月別アーカイブ: 2016年9月

「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」

何やらシャッグスの本があると聞きつけてネットを探したら見つかったのが「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」。
アマゾンには中古しかなかったけど、発行元のmapのページを見たら在庫はまだあるようでストアページで直接注文できるらしい。
ということで、速攻で注文。代金の振り込みをぐずぐずしていたら、なんと商品が先に届いてしまって焦りました。

イントロダクションにこんなことが書いてあります。

でも、ケージが自らの精神機能をきちんと統制していたことに疑いを挟む者はいない。そう、ケージの反逆は、意識的なものだったのだ。ケージの『偶然性の音楽』が理論上どんなにでたらめだったとしても、作品は常に制御されていた。
しかし、“意図せずに反逆してしまった人たち”ーーーケージと違い、自分の芸術に対する明確な自覚なしにやってしまったミュージシャンが、実は数え切れないくらいたくさんいる。

で、本編にはそういう無自覚な「天然の」皆様が次々と登場するわけですが、シャッグスは何とトップバッターかい!

シャッグスが何かについては、ウィキペディアなどを参照してください。
私が最初にシャッグスのことを知ったのは、NIFTYのMIDIフォーラムでした。ライブラリに、確かMy Cutieか何かがアップされていたように記憶していますが、なんだか記憶の片隅に引っかかったまま数年が経過した後、CDを見つけて買ってしまったのが運の尽き。
な・ん・じゃ・こ・れ!
■世間では評価が高いらしいMy pal foot foot。アニメがかわいい。

■最初に買ったアルバムの2曲目My Companion。1曲目のI’m so happy when you’re nearは冒頭のコードが(チューニングは著しく狂っているものの)一応Em、C、Gだということはわかるのだけど、My Companionは何のコードを弾こうとしているのかさっぱりわからん。

■ちなみにI’m so happy when you’re nearはドラムのフィルの入り方が素晴らしいです。

「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」を読み(実はあと数十ページ残っている)、紹介された方々の音源を集めた同名のコンピをiTunesで試聴して感じたのは、天然物なだけに「魅力」があるかどうかはほんとピンキリだなということ。
で、「魅力」という点では、やはりシャッグズはすごいというか、伊達に40年生き残っていないなということ。他のみなさまの音源は間違いなくすごい(ひどい)けど、シャッグスをしのぐ魅力があるかというと、どうでしょうか。何となく言葉がわからないということも大きいような気もするけど。

ちなみに、あとがきを書いた本書の発行者にして編集・DTPを手がけた小田晶房という名前に何となく見覚えがあるなと思って調べたら。。。
何とyojikとwandaのフィロカリアを出したcompare notesの人だった・・・。なんか最近こういう不思議なつながりが多いような。

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ARMADAライブ@渋谷Last Waltz

何度かライブを観に行った森たまきさんが久々にライブをやるというので(自分のブログを見返してみたら3年半ぶりだった)、渋谷のLast Waltzというライブハウスに観に行ってきました。
今までみたライブはソロ名義だけど、今回は浜崎ヒロトキさんとのデュオ「ARMADA」名義。

ライブ案内には「ともにソングライターである森たまきと浜崎ヒロトキが、データの交換をしながら楽曲制作を行う」と書いてありましたが、曲もサウンドも唄もかっこよくて素晴らしかったです。
思い起こすと、前回もステージ上には同じ二人がいたような気がします。ただ前回はたまきさんのソロ名義だったので、歌と演奏&機材操作というふうに比較的役割分担がされていたように記憶しているのだけど、今回は役割分担がかなりフィフティフィフティというか、二人とも唄もマシン操作もキーボードもギター(!)も、あれこれいろんなことをやっているのがとてもいい感じ。そもそも昔々私が末席を汚していた音楽配信サイトNEXTMUSICでのたまきさんは、歌も作詞作曲もアレンジもトラック制作も何から何まで全部一人でやって素晴らしい音楽を作る凄い人だったわけなので、今回のような形態の方が自然なのかなと思いました。

ちなみに今回は「電気音楽会」という企画で、対バンも皆エレクトロニックでデジタルな感じの音楽(トリの村上ユカさんは生ピアノ+電気という感じでしたが)。ふだんは人力でアコースティックな音楽ばかりやっている私ですが、こういうのを見聞きするとエレクトロニックでデジタルな音楽もやってみたいなぁという憧れのようなものを感じたりします。人力アコ音楽も満足にやれていないのに目移りしている場合ではないだろうと叱咤の声がどこからか飛んできそうですが・・・。

好きな音源など一つ。

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にしん漬け

子供の頃、母親がよくにしん漬けを漬けていました。
にしん漬けというのは、北海道ではポピュラーな漬物で、メインの材料は一辺3センチ程度のにしん、でっかく乱切りにした大根、これまたでっかく切ったキャベツ、千切りのにんじんなど。にしんと麹の風味が独特で、薄味の野菜をバリバリたくさん食べる漬物でした。秋口につけ込み、冬の間に食べる保存食という性格もあったかと思います。
生まれ育った古い家には台所が二つありました。古い方の台所はほとんど使われておらず、冬には暖房が入っていなかったので常時氷点下になるかならないかの状態だったのですが、これが漬物を置いておくのに最適の環境だったんですよね。あの凍る寸前のにしん漬けは本当に美味かった。

そのうち母親も面倒になったのか、にしん漬けを漬けることもなくなり、その後は北海道との縁も切れて、ずいぶん長い間にしん漬けを口にすることはありませんでした。
そんなわけで、なぜ最近になって急ににしん漬けのことを思い出したのかわかりません。ジンギスカン(羊肉)とか甘くないとうきびとか、昔慣れ親しんだ食材を通販で取り寄せるうちに、ふと思い出したということだったのかな。

