出雲旅行記 その4(湯村温泉)

1611izumo19

松江・出雲周辺には温泉が結構あります。
まずは何といっても玉造温泉。Wikipediaにも

平安時代より三名泉(『枕草子』)とされ、規模、歴史ともに島根県随一、城崎温泉や皆生温泉、三朝温泉らと共に山陰を代表する温泉地である。

とあります。ただ、そのぶん

基本的に料金設定は高く、数寄屋造りの高級和風旅館が多い。

なんですよね。

お次は松江しんじ湖温泉。昔は単に「松江温泉」という名前だったような気がするのだけど。一畑電車のターミナル駅なくらいなので、市街地の便利なところにあるし、宍道湖のほとりにあるので景色も良い(あとで「良い」どころではなく「素晴らしい」ことがわかったのだけど)。みんな鉄筋コンクリートのホテルなので、風情というのはあまりないかもしれないけど。

出雲の近くには湖陵温泉というのもあります。実はここには2回も泊まったことがあるんですよね。なんたって国民宿舎なので費用がリーズナブルなのがありがたい。

これらの温泉は、松江・出雲近辺ということで、平地にあります。
でも、今回はできれば山奥のひなびた宿に泊まりたかったんですよね。
なんだか最近は無茶苦茶忙しくて(当社比)、人里離れた静かなところでのんびりゆっくり温泉に浸かりたいとずっと思っていたので。
ただ、島根の山奥の温泉なんて全然知らないので、あれこれネットで探してみるしかありません。
で、見つけたのが湯村温泉というところ。雲南市から山奥の方に入ったところにあり、写真などを見る限りおおむね希望する条件に合致している模様。

というわけで、湯乃上館というところに泊まってきました。
古い木造の建物や、離れのいろりで晩飯を食べられるところなど、何となく愛媛の小藪温泉を彷彿とさせるものがあります。
温泉は道を挟んで向かい側にある共同浴場ですが、露天風呂もあってとても良い感じ。
季節からすると、露天風呂の温度は心持ち高いとベストかなぁ。内風呂はちょうどよかった。
何はともあれ、川のせせらぎの音を聞きながら、のんびりじっくりぼんやり露天風呂に浸かっているのはやはり最高です。

写真にもありますが、大根を干しているのを見ると、子供の頃母親が作っていた沢庵やにしん漬けを思い出します。


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