月別アーカイブ: 2010年6月

新曲「避雷針」アップ。


月と桃」以来、2年ぶりに曲を作りました。
って、「月と桃」のときのエントリー見たら、

オリジナル曲をアップするのは3年ぶりです。

とか書いてある。さぼりにもほどがありますね。

それはともかく、先日のライブに誘われた時、良いきっかけだと思って曲を書くことを決意。ゴールデンウィークのうち2日ほど自らを缶詰にし、曲作りに取り組みました。で、できあがった2曲のうちの一つがこの「避雷針」です。もちろんライブでは演りました。

歌詞のアイディアは去年の1月くらいに思いついたんだったと思います。ちょっと季節はずれになってしまいましたが、この蒸し暑い日々にちょっと涼しさを感じてもらうのに役立てば・・・(役立たないって)。

よかったら聞いてやってください。

「避雷針」

黒い枝
風が揺さぶる
霜柱
土を引き裂く

 一月は
 もうすぐ
 終わるけれど

  寒い冬
  かじかんだ
  こころ

白い息
朝日に光る
避雷針
空を突き刺す

 ひび割れた
 唇
 吐息さえも

  乾く道
  こごえてる
  ひとり

【2010.6.15追記】
あるフレーズの音を間違えて覚えていたところがあったので録り直しました。


手抜きフェジョアーダ

先日ライブをやったエスペトブラジル@大塚では、出演者にまかないが出ると聞き、楽しみにしていました。
で、演奏後に席に戻ったら、そこにはフェジョアーダが!
ビール呑みながらガツガツと鬼のような勢いで喰いました。
40分演奏し続けてかなりばてばてだった私には、旱天の慈雨という感じでしたね。

ということで、なんだかフェジョアーダ作ってみました。
今まで作った中で一番手抜きです。
材料をスロークッカーに入れて一晩加熱するだけ。
ニンニクやタマネギや肉類を炒めたりとか、豆を水につけるとか一切してません。
豆が水を吸うので、時々お湯を加える必要はありましたが。

でも、思ったよりはまともな味がしているように思います。

・・・まぁ、次回はどうしようかな。本来の作り方にもどるような気もしますが。


ライブレポート三連発(粋曲ライブ、中央線BOSSA、アマデュオス活動三周年記念ライブ)

 6/10のライブの準備でここしばらく頭がいっぱいで、ブログのエントリーも月一ペースというサボリの極みのような状況になってしまっておりましたが、その間の出来事で通常ならレポートしているはずのネタを蔵出ししたいと思います。
 てなわけで、まずはライブレポートを三連発(「まずは」って、後が続かない可能性も大なのだけど)。一月前のことになると細かいことは忘れかかってますが、乞うご容赦。

柳家小春さん 粋曲 ライブ(5/2)
 yojik&wandaのライブで何度も遊びに行っている祖師ヶ谷大蔵のムリウイに行ってきました。もちろんお目当てはハンバーガーです(違)。
 小春さんはボサノヴァ弾き語りもやる人で、そっとナイト@だあしゑんかで何度かお会いしているのですが、今回は三味線による新内や江戸の流行歌の弾き唄い。なんですが、ゲストがトンチさん (steelpan、歌)と堀田壮一郎さん(per.effect)ということで、一体どんな異種格闘技になるのか興味津々でしたが、これが実に得も言われぬ感じで面白い! 同様の異種格闘技を行っている円盤月例企画「小春二人会」にもそのうち行ってみたいと思いました。

■中央線BOSSA~日本語ボサノヴァ~(5/9)
 南武線にとことこ揺られ、国立の「音楽茶屋 奏」というお店に行ってきました。
宅朱美さん(ヴォーカル)&加藤崇之さん(ギター)
 宅さんの歌はちょっとダークで大人のスタイル。加藤さんのギターは当意即妙で自由自在という感じ。ジャジーな香りが魅力的な演奏でした。 
杉山茂生さん(ギター弾き語り)
 脚を怪我されたようで松葉杖姿で登場。本職はジャズベースとのことですが、今回はギターでボサノヴァ弾き語り。達者なギターと力強さを感じさせる歌。
柳家小春さん(ギター弾き語り)
 今回は日本語ボサノヴァ弾き語り。三味線弾き唄いとは全然違った感じですが、やはり小春さんならではの世界というか持ち味があります。
OTTさん(ギター弾き語り)
 そっとナイト@だあしゑんかでいつもお世話になっている真打ち日本語ボサノヴァ。いつもはそっとナイトで数曲ずつ聞かせていただいてましたが、ライブという形でまとまって聞くのは初めてかも。いつもながら原曲の持ち味が活きている独特の世界が粋で心地よいです。