ネットで検索して見つけたのは、留萌の丸夕 田中青果という漬物屋でした。
「やん衆にしん漬」という商品が何とアマゾンで手に入ることがわかり、早速ゲット。
食べてみましたが、まぎれもなくにしん漬けの味がして感動しました。子供の頃に食べた自家製のにしん漬けの味の記憶とは違うけど。漬物みたいな発酵食品が同じ味ってことはまずないですよね。

ただ、産直にありがちなことですが、2100円の商品で送料が980円は痛い。
都内で扱っていたりしないかなぁと思ってウェブサイトを見ていたら、何やら秋に全国各地のデパートで行われる北海道物産展に参加している模様。
催事のコーナーに日時と場所のリストが載っているので、興味のある方はどうぞ。とりあえず10月中くらいはどこかここかで手に入りそうです。

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名古屋と京都でyojikとwandaを見てきた。

というわけで先週末の3連休はyojikとwandaのライブを見に、名古屋と大阪に行ってきました。

土曜日の昼間は普通に過ごし、夕方の5時頃に出発。これで8時スタートの名古屋のライブに余裕で間に合ってしまうのだから、新幹線は便利。

会場のブラジルコーヒー(Twitter)のある金山駅の構内で、藤田屋のあんまきと餅文総本店のういろうを買う。
藤田屋はこの日に金山駅構内に店を出していること及び餅文総本店はキヨスクで扱っているを事前に調査した上での計画的な犯行。

ライブ「金山ブラジルコーヒー45周年祭 和の階」。トップバッターは「ばけばけばー」というとんがっていてねじくれたロックバンド。基本的にこういう感じは好きなのだけど、押し寄せる高齢のためか耳の最大許容入力が劣化していることを痛感する。辛いのぉ。
二番手はなごみハイツ。大勢の人数で奏でる多様な音楽。そういえば以前に三鷹おんがくのじかんで一度見たことがあることが思い出される。最後の「ナツコ宇宙寄生虫」は聞き覚えがあった。
ラストはyojikとwanda。去年の10月もここで一度見てるけど、なぜ名古屋ではいつもこんなにテンションがぶっちぎれているのだろうか。名古屋以外でのライブとは全然違う。こんなライブが見られて名古屋のお客さんはラッキーだなと思う。いや、名古屋のお客さんが発する何かがyojikとwandaをしてかくの如く昂揚せしめているのかもしれんけど。

次の日は京都。ねむたい目レコード企画の「Silent Secret~しずかなひみつ~」。会場の喫茶ナイショはナチュラルサイクルという自転車屋の奥にある。というか、ライブ会場はどちらかというと手前の自転車屋側のような気もするのだけど、どこからがどちらなどといったことはどうも重要ではなさそう。とにかく今まで見た中でもかなりユニークなライブ会場であることは確か。さすが京都。
前半はmmmさんというギター弾き語りの女性。ヴァシュティ・バニヤンやリンダ・パーハックスを彷彿とするような歌と音楽。このライブは完全生音ということで、静謐な感じが一層強く感じられたということもあったかもしれないけど。あとで物販のところを見たら、以前にこれまた三鷹おんがくのじかんで見たアニス&ラカンカの一人であることが判明。なんだかいろいろつながっているんだなぁ。。。
後半はyojikとwanda。完全生音ということもあって、前日の名古屋とは客の反応も含めて全く対照的な感じ。とはいえ、午前五時みたい曲はしっかりグルーブが感じられたし(後ろの席の人がどかどか足を踏んでいるのが伝わって来たり)、ぐっと盛り上げるところではyojikさんの声はすごい浸透力がある。

ちなみに今回は、8月にyojikとwandaがナツ三部作をアップ後、最初のライブということになります。
作品そのものはフリーダウンロードで、ジャケットデザインもすごく力が入っていて、大丈夫かと心配になるほどです。
ポップなナツ、ゴージャスな夜は終わらない、一言で形容するのは難しいけどただただ素晴らしい午前5時と、3曲ともとても充実した内容なので、まだ聞いていない人は是非聞くことをお勧めします(ダウンロードはこちらから)。

最終日はいろいろ作業。
一年前に「青空のかたち」を出した後、なんだか何もやる気が起きない状態が続いているのですが、今回の旅行は、強い熱意をもってやりたいこと(音楽活動)に取り組むってどういうことなのかを(少し)思い出させてくれました。押し寄せる高齢のため(くどい)体力的にはなかなかきつかったけど、意味のある3日間だったのではないかなと。

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YouTubeの行き届いた著作権管理

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昨日の朝にYouTubeにアップしたジョニ・ミッチェルの曲Little Greenの弾き語り動画ですが、夜に様子を見に行ったら、なんだか管理画面に「著作権保護されたコンテンツが含まれています」との見慣れない文言が。
げげっ??っと思って、編集画面を見に行ったら、こんなことが書いてあります。
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いやいや行き届いてますなYouTube。当然、自動的に巡回して拾い上げているんだろうけど、ずいぶん話の早いことで。
でもそのうち動画の内容に広告価値があるか否かがAIで自動判定されて、広告価値なしと判定された場合は著作権使用料を払わなくてはならない、とかいうことになったらどうしよう。

【追記】ついさきほどYouTubeの「あなたへのおすすめ」に「Pentangle before Pentangle – Folksangere 1967」とかいうのが表示されたので、ほぉと思って観に行ったら、「この動画では著作権で保護された音声トラックが使用されていました。著作権者からの申し立てにより、音声トラックはミュート状態となっています。」だと!
著作権管理行き届きすぎや。

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