元を取る

少し前に読んだウェス・モンゴメリーの伝記に、子供の頃に高いお金を払って買ったギターの元を取ろうと必死に練習して上達した、といったことが書いてありました。

うーむ。自分にはどうもこういう部分が不足しているんですよね。
裕福な家に生まれ育ったわけでもないけれど、ピアノはあったんで、楽器があるのが有り難いという感覚が薄いということなのかな。

教則本とかもそう。
子供の頃はあまり本を読む習慣もなかったけど、大学の頃からはずいぶん読むようになり、本もいっぱい買うようになったんですが、音楽を始めてからは同じ調子で教則本もあれこれ買うようになったんですね。
でも、教則本は基本的に繰り返し練習して習得するためのものだから、普通の本を読むようなペースで読了しても仕方がないわけで、そんなものを普通の本と同じようなペースで買い続けたら、ひどい積ん読状態(「読」じゃないけど)になるのは当然の話。
でも、ついつい買ってしまう。アマゾンとかが出来てからは、この傾向はますますひどくなったような。

まあ、おかげで良い教則本はいっぱい手元にあるので(良くないのもあるけど)、あとは自分次第、やる気さえ出せばいろんなことができるようになるでしょう。
でも、そんなにあれこれやる時間はないんですよね。良い曲を作ったり、弾き語りの練習をするだけで、もういくら時間があっても足りないという感じで・・・。
何はともあれ、やれることを一所懸命やって結果を出すのが、元を取る一番の早道なんでしょう。結果としてムダな買い物はいっぱいあったということになるけど、過ぎたことはしょうがない。


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