月別アーカイブ: 2010年1月

ほうれん草と豚肉の水炊き


特段の用事もなくのんびり過ごした土曜日、せっかくなので自炊しなくては、と思いつつ、なんだかだらだら過ごしたせいか、面倒なものは作りたくない気分。

で、思いついたのがほうれん草と豚肉の水炊き。

昔々、母親がテレビだかラジオだかで、原節子がよく作っている料理とやらで紹介されたのを聞きつけて作るようになったのだとか。ミーハーな母親ですが、作るのが簡単なこともあってか、子供の頃からよく食卓に上りました。

というわけで、作ってみました。
レシピ(というほどのものではないけど)はこちらを参照。もやしを入れるというのが私としては少々新鮮ですが、いずれにしても超簡単な料理であることに変わりはありません。

材料はありふれたものばかりなので、すべて近所のスーパーで調達。
ただ、このスーパー、ちょっと変わったものも揃えているのでなかなか楽しいです。

「冬季限定 ちぢみ ほうれん草」とのこと。確かに普通のほうれん草とは形が違います。表面にちりちりした細かい凹凸のある幅広の丸っこい形の葉が、根っこから外側に広がるような形でついてるんですよね。味は普通のほうれん草とそんなに違うとは思わなかったけど。


大阪のローカル商品らしい「旭ポンズ」。「完全味つけ」「喰べてびっくり旭ポンズ」などのコピーがレトロな雰囲気を醸し出します。上側に何とも言えない書体で料理の名前が列挙してあるのも泥臭くて良いです。すだち、ゆこう、ゆずの天然果汁ベースに作ったというポン酢は、今は他からもいろいろ出てますが、子供の頃札幌地方で出回ってたポン酢はこんなに美味しいものではなかったように記憶してます(子供の頃はポン酢が嫌いだった)。


ボサノヴァ弾き語りもぼちぼち再開

ボサノヴァ弾き語りについては、年明け早々に”Ah! se eu pudesse”をアップするなど、英語やらスポーツやら料理やらに比べるとまだしも細々と続けていた方ではあるのですが、あまりにも細々とだと、どんどん腕がなまるわせっかく覚えたレパートリーは忘れるわで、やはりもう少しまじめに取り組まねばならんと思う今日この頃です。

・・・というほどの話でもないのですが、今日は特に用事もなくのんびりと過ごせたので、ちょびっとだけ新しいレパートリーにチャレンジしてみました。歌詞はこれから覚えなくてはなりませんが(これが一番時間がかかる)、一応は知っている曲をコード見ながらメロディを鼻歌で追うのは、割と短時間でできるようになってきた気がします。まがりなりにも十数曲レパートリーが出来ると、だんだんそのあたりが慣れてきたということなのかな。

何はともあれ、これをとっかかりに今年も音楽をいっぱい楽しめたらいいな。


Olle Eksell in Motion

以前紹介したおてんばルル、土曜日の夜11時頃にtokyo mxテレビでやっていたのですが、その後もその時間帯には海外のアニメ~それも、ルルと同様のちょっとマイナーでお洒落な感じの短篇もの~をやっていたようです。あまりちゃんと見ていなかったけど。

で、今やってるのがOlle Eksell in Motionというやつ。
オーレ・エクセルというと、オーレ・エクセル Swedish Graphic Designerという本を持っています。1930年代末から80年代まで半世紀にわたって活躍したスウェーデンのグラフィックデザイナーとのことですが、50~60年代の作品が多数収録されていて、これが個人的にはとてもツボなんですよねー。
テレビの方は先週初めて見ましたが、本の表紙にもなっている1939年のプライベート作品群を使ってアニメを作ってみました、という感じの作品でした。

で、ネットを漁ってみたら、おてんばルルからOlle Eksell in Motionまで、コキーヌ・プロジェクトなるものの一環として行われているようです。プロジェクトの説明を見ると、

これからも永く語り継がれていくキャラクターを独自のアンテナを張り巡らせて世界中から発掘し、アニメーション化を中心に様々な形で新しいムーブメントを起こしていくプロジェクトです。

とのこと。なるほどね。

あまり普段テレビを見る習慣がないのだけど、こういうのならちょっと見てもいいかな、と思ったり。


英語とスポーツジム通い再開ッ!

