月別アーカイブ: 2014年9月

さんま!

今年は天候不順のせいか野菜も魚も高いですよねー。

・・・と思いつつ、週末に近所のスーパーに行ったら、北海道産の生さんまが一匹100円!

マルチグリラーの焼き魚マシンとしての真価が試される時が来ました。
結果は↓。いやーうまい! この皮がぱりっとした感じ、今はなきスーヴニールを思い出します。あと、煙や臭いがほとんどしないのは本当にありがたい。これまではどんなに換気扇回しても台所の空気が白くなったからなー。
尾頭付きで焼けるのも○(焼き網に斜めに載せる必要はあるけど)。これまで使ってきた炉ばた大将では尾頭付きだと乗っからなかったんで。
というわけで、さんまが旬の季節は大いに楽しめそうです。
140922sanma


「ギター・マガジン・ピックアップブック」

「ギター・マガジン・ピックアップブック」というムック本を古本で入手しました。
2003年発行という、やや古い本ですが、ピックアップ94機種(ハムバッキング50機種、シングルコイル44機種)の音をCDで聞けるというのが売り。
ということで聞いてみましたが・・・。うー。予想通り94機種も聞くとわけわかんねー。香水を選ぶとき一度に試すのは3種類までとか言われるらしいけど、そんな感じ。
まあそれでも、ハムバッキングとシングルコイルの音の違いはよくわかりましたよ(そんなもん94機種も聞かなくたってわかるって?まあそうなんだけど・・・)。
あと、やはりシングルコイルの中でもフェンダー系とP-90系は全然違いますね(そんなもん・・・以下略)。
逆に言うと、ハムバッキング同士、シングルコイル同士では、確かに音は一つ一つ違うんだけど、これじゃなきゃだめ!みたいな感じはあまりなかったかも。
何はともあれ、自分が好きなのはP-90系だということを再確認。ハムバッキングとシングルコイルのどっちが好きかと言われたら前者なんだけど、もうちょっと高音にひと伸び欲しいなということでP-90、という感じ。

ちなみに、ハムバッキングとシングルコイルがそれぞれCD1枚に収められているんだけど、両者のフレーズが違うんですよね。冒頭のクリーントーンは、前者が白玉系のじゃらーんという弾き方、後者はファンクっぽく低音弦の単音リフの後に高音弦ハイポジションで16分音符のストラミング。まあ実際の使い方はこうだと言われればそうかもしれないけど、比較はしづらい。


肺がん

どこからか「病院がなくなっても幸せに暮らせる! 夕張市のドクターが説く、”医療崩壊”のススメ」という記事のリンクが流れてきたので読んでみました。

いろいろ思うところがあって、たとえば、胃ろうで意識もなく10年間寝たきりとかはいやだな、とか。なので尊厳死宣言するつもり。といいつつ怠け者なのでまだやってないけど。

あと、肺がんでなくなったおばあさんの話が出てきます。
診療所で肺に陰が見えたので、札幌に行って検査したら肺がんだったと。で、そのまま夕張に帰ってきて治療しないまま亡くなったと。

私の父は非小細胞肺がんで亡くなっています。
時期はうろおぼえですが、確か1月頃に検診で肺に異常が見つかり入院。抗がん剤治療したものの、気管支の最初の分岐の部分まで腫瘍がせり上がっていて、これがふさがると窒息してしまうというので7月に手術。直後はよくなったものの、あっというまに転移やら何やらが進行し、8月上旬の夜に心臓がばったり止まる。

・・・で、もし自分が同じ立場だったらどうするか。
父の肺がんが見つかった時は既にⅢ期でした。
いろいろ見る限り、どの治療法も副作用やコストに見合うほどの効果があるようにも思えず。
なので、治療せず、疼痛だけコントロールすることになるかな。
ただ、肺がん自体が原因で死亡する場合の死に方って、たぶん窒息ですよね。
それも、死の直前だけじゃなくて、一定期間は呼吸が困難なんですよねきっと。
なんか苦しそうだなぁ。そのときは、入院して意識レベルを下げて乗り切るのかな(乗り切るたって生還するわけじゃないけど)。

