月別アーカイブ: 2012年5月

最近そんなにCD買ってなかったっけ?

昨日、Amazonマーケットプレイスで注文していたジョルジ・ベン「サンバ・エスケーマ・ノーヴォ」の中古盤が届きました。マシュ・ケ・ナダのオリジナル版が入っているということで買ったのですが、洗練されたボサノヴァの枠には収まらない曲と唄と演奏だなというのが第一印象。・・・といってもまだ一回しか聞いてないので、あまりはっきりしたことが言えないのですが。

これだけだとブログの記事としてもいくらなんでも書いていて物足りないので、ここ一ヶ月くらいの間に買ったCDを列挙して寸評を加えようかと思ったのですが、アマゾンの注文履歴を見たら、なんと今回のジョルジ・ベンが今年度(4月以降)初めて買ったCDであることが判明。えーーー。いや、アマゾンでポチして積ん読(聴)というのはよくないと思って、少し自重しているつもりにはなってましたが、そこまでぜんぜん買っていなかったというのは予想外でした。うーむ。

すこし振り返ってみたら、最近は音楽を聴く量が減ってることに気づきました。
朝はブログ書いたり(笑)、打ち込みやったり。夜は主にギターの練習。
だらだらしている時間は決して少なくないのだけど、ネットをだらだら見ていることが多くて、あまり音楽を聴いてなかったかも。

これではいかん!というわけでもありませんが、別に新しいCDを買わずとも、すでに持っているものでいいから、もう少し音楽を聴く時間を増やそうかなと思いました。


ゆとり

今日はキーボードを持ち歩いていません。

歌詞を書き、曲を作り、ギター(たまにはピアノ)を弾きながら歌う。
なんか、これだけでも自分が満足できるような形でやり続けるには一杯一杯な気がし始めています。
少し気弱になっているかもしれませんが。

ものを創るには肥やしが必要で、
その肥やしは本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたり、
あるいはぼーっとしたりすることで、
ちょっと今までのやり方だとそのような肥やしを仕込む時間が足りない気がする。
いやこれでも普通の仕事人に比べたらずいぶんゆとりがある方だとは思うんですが、
結局、時間にかなりゆとりがないとすぐに辛くなってしまう根性なしの怠け者だということなんでありましょう。困ったもんだけど、仕方がない。

というわけで、今朝はぼーっとしてます。


“Pillows & Prayers” DVD

Everything but the girlの“On my mind”のビデオクリップがYouTubeにあるらしいことを知り、早速見に行きました。このビデオクリップ、チェリーレッドから出ている“Pillows & Prayers”という、いにしえのコンピレーションアルバムと同名のDVDに収録されているもののようです。

この曲、最初にトレーシー・ソーンの「遠い渚」日本盤のA面ラストに(確かボーナストラックとして)入っていたのを聞いたときは、なんだかベン・ワットの声が情けなさすぎのぼんやりとしたよくわかんない曲という印象しかなかったのだけど、このなんともやり場のない鬱々たる気分(と暇)を持てあましているような索漠とした気分の映像と組み合わさると、なんだか良いですね。
この頃ベン・ワットが使っていたギターはグレッチのクリッパーというモデルだと聞いていましたが、実物を見るのは初めて。グレッチというとカントリー的にデコレートされたゴージャスなギターというイメージがなんとなくあるけど、このギターは装飾らしい装飾もなくピックアップも1個の質素なモデルのようです。ここに説明があるけど「ホワイト・ファルコンがキャデラックだとしたら、クリッパーはカローラ」とか書いてあって笑ってしまいました。


「ハーブ&ドロシー」

ハーブ&ドロシー」という、ニューヨークの市井の現代美術コレクター夫婦に関するドキュメンタリー映画を見ました。ハーブ&ドロシーというのは夫婦の名前です。夫(ハーブ)は郵便局員、妻(ドロシー)は公務員で、ありふれたアパートに住んでいる特段裕福なわけでもないのに、どうしてトラック5台分もの現代美術のコレクションをなしえたのかというのが中心的テーマの一つなわけですが。

現代美術についてときどき感じていたこと(現代美術に限った話じゃないけど)。
作品を創っているときには無数の選択肢があって、その一つ一つをジャッジし決断を下さなくてはならないわけだけど、「これでいいのだ」とどのくらいの強さで思っているもんなんだろうと思ってました。アーティストが自らの作品について語るのを見るとき、とても強い自信に裏打ちされた主張力のようなものを感じることが多いのだけど、その自信はどこからくるのかな、と(ビジネスとしての必要性は当然あるわけだろうけど、それを差し引くとどうなのか)。

この映画には、ハーブ&ドロシーとアーティストとのやりとりがたくさん出てくるのだけど、そこで垣間見られるアーティストの表情は、思いのほか柔軟なものでした。もちろんアーティストは自分の考えを主張はするのだけど、一方でハーブ&ドロシーも同じくらい自分の(少なからずアーティストとは異なる)考えを主張する。アーティスト側はどうかというと、反発するでもなく(苦笑くらいはするにしても)耳を傾ける。時にはスケッチブックに書いた一連の作品(スケッチ?試作?)をスケッチブックから外してばらばらにしてみたり。
興味を持ったアーティストの作品を全部見る、という姿勢に象徴される、ハーブ&ドロシーの作品やアーティストに対する愛情・好意がアーティストに伝わるから、アーティストも鎧を脱ぐということなのかもしれないけど、完成品として堅固な姿になる前の、別な形にもなりえた可能性を感じさせる、柔らかく肥沃な土壌のようなものを感じました。そこは、普段はアーティストが独りのたうち回る泥沼なのかもしれないけど、ハーブ&ドロシーが一緒にいるとそれはどろんこ遊びのようなものになるのかもしれないな、などと思ったり。


KONTAKT 5 PLAYERお試し

モバイルなDTM環境を試していますが、ソフト音源をどうしようかやや悩み中。
korg legacy collectionにもM1とかいろいろ入ってるけど、もうちょっと今っぽいリアルなものを使いたいような気がする。けど、そういうやつってたいていすごく重くて容量も大きいので、MacBook Airの120GBのSSDにはちょっときつい。お金もあんまりかけたくない。
ということで見繕ったのがKONTAKT 5 PLAYER
。なんと無料。音色はかなりベーシックなものに絞り込まれているようですが、どうせフルセットのKONTAKT 5なんてでかくて高くて入れられやし、味付けの材料は他にいくらでもあるのでよいかな、と。

というわけで、これからマニュアル片手にあれこれ試してみます。