月曜日から今週ずっと、膝の手術で入院してました。
痛めたのは右膝の半月板です。半月板は衝撃を吸収したり関節の運動を滑らかにしたりする働きがありますが、痛めると自力で治癒することはないようで、たいていの場合は手術で痛んだ部分を切り取ることになるようです。
で、今回の手術ですが・・・
1.麻酔
以前、肘の手術をしたときは全身麻酔でしたが、今回は腰椎麻酔。膝を抱え込むような姿勢で背中を丸めた状態で注射をするのですが、まぁ想定の範囲内の痛さでした。しばらくして麻酔が効いてくると、なんとなく膝を曲げている感覚がするのだけど(これは麻酔が効いたときの状態の感覚がそのままキープされるということなのかな)、足の方に目をやると足は伸びていて、非常に違和感があったりします。あと、腰椎麻酔というと下半身の感覚が全部なくなるのかと思ってましたが、手術しないほうの左足は幾分感覚が残っていて、膝は動かせるのはちょっと意外(指の曲げ伸ばしはできない)。
手術後、麻酔が徐々に切れてくるのですが、夜はしもの関係でなかなか大変な思いをしました(詳細は略)。
2.手術
初めての内視鏡手術でしたが、膝に2カ所小さな穴を空けて、片方からは内視鏡、もう片方からは各種ツール(患部を切り取る等)が入ります。今回は腰椎麻酔で意識があったので、モニターに映し出した自分の膝の内部を見ることが出来ました。痛んでいない半月板は滑らかな半透明の組織で、何となく「ういろう」っぽい質感なのですが、痛んだ部分はそれがばさばさにほぐれて、ほぐれたカニかまぼこみたいだったり、あるいは綿毛みたいだったり。そのような部分をツールで切り取り、水の噴射(?)で洗い流していきます。
3.その後の経過
手術の翌日にはもう松葉杖なしで歩くことができました。最初はさすがにびっこを引いていましたが、今ではほとんど普通通り歩くことが出来ます。本当に小さい傷が2つあるだけなので、包帯すら巻いておらず、大きめの絆創膏が2枚貼ってあるだけです。一見すると膝をすりむいたくらいにしか見えません。もちろん手術は手術ですから、痛み止めと抗生物質を飲んだり、絆創膏を1日1回交換する折に傷口を消毒したり、といった措置は必要ですが・・・。
●絆創膏2枚しか貼ってません
●傷口は1センチくらい。内部を溶ける糸で縫ってあり、表面はテープで留めています