アマデュオス活動三周年記念ライブ(5/24)
 アマデュオスはKaokiさんとMoraさんのギターインストデュオ。お二人ともそっとナイト@だあしゑんかで何度かお会いしています。今回は活動三周年記念ということで、曙橋のバックインタウンというライブハウスに行ってきました。始めて行くお店でしたが、入ってその大きさにびっくり。80人以上は入るんじゃないでしょうか。なんか圧倒されつつ指定席についたら、おとなりがケニーさん&レイチェルさん
 デュオでの演奏は優しくしっとりした雰囲気。ゲストのベースとドラムが加わるとリズミカルで生き生きした感じ、と変化のある構成で気持ちよく楽しませていただきました。あと、MoraさんのMCがノリノリでこれまた楽しい。ゲストの若者も心ゆくまでいじられておりました(笑)。
 なお、昨年10月に出されたファーストアルバム”Sounds In Sound”をゲットしましたが、全曲オリジナルでこれまたいい雰囲気。夜とか休日とかののんびり聞くととても良い感じです。
 ライブの詳細はご本人たちによるライブレポートをどうぞ。

・・・さて、昼飯でも喰いに行ってくるか。


【来場御礼】「”そっとナイト” in エスペトブラジル」無事終了!


(撮影:レイチェルさん)

以前ご案内していた「”そっとナイト” in エスペトブラジル」が昨日行われました。

エスペトブラジルは大塚にあるライブハウス&ブラジル料理レストラン。
mixiのボサノヴァ系イベントの会場などで使われているのを目にしていたので、名前は知っていましたが、訪れるのは初めてでした。

今回は、そっとナイトなどでご一緒させていただいているケニーさんレイチェルさんOTTさんの企画にお誘いいただきました。いろいろお世話になり、本当にありがとうございました>各位

が、何しろまだライブは去年8月に一度しかやったことのない私。
正直なところプレッシャーも感じていましたが、こんな風にお誘いいただくのも初めての話で、せっかくの機会なので良いチャンスだと思って全力投球しようと思い、準備をしてきました。

で、ライブですが。
トップバッターはケニーさん&レイチェルさんのデュオ”as praias desertas“。
それぞれのソロ+デュオ演奏という構成で、変化に富んだ内容と安定感のある演奏は、いつもながら安心して気持ちよく楽しめます。
ラストの”as praias desertas”が、ユニット名に採用しているだけあって、思い入れも感じられてとてもよかったです。やはり好きなものをやるのが一番ですよね。
二番手は私。初ライブは16曲やって40分もたなかったので、今回は各曲2コーラスずつやることにしたのですが(曲数は12曲)、ちょっと時間超過気味になってしまいました。このあたりはまだ不慣れで・・・。
トリはOTTさん。日本語ボサノヴァ、いつもながら個性的でいいですよね~。ボサノヴァじゃないけど、ヴィラ・ロボスの鉄道の曲が特によかったなぁ(リンクの先は大糸線バージョン)。
最後は4人全員でChega de saudadeを演奏しました。

今回は、とにかく無我夢中でやり遂げたという感じで、何となく一山越えたというような感覚はおぼろげながらあるのだけど、演奏内容がどうだったかがあまりよくわからなかったんですよね。
でも、終わった後、お客さんといろいろ話して、なんか演ってよかったなぁという気持ちがじんわりしみじみとしました。

あと、お店の気取りのない雰囲気が良かったし、料理や酒もブラジルの雰囲気がたっぷりという感じで楽しめました(最後に呑んだ強い酒のせいか今頭痛が・・・)。

平日にわざわざお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

・・・燃え尽き気味で脳が死んでいるので、とりあえずこのくらいで。
また気づいたこと・思い出したことがあったら、逐次アップします。

【heliの曲目リスト】
1. ハイビスカス(heli)
2. Samba de uma nota so(ジョビン&メンドンサ)
3. Desafinado(ジョビン&メンドンサ)
4. Discussao(ジョビン&メンドンサ)
5. 避雷針(heli、新曲)
6. Lobo bobo(リラ&ボスコリ)
7. Voce e eu(リラ&ヴィニシウス)
8. 花の名前(heli、新曲)
9. Ah! se eu pudesse(メネスカル&ボスコリ)
10. Vagamente(メネスカル&ボスコリ)
11. 月と桃(heli&あのまりあ)
12. Meditacao(ジョビン&メンドンサ)