胃カメラを呑んだ。

以前から喉に痰がからんで唄に若干支障が出る状態が続いていました。

最初に行った職場の近くの耳鼻咽喉科の見立てでは、鼻炎により生成された鼻汁が喉の方に流れていって痰になるのであろうとのこと。
というわけで、処方された抗生物質を2ヶ月くらい飲み続けました。
結果、鼻炎による鼻汁はほぼなくなったんですが、痰が引っかかる現象は改善はしたものの完治には至らず。
別の耳鼻咽喉科(声を職業としている人の間では有名なところらしい)に変えてみたんですが、あれこれ検査をしても見立てはほぼ一緒。
腫れ止めと痰を出やすくする薬とアレルギーの点鼻薬が処方されました。

そんなとき、たまたま逆流性食道炎の話を耳にしました。
胃の内容物とともに胃酸が逆流してきて、食道や喉のあたりを荒らすことにより、声が枯れたり喉に違和感を覚えたりするとのこと。
たしかに、時々胃の方から酸っぱいものがこみ上げてくるような感じがすることがあるので、もしかしたらこれかなと思い、消化器科を受診することにしました。

医師に症状を説明すると、胃カメラ検査をすることになりました。が、最速で2週間後だというので、それまでは逆流性食道炎の薬を飲むことに。
市販の薬ではガスター10がポピュラーなようですが、今回処方されたラベプラゾールという薬はさらに強力らしいです。
というわけで2週間薬を飲み続けましたが、たしかに酸っぱいものがこみ上げてくることはほとんどなくなりましたし、それに伴って喉の調子も改善されたような気がします。耳鼻咽喉科で処方された薬も奏効したのかもしれませんが。

胃カメラもいろいろあるようですが、今回やったのは経口内視鏡検査というやつです。
最近は鼻から細いカメラを通す経鼻内視鏡検査というのがあって、経口よりもずいぶん楽らしいのですが、カメラの性能的には従来型の経口のものの方がよいらしく、こちらでやることになりました。
とはいえ、これまで身の回りの胃カメラ経験者から胃カメラを飲み込む大変さをずいぶん聞かされてきたので、ただでさえ嚥下反射が強い私は大丈夫なんだろうかと心配になりましたが、私が行った病院では検査前に鎮静剤による麻酔を行ってくれるようで、これだとずいぶん楽らしい。ただ、検査が終わった後1時間くらいは休憩する必要があるとのこと。まあこれは勤務先で午前半休を取れば何とかなるでしょう。

で、いよいよ検査の日がやってきました。
食事は前日21時までですが、それ以後も水やお茶は飲んでいいし、当日朝も水一杯くらいならいいとのこと。人間ドックのバリウム検査は前日21時以降絶飲食なので、それよりは楽です。
朝は8時半集合。ベッドに横になり、点滴と採血の針を刺され、真ん中に胃カメラを通す穴の空いたマウスピースのようなものを咬まされ、少し経ったところで意識消失。
意識が戻ったら何もかも終わってました。こりゃ楽だわー。
しばらく休憩した後、医師から結果説明を受けました(写真も見せてくれました)。ガンだとか潰瘍だとかびらんだとかいった重大な問題は特になく、ごく小さなポリープはいくつかあるもののわざわざ切るほどのものでもなく、もうしばらく胃酸を押さえる薬を飲み続けるくらいでよかろうとのこと。
あと、喉の違和感など逆流性食道炎の症状と目されるものの原因の半分くらいはストレスだとのこと。うーむ。。。

ま、重大な問題はないとのことなので一安心。
あとは、もらった薬を飲み続けてどうなるかですが、今のところは割といい感じになってきている気がしますし、先日のムリウイのライブも声の調子はだいぶ良くなってきたように思います。


2 thoughts on “胃カメラを呑んだ。

  1. るう

    胃カメラ検査、お疲れ様でした。
    鎮静剤とは全麻のことだったのですね。
    気が付いたらすべて終わっていた、ということなら楽でよかったですね。(自分の胃の中をじろじろ見る絶好の機会を逃したとも言えますが)
    結果も良好だったようで、何よりです。
    薬が効いて、次のライヴまでに良くなるといいですね!
    どうぞご自愛くださいませ。

    返信
    1. heli 投稿作成者

      麻酔科の医師が管理する正式な全身麻酔とは違うと思うけど、患者の立場からすると同じではありました。人によって意識レベルに差がありそうだけど。
      なにはともあれ問題がないのが明らかになるのはありがたいことだし、逆流性食道炎の薬が効いているのか喉の調子も確実に良くなってきています。
      ありがたや。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*