月別アーカイブ: 2008年6月

ボサノヴァのDVD2つ(つづき)

さて、もう一枚のDVDですが・・・。

Youtubeであれこれ見ているうちに偶然ぶち当たったのがこれ。

「なんじゃこのすごいのは?!」と思って、いろいろ調べたら、どうも
・40 anos de bossa nova~live in Buenos Aires 2000/Joao Gilberto & Caetano Veloso
というDVDがあるらしいことを発見。monotoneという通販の店で扱っているのを発見して取り寄せました。
ポルトガル語はようわからんけど、たぶん「ボサノバ40周年」みたいな意味なんでしょう。この年、ジョアン・ジルベルトはカエターノ・ヴェローソのプロデュースで「ジョアン 声とギター」を発表しグラミー賞を受賞したりしているので、それとも関係があるイベントかもしれません。
ジョアン・ジルベルトのソロが11曲、カエターノ・ヴェローソのソロが7曲、2人で11曲の計29曲とボリューム満点。
場所が隣国アルゼンチンである程度言葉も通じる(たぶん)ことや、気心知れた後輩と一緒ということもあってか、ジョアン・ジルベルトもユーモラスにしゃべったりしていて結構リラックスしてるような印象を受けました。
演奏は・・・
・ギターに限らず、楽器演奏で「これは全くミスしそうもない」感じで演奏する人っていると思うんですが、ジョアン・ジルベルトのギターにもそんな印象をいつも持ちます。なんであんなに素早く的確にコード押さえられるんだろ?
・カエターノ・ヴェローソの、ボサノヴァとは違ったスタイルの弾き語りもなかなかいいなぁと思います。いかにもラテンっぽい情緒あふれる感じの曲でも、どこか行き過ぎないというかべたつかないというか。
まぁ、自分がこれから弾き語りを練習するにあたっては、もっともっと早く正確にコードチェンジできるようにしなきゃだめだな。

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ボサノヴァのDVD2つ

最近、立て続けにボサノヴァのDVDを2つほど買いました。

1.ディス・イズ・ボサノヴァ
 ブラジルの監督が撮ったボサノヴァのドキュメンタリー映画。カルロス・リラとホベルト・メネスカルが案内者となり、50年代後半から60年代前半にかけてブラジルでボサノヴァが盛り上がった頃の状況や背景などを明らかにしていくという趣向です。
 ボサノヴァはブラジルの中産階級から興った音楽だと説明されているのですが、その中産階級というのがどういうものだったか~正直「中産階級」という言葉のイメージよりはかなり豊かな感じがしました~がとてもよくわかって興味深かったです。庭の植物や室内の調度類などなど、意味もなく豪奢というのではないのだけど、なんか暮らしぶりが魅力的なんですよね。
 メネスカルだったかリラだったか監督だったか忘れたけど、「この映画が5年前に作られていたら反応は全然違っていただろう」という発言があったように記憶しています(かなりうろおぼえ)。何となく思ったのは、BRICsとかいってロシア・インド・中国とともに最近急激な経済成長を遂げて豊かにはなったものの、治安面などで非常に難しい状況にあるらしい今日のブラジルで、ボサノヴァが興隆した50年代末から60年代前半が健康的で望ましい時代として回顧されているということなのかな、ということ。
※余談ですが、ボサノヴァの譜面が欲しくて、色々調べたら、ブラジルのルミアールというところから良い譜面がたくさん出ていることを知りました。
 さらに調べてみたら、ルミアールを主宰しあまたの良い楽譜を次々と企画していたアルミール・シェヂアッキという人が、数年前強盗に入られて射殺されたことを知り、暗澹たる思いがしました。
 インタビュー等で、今日のブラジルがどうであるか、あまり語ろうとした人はいなかったように記憶していますが、「あのころは今と違って安全で良い時代だった」みたいなことは誰かが言っていたように記憶しています。
 なんだか世相みたいな話ばっかり書いてしまいましたが、何と言ってもこれはボサノヴァという音楽に関するドキュメンタリーですから、音楽の話もしないと片手落ちですね。
 リラ、メネスカルはもちろん、当時ボサノヴァのムーブメントにいた人たちの今の演奏風景がいっぱい出てきます。なんかみんな幸せそうに演奏していて、見ていて和めます。男はみんなラテン系チョイ悪オヤヂって感じで良いです。それにしてもみんなギターが上手いなぁ。私もあんな風に楽しくギター弾いて歌えるヂヂイになりたいものです(チョイ悪には別にならんでもええけど)。
 ・・・って、まだ半分居眠りしながら通しで一回見ただけなので、ずいぶんいい加減なこと書いているかも。改めてもうちょっとちゃんとみたいと思います。
なお、原題はCoisa mais linda。「もっとも美しいもの」という意味だそうで、カルロス・リラに同名の曲があるようですが、イパネマの娘の歌詞にも出てきますね。
もう1本のDVDについてはまたのちほど。

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スタジオ遊び。

少し時間がたってしまったのだけど、5/24に都内のスタジオで音楽仲間と楽器弾いて歌って遊びました。
これまでも何度かスタジオで演奏してきた仲間ではありますが、ジャズがメインだったこともあって、私はもっぱら観客という立場でした。
今回は、初めて演奏する側に回りました。唄もギターもボロボロだったけど、普段自宅で弾き語りしているだけの身には、みんなで演奏するという感覚がとても新鮮で、とても楽しかったです。
私はOperator、ノルウェーの森、Both sides now、イパネマを弾き語り、Desperadoではバックでギターを弾きました。
またやりたいな。

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No direction home/Bob Dylan

マーティン・スコセッシ監督による、ボブ・ディランの少年時代から66年までのドキュメンタリー映画。

酔っぱらっているので思いくまま書いてみますが。
ボブ・ディランの軌跡は、才能の赴くままやっていた音楽がたまたまその時々の状況とシンクロしたということのようにも見えるし、才能を武器にいろいろなポジションを踏み台にして要領よく上り詰めたということのようにも見えますが、いずれにしても一度受けいられたポジションとは異なることをやろうとしたときの摩擦が大変だったことはよくわかりました。ボブ・ディラン=プロテスト・シンガーという固定観念を元に、マスコミはしょうもない質問を執拗に浴びせ、コンサートでは観客の多くがブーイングを浴びせ、ディランは反発したりまぜっかえしたり苛立ったり落ち込んだり・・・という話は何度となく耳にしたことがあるものですが、映像と音を目の当たりにすると、そのような状況が非常に生々しく伝わってきて、印象深いものがありました。
一方、ライブ映像もまた、ボブ・ディランがどのようなパフォーマーであったかをこれまた生々しく伝えてくれていると思います。特にボブ・ディランのファンというわけではない私には、これまでボブ・ディランの魅力というのが今ひとつよくわからなかったのだけど、このDVDのライブ映像は声そのもの、唄そのものに魅力が感じられて、「ああ、なるほど」と思わせるものがありました。個人的にはMr.Tambourine manの弾き語りが良かったですね。
なお、アマゾンでは古い版(¥4,399)と新しい版(¥2,625)が両方売られていて、bob dylanで検索すると前者の方が先に出てくるのでご注意。

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