ノルディック世界選手権の女子スキージャンプを見た。

スキージャンプって、特定の試合で結果を出すのが難しい競技だなと思います。

例えば、90年代後半に、スロベニアにペテルカという選手がいました。
1996/1997と1997/1998の2シーズン連続でワールドカップ総合優勝しているので、当時最強の選手だったと言えるでしょう。
でも、ちょうどその頃に開催された長野オリンピックをはじめ、オリンピック、世界選手権いずれも個人では優勝はおろかメダルも取ることはできませんでした。
ちなみに長野ではノーマル、ラージで船木ソイニネン(フィンランド)が個人の金銀メダルを分け合ったけど、二人ともワールドカップで総合優勝したことはありません。

3シーズンもワールドカップ総合優勝しているゴルトベルガー(オーストリア)も、オリンピック、世界選手権で個人では優勝することはできませんでした((追記)フライング世界選手権は勝っているのか・・・)。

かと思うと、オリンピックでラージ・ノーマル2冠を2回も達成しているアマン(スイス)みたいな人もいます。
いや、アマンはワールドカップ総合優勝の経験もあるので、実力に見合わないということはないのだけど、でも同時代にはハンナバルトやらマリシュやらシュリーレンツァウアーやら、強豪のライバルがぞろぞろいたわけで。
おかげで、マリシュなど4シーズンもワールドカップ総合優勝しているのにオリンピックでは金メダルを取ることができなかったという(世界選手権はいっぱい勝ってるけど)。

というわけで、高梨が優勝できなかったのも、フォークトがここのところ世界選手権とオリンピックを総なめしているのも、スキージャンプの世界では不思議なことではないと思うんですよね。
とはいえ、選手は皆、この場に全てを賭ける、という気持ちで臨んでいるのだろうから、「こういう競技なんだから仕方がない」などと言うのも憚られるのだけど。。。
むにゃむにゃ。


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