アナログプレーヤいじり その10~最低針圧を計ってみる


MJテクニカル・ディスク第3集解説(誠文堂新光社)でいろいろチェックして遊んでいます。

2枚目A面15-16トラックに「針圧調整用信号」というのが入っています。これは、少しずつ(例えば0.1gずつ)針圧を下げながら/上げながらかけてみて、歪み具合をチェックするというものです。音を聞いただけでもわかりますが、オシロスコープを使うとさらにはっきりとわかります。
で、手持ちの針を古いのから新しいのまで片っ端からチェックしてみました。全部グレースの製品です。
面白いなぁと思ったのは、 RS-8RCという20年以上前に買った針です。LEVEL IIというF-8系のカートリッジ用のもので、セラミック・カンチレバーというちょっと珍しい製品です。手持ちの2本をチェックしてみましたが、片方は1.1gまで大丈夫だったのに、もう片方は1.6gかけないと歪みます。さすがに長い年月が経つと個体差が表面化するということなんでしょうか。1.6gの方も、しばらく重めの針圧をかけて使えば、固くなっていたダンパーもそのうち軟化してくれたりしないのかな。
一方、最近買ったものはさすがに成績が良く、いずれも指定針圧より0.3-0.5グラムくらいまでは大丈夫でした。


2 thoughts on “アナログプレーヤいじり その10~最低針圧を計ってみる

  1. king20

    写真一番左の黒い針、自分の持っているグレースのカートリッジ
    モノとよく似ている、今は手元にないけど、当時3本セットで購入
    したモノで、センターキャップ兼ケースに成っていて、クリアー、赤、
    黄色の針でした(確か?)今でも、その場所に行ってレコードを聴く
    時は使います、大事に長が持ち!・・・・(*_*) !
    当時のお金で1万円程でしたか?・・・・20数年前ほど前(‘_’)!

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  2. heli

    >king20さん
    一番左のやつは、クランプの形がF-8用ですね。たぶんグレースの針
    としては日本で一番ポピュラーな形ではなかったかと。
    グレースって、DENON DL-103と一緒で、発売当時はすっごく高価だったものが、物価水準がどんどん上がるなかで価格が(ほとんど)据え置かれたために、いつのまにか割安なものになってしまった、という気がします。

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