移転していた)マリーローランサンが入居している、と。

ケーキはブルーベリータルトが定番という認識だけど、今回は林檎にこだわります。1980年代から受け継がれるフレッシュで甘さ控えめの味は変わらずとびきり魅力的。


北海道自家用車旅行その20〜香川の「りんごもなか」と「べこ餅」

すでに米やらアスパラやらを買い込んではいますが、もうちょっとお土産っぽいものも買おうということで向かったのが、余市の市街地にある香川というお菓子屋さん。これまた余市の人々。で紹介されていた店で、今年で創業108年らしい。とすると、創業年に左川ちかは3歳か。。。
名物は「りんごもなか」で、今回の旅のお土産には実にふさわしく感じられる一品。くどさのない素直なもなかにりんごの自然な味わいが良いアクセント。美味しかったです。

そしてショーケースを見回していて俄然目にとまったのが「べこ餅」。
昔から、べこ餅はスーパーとかで売っているものと和菓子屋で売っているものは全然違うと感じていて、前者はつるっとしているのに対して後者はべとっというかもたっというか。で、好みなのは圧倒的に和菓子屋のやつ。でも、観光物産店のようなところで買いやすいのは前者のタイプで、和菓子屋系のやつはずいぶん長らくお目に掛かることがありませんでした。
が。香川のショーケースに鎮座ましましているのは明らかに和菓子屋系のそれ。しかも黒糖部分が多めで、その色合いもとってもネイティブ(?)な感じ。ラップでくるんでいるのも手作り感満点。もちろん買いました。こちらも帰宅後いただきましたが、期待に違わぬ味と食感に号泣しました(大げさ)。


北海道自家用車旅行その19〜米とアスパラガス

話が前後しますが、午前中に登町の果樹園地帯を逍遙した後、南隣の仁木町の観光農園、紅果園に足を伸ばしました。
紅果園は私にとって、「旭りんごと昔とうきび(クロスバンタム)を買うところ」なのですが、今回はなにせGW.まだりんごもとうきびもありません。
というわけで、今回の目当ては米です。
以前に読んだ紅果園のお米販売ページからは、味が最優先!生産性は二の次!というポリシーが伝わってきて、これはぜひ食べてみたい!と思ったのですが、なにしろ米は重いので、お土産に持って帰るのも難しいし宅配便を使うと結構お金がかかります(米に関してはたくさん買っても送料は変わらないようなので、まとめ買いすれば良いのですが)。
しかし!今回は自家用車旅行!米だろうが土嚢だろうが何でも来い!

お店に行ったら、さすがに季節外れということもあって、あまり営業している感じでもありませんでしたが、ふつうに米は買うことができました。3種類くらいあったけど、今回は「ゆめぴりか」をゲット。
帰宅後、さっそく食べてみたけど、確かにこりゃうまいわ。半端ない粘りと旨さ。

お店の人に「いつもとうきびやりんごを買ってるけど、今の季節は何もないですかね〜」と尋ねたところ、「今はホワイトアスパラが美味しいですよ!」とのこと。これは耳寄りな情報を頂いたということで、農産物の直売所を探索し、見つけたのがきのこ王国 仁木店。併設の直売所に行ったら、あった!
帰宅後、シンプルに塩ゆでにしていただきました。うっまー! ホワイトアスパラはスープがまた美味いんですよね。

ホワイトアスパラの産地である共和町は日本で初めてアスパラの栽培が行われたところらしい。
グリーンアスパラの産地の赤井川村は仁木町・余市町の隣町。


北海道自家用車旅行その18〜ヘラガニのトマトクリームパスタ@Jijiya・Babaya

以前に番外編で紹介したWEB本の雑誌の連載「余市の人々。」。どの回も単純に読んでいて面白いけど、お店選びという実用的な目的にも有用です。
というわけで、この日のランチは第三回で登場したJijiya・Babaya。お目当てはヘラガニのトマトクリームパスタ。
札幌育ちの私もヘラガニって聞いたことありませんでした。小樽より南の日本海側で揚がるローカルなカニだそうで、余市では「おやつ」だったとのことですが、おやつにしてはずいぶん立派なサイズじゃないですか?パスタの皿全体を覆い尽くしてるんですが。もちろん、店で一番人気というだけあって、味の方もとっても美味しかったです。


北海道自家用車旅行その17〜余市町登町の果樹園

左川ちかの生家が営んでいた果樹園(林檎園)は、

果樹園では靴下をぬがされた女が殺される。朝は果樹園のうしろからシルクハットをかぶってついて来る。(朝のパン)

といった初期のモダニズムな詩から、

ふもとの果樹園は真白に開花してゐた(山脈)

といった後期の比較的素直な作風の詩まで、何度も登場します。
というわけで、その果樹園のあった辺りを訪れてみることにしました。少し海から離れているので、車がないと行きづらいところです。

■ゆるやかにうねる丘陵地帯の少し小高いところなので、遠くに海を望むことができます。冬の荒天の日だと、海鳴りの音も聞こえたりするんだろうか。。。

■このあたりは観光果樹園やワイナリーがたくさんあるところです。
この日は天気が非常に変わりやすく、晴れたと思ったらとつぜん土砂降りになったり、という感じでした。