素っ裸の音

ビートルズの「サージェント・ペパー・・・」に「グッド・モーニング、グッド・モーニング」という曲が入ってます。
ブラスやら動物の鳴き声・足音やらがいっぱい入っていて、いかにも「サージェント・ペパー・・・」っぽい曲ですが、好き嫌いということだと「まあまあ好き」くらいの感じかな。

その後、バージョン違いやらアウトテイクやら(オフィシャルには)未発表の曲やらを集めた「アンソロジー」がリリースされましたが、そこに収録された「グッド・モーニング、グッド・モーニング」は、アルバムバージョンとのあまりの違いに驚愕。ブラスと動物をはぎとったら、こんな変拍子パンクみたいな曲だったのか!(ドラムやギターの音量の違いもあるけど)前につんのめったようなドラム、いかにもポール・マッカートニーらしいメロディアスなベース。いやーかっちょええ。

そういえば「ジョンの魂」という邦題で知られるジョン・レノンのソロアルバムもそんな素っ裸な音だった。
「アイ・ファウンド・アウト」とか、間奏もおよそソロらしきものは何にもなくて、ちょっとだけ色をつけたリズムギターでひたすらごり押し。

こんな素ラーメンみたいな音を好んで聴いてきたことも、自分の音楽作品を作る上で大きな影響があったかもしれません。

  


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*