でも、夕張のおばあさんの話を見ると、どうもそんな感じには見えないんですよね。亡くなる前の日にまんじゅう食ってたそうだし。
どういう状態だったんだろう。

いずれにせよ、

あともうひとつ。終末期医療。残念ながら日本人の死亡率は100%。日本人だけじゃないですけどね。いずれ医療が解決できない問題がやってきます。その時に、しっかりと終末期のイメージを持っているか、持っていないか。家族と話し合っているか、話し合っていないか。地域の人たちとそういう話をしているか、していないか。

は大事なことだと思います。


求道

先日、アーチトップギターについて調べていて、たまたま行き当たったページ。
まだ少ししか読んでいないので、アメリカでギターの先生をやりながら、マルキオーネというギター製作家のもとで働いている人らしいということくらいしかわかってないのだけど。
ギター演奏にせよギター製作せよ、強烈に「求道」のオーラが出ています。
とはいっても、いにしえのスポ根的なくどさは微塵もなく、ユーモアも交えた淡々とした書きぶりなんですが、例えば

ヴァイオリン製作家のライアンは、先日クビになりました。彼は十年以上プロとして製作してきて、とても高い技術を持っていたのですが、メンタルな部分で「普通の製作家」でキャリアが終わるだろう、とスティーヴン(・マルキオーネ)の厳しい判断。僕が横で見ていても、ライアンはスティーヴンの楽器製作に対する狂気の執着心に、いつも押し潰されていました。負けずに跳ね返せない彼に時間を使うのは意味がない、と見切りをつけました。厳しい世界です。

とか淡々と書いてあるわけですよ。まあ、芸術とか職人とかの世界はこういうものかもしれないけど。

翻って、自分はつくづく求道的じゃないよなと思います。
怠け者だとか、物事の優先順位を付けられないとかいった、自らの欠点によるところが99%と思いつつ、残りの1%くらいは、自分のやろうとしていることの方向性にも関係しているような気がしています。

例えば、5年くらい前にボサノヴァに取り組んだときは、私にしては珍しく結構脇目もふらずに取り組んだ方だと思います(求道などとは口が裂けても言えないけど)。
でも、3年くらいたって、アルバムを作り上げた時点で、今まで登ってきたこの梯子を投げ捨てなくてはならないと思ったんですよ。
自分のやりたいことは、この梯子をずっと上り続けることではない、と。

たぶん、同じだけの熱意をもって、ロックやフォークやジャズの梯子を登ってみるべきなんだと思います。同じように途中で投げ捨てることになるんだと思うけど。
少なくともボサノヴァの梯子を登ったことで、間違いなく登る前よりは高い場所に来たはずなので。
でも、もともとロックやフォークやジャズの方をボサノヴァよりも先に聞いていたにもかかわらず、なぜボサノヴァの梯子を登ることになったかというと、ロックやフォークやジャズの梯子をうまく登れなかったからなんですよね。
今なら前よりもうまく登れるんだろうか。

何を言いたいんだかよくわからなくなってきたところで、唐突に終わり。


【10/5】日本語ボサノヴァ三国志V@祖師ヶ谷大蔵カフェ・ムリウイ

暮らしの音楽ライブが終わって一ヶ月もたたないうちに、早くも次のライブだーー!!!

というわけで、5回目を迎える「日本語ボサノヴァ三国志」とはいったい何か?実は演ってる側もわかっていないのです。少なくともメンバーの3人が同じ見解を持っている保証はどこにもありません。でも、ユニークで面白くてことは保証しますし、時に大きな感動に打ち震えることがあるかもしれません(本気)。是非「日本語ボサノヴァ三国志」の何たるかを体感しに来て下さい!
■日本語ボサノヴァ三国志V
日時:10/5(日)18:30~
出演:東輝美(歌、ギター)、OTT(歌、ギター)、heli (歌、ギター)
Music Charge 投げ銭
場所:カフェ・ムリウイ(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)

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