久々の西日本への旅(その1〜笠岡、倉敷、岡山)

いまから十数年くらい前には、本当によく旅に出てました。
もっぱら国内だったけど、このブログを始めた2004年頃は主に道東(北海道の東)によく行ってましたね(参照)。
その前は、世紀の変わり目ころに松山のギターを弾いて遊ぶグループに首を突っ込んだこともあって、四国中国関西あたりに、これまた頻繁に足を運んでました。

当時に比べると、最近は本当に旅行しなくなりました。
家庭の事情や懐具合の事情もあるんだけど。年くって腰が重くなったということもあるかもしれません。
でも、根が地方の人間のせいか、ずーーーっと東京での生活を続けていると、地方の空気というか風土のようなものが欠乏して辛くなってくるですよね。
というわけで、先週末に本当に久々に西日本に行ってきました。

金曜日の夕方に大阪での仕事を終えたあと、まずは倉敷で音楽関係の友人と待ち合わせ。東京では比較的最近会ってるけど(といっても一年以上たってるか)、倉敷で会うのは何年ぶりだろ? 前に会った時は真夏で、炎天下で桃をご馳走になったのを覚えています。昔、桃の名産地として「東の神奈川(綱島)、西の岡山」と称えられてただけあって、岡山の桃は美味い!
今回は、私のリクエストで笠岡ラーメンを食べにいくことに。尾道ラーメンに比べると笠岡ラーメンは知名度が低いと思うけど、明確なスタイルのあるジャンルです。最大の特徴は肉が鶏肉であること。スープも鶏ガラベースのシンプルな中華そばという感じ。
このスタイルの元祖は坂本という店らしいのですが、15時で店じまいしてしまうので今回は断念。代わりに、坂本で修行したという山ちゃんという店に行ってみました。食べログの投稿写真を見てもわかるとおり、なんとなく漁村っぽいロケーションで、いかにも地方に来た!という感じ。ちょうど日が暮れた頃で、三日月も出ていたりして、雰囲気は最高だったのだけど、なんと店主体調不良により休業との張り紙が(泣)。
ということで行ったのは、街中のいではらという店。食べログの評価を見ると、坂本や山ちゃんとほぼ同じくらいのようですが、何はともあれ初めての笠岡ラーメン。シンプルだけど、しみじみうまいラーメンでした。
その後は、倉敷の元町珈琲という店に行って、栗パフェと珈琲で延々と話し込み。基本的に酒のんだらすぐ眠くなってしまうので、話し込むならパフェの方がベター!(謎)それにしてもお洒落な店だな。昔は車で行く郊外のコーヒー屋というとミスドとかとかだったような気がするのだけど。松山でもこういうカフェに行ったので、最近地方では増えているのかも。

この一日(といっても夕方からだけど)で、日頃欠乏していたものが相当補充された気がしました。地方の空気もそうだけど、音楽についていっぱい話すことも足りてなかったかもしれません。CDをつくりライブをやり・・・と音楽活動を続けてきたけど、その間に心の中に溜まったものを吐き出す必要があったということなのかな。

車であちこち連れて行ってくれたり、長時間つきあってくれた友人に改めて感謝。

その後、スーパーでおみやげのぶどうを購入したあと分かれて、岡山に移動して泊まり。(つづく)


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