月別アーカイブ: 2006年3月

ギター弾き語りの参考資料その1~ジム・クロウチ

70年代初頭にアメリカを中心に流行った、いわゆるシンガー・ソング・ライター系(SSW)の音楽を聞くと、若かりし頃をなつかしく思い出します。

・・・というのは真っ赤な嘘。子供の頃から聴いていたロック・ポピュラー音楽はもっぱらイギリス物ばっかりで、アメリカ物を聞くようになったのはかなり最近になってからです(ジョニ・ミッチェルだけはかなり前から聴いてたけど)。
で、SSWですが、コピーして弾き語りするという立場からすると、唄のキーが低いものが多いのがありがたいです。ジェイムズ・テイラーとか、多くの曲がオリジナルのキーで楽に唄えます。
アメリカで大ブレイクしたとたんに飛行機事故で死んでしまったジム・クロウチも、(キー的に)唄うのが楽なSSWの一人です。曲はシンプルですが良いものが多いし、ギターは相方のモーリー・ミューライゼン(こちらも一緒にあの世に行ってしまいました)とのからみ具合もいい感じ。
最近アマゾンをつらつらと眺めていたら、いくつか弾き語りの役に立つものをみつけたので紹介します。
Learn to Play the Songs of Jim Croce
 教則DVD。詳細なタブ譜もついていてわかりやすいです。講師はあんまり唄上手くないですが(笑)。
The Vert Best Of Jim Croce
 コピー譜。こちらも詳細なタブ譜がついています。上のDVDに添付されているものと比べるとあちこち違ってますが、まぁそれは予想された事態。
Have You Heard: Jim Croce Live
 ライブDVD。ライブとはいっても、テレビ番組用に収録されたものがほとんどのようで、いわゆるコンサート的な熱気みたいなものがあるわけではありません。とはいえ、何しろ本人だちが生で演奏している映像ですから非常に参考になるし、何より演奏がすばらしいです。
なお、ここで紹介したDVDはいずれもリージョン1(米国、カナダ向けで、日本国内(リージョン 2)用のDVDプレーヤーでは再生できません。見たい人はリージョンフリーのプレーヤーをゲットしましょう。私は最近ドスパラで買ったAUDING ADV-017というのを使ってます。約7千円と安いです。


エレキギター

一昨年の12月から通っていたエレキギター教室を今月いっぱいで辞めることにしました。

いや、先生の教え方も上手だし、いい教室ではあったんですよ。
ただ、やはり自分のやりたいのコアは何かといったら、それはやはりアコギの弾き語りだと思うのだけど、そちらが最近おろそかになってしまっているのが気になって。
自分の余暇の大半を楽器演奏に全面的に使えばアコギとエレキを両立できるかもしれないけど、他にやりたいこともいろいろあるし、そもそもアコギだけでもコピーやら曲作りやら、やりたいことはきりがないくらいたくさんあるわけで・・・。
というわけで、4月から楽器はアコギに専念します。当面の間は。
・まず曲作りを再開
・コピーは取りあえずJim Croceなぞやろうかな、と。


アナログプレーヤいじり終わりっ

てなわけで、今日はCD聞いてます。

今聞いてるのはブリジット・セント・ジョンの1枚目。アコギ弾き語りですが、弾き方とかも結構凝っていて、その前に聞いてたジョニ・ミッチェルに比べるといかにもブリティッシュ・フォークって感じで聞いていて心地よいです。3枚目が世評高いらしいのでこちらもそのうち聞いてみよう(ある時に買わないとすぐ廃盤の憂き目を見たりするから気をつけないと)。
そろそろアンプ作りに復帰しなくては。その次はDAコンバータ(キットはすでに手元にあるし)。
そして、何よりギターと曲作りに復帰したいです。いい加減。


形見分けの本


先日急逝した親戚の家から、廃棄予定だった遺品の書籍のうち電気・電子関係のものを形見分けとしてありがたくいただいてきました(全てCQ出版社のものです)。

1.各種規格表
 1982~83年のもの。前から見たかったUPA63Hのグラフが載っていて嬉しい。でも2SK150は載っていない。うーむ。
2.アートワークの技法
 副題が「回路図からプリント基板をおこすには」。
3.実装技術
 ハンダ付けについて3章も使って、ハンダ付けを指導する際の指導者の心得に至るまで解説しています。
4.実用電子回路ハンドブック1~5
 昔本屋でよく見かけたような。1だけちらっと見てみたけど、オペアンプ型回路が一般化する以前の半導体回路の実例が多数載っているような。
5.トロイダル・コア活用百科
 定本シリーズになる前にものらしい。
いや~これだけの本が手に入ってラッキー。
って、なんか最近読まなくてはと思ってゲットして読めていない本が激増しているんですが(泣)。


アナログプレーヤーいじり その1


最近いまいちアンプ作りに気が乗らないので、ちょっと気分転換。

高校の頃から、新聞配達の稼ぎでオーディオ機器を少しずつ揃えてました。大半は中古でしたが。
そのような機器の一つにグレースのトーンアームG-840Fというのがありました。札幌のヨークマツザカヤのオーディオコーナーの店頭展示品を割安に購入した物です(当時はデパートにもオーディオコーナーがあってトーンアームを売っていたりしたんですよね)。
ここしばらくの間倉庫に眠っていたのですが、思うところがあって久々に取り出してみました。が、クッション材のウレタンが風化していてアームにこびりついている! 溶剤で拭いたりブロワー使ったりピカール(金属磨き)で磨いたりしてなんとかきれいになったので、プレーヤーに取り付けて聞いてます。カートリッジもトーンアームが縁でモニターに応募しゲットしたグレースのLEVEL II。60年代にNHKの研究所と共同開発し大ヒットしたF-8のバージョンアップ版です。針は数年前に交換しました。
グレース(品川無線)はカートリッジとトーンアームの専業メーカーとしてその道の草分け的な存在でしたが、時代がアナログレコードからCDに移り変わる中で撤退しました(当時、プロ用デジタル機器にシフトしたという話を聞いたような気がします)。ただ、当時のユーザには今でも交換針などを供給していて、時折案内の手紙が届きます。後々まできちんと面倒を見ようとする姿勢には好感を覚えます。
アナログがデジタルよりも上だと思っているわけでもないし、アナログレコードに強い思い入れがあるという程でもないですが、回転するターンテーブルにピックアップがのっかっているのを眺めながら音楽を聴いていると、なんだか和みます。