昨年後半、特に10月以降は、それまで取り組んできたもろもろのことをすっかりさぼってしまっていました。英語、スポーツジム通い、ギター、料理、オーディオ・・・。

年が明けてまもなく一ヶ月。さすがにこれではいけないと思い始め、少しずつ取り組みを再開しようとしている今日この頃。

■英語
森沢洋介氏の最新刊「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」を始めました。これまでの音読パッケージと少しやり方が変わっているようで、最初にまず全体を通して音声だけを聞いて、これ以上聞き取れないところまで来たら、本を見てどれだけ聞き取れているか確認するというプロセスが音読の前に入りました。ある意味、究極の英語学習法K/H Systemのやり方を簡略化したような方法ですが、音読パッケージにリスニングの効果も求めるのなら、新しいやり方の方がベターのような気がします。やはり最初に文字を読んでしまうと、何とかして耳で聞き取ってやろうという気合いが薄れてしまうと思うし。
というわけで、毎日通勤電車でひたすら聞いてます。まだ本文は読んでません。

■スポーツジム通い
今月半ばに体重を計ったら、ベストと思われる体重の範囲を3キロほどオーバー。おなかの上の脂肪の厚みも目に見えて厚くなってきたので、これは今なんとかしないとやばいと思い、久々にスポーツジム通いを再開しました。メニューはマシンの筋トレを一通りに山登りマシンを30分。今日まで5回通い、1.5キロくらい体重が落ちました。年度末までには元の体重に戻すのが目標です。


デフレ脱却の動き(その1)~【必読】デフレと円高の何が「悪」か(上念司著、光文社新書)

山形浩生氏が翻訳したポール・クルーグマンの「日本がはまった罠」を目にして十数年が経過。
その間、この論文が示した認識とそれに基づいた処方箋は、日本ではほとんど実行されることなく、日本経済は低迷・凋落の一途をたどってきたのではないかと思います。
しかし、一方でこの論文が示した考えは徐々に徐々に賛同者を増やし、理論武装も強化されてきたこともまた事実だったかと思います。

そして今、勝間和代氏のような世間一般にネームバリューがあり影響力の大きい人までがこのような方向の主張を始め、twitterで反デフレ署名運動を行って(もちろん私も署名というかフォローしました)菅直人氏に対してプレゼンまで行い、それを受けてデフレ問題が急激に脚光を浴びるに至りました。

あとは、この方向で施策が実施されることを祈るばかりですが、そのためにはこの考え方がもっともっと幅広く支持される必要があるのだろうなと思います。

そんな中、勝間氏の仕事上のパートナーであり、上記署名サイトの管理人を務められた上念司氏が、このたびデフレと円高の何が「悪」か を出版されました(勝間氏ブログでの関連エントリー)。
今日ざっと読みました。で、感想。

このエントリーを読んだ方、
後生だからこの本読んでください。
読んだ後、賛成するもしないも(言うまでもなく)勝手ですが、
とにかく読んでください。

勝間氏といえば、最近香山リカ氏と論争していたり、まぁ万人受けするタイプではないよなとは思います。私も自分の価値観や生き方とはずいぶん違うなと思う面も多々あります(賛同できる点も多々あります)。
が、ここはそんなことはどうでもよくって、小異を捨てて大同につくという考えが重要だと思い、日頃のスタンス~自分が面白いと思ったモノ・コトを、読んだ方で関心があればどうぞ、くらいのスタンスで紹介してるつもり~をかなぐり捨てて推薦する次第です。