パイオニアMU-41のプラッターの軸受けのメンテナンスにトライ

先日ヤフオクで入手したパイオニアのフォノモーターMU-41ですが、プラッターの軸受けに使われているプラスチックの板が長年使用するとボロボロになるという話を耳にし、Vinyl Engineなどでいろいろ調べてみました。まだ十分に読み切れていませんが、
・軸受けの底に敷いたデルリンというオレンジ色のプラスチックの円盤に、プラッターにつながる金属製の軸が乗っかるような形になっているらしい。で、回転する重い軸を長年支えるうちに、ボロボロになったり割れたりするということのようです。
・対策としては、プラスチックの円盤を交換することになりますが、40年前の製品なのでメーカーに補修部品などあろうはずもなく(ベルトはあるんですけどね。パイオニア偉い!)、自分で作ったりしているようです。プラスチックにもいろいろあるようですが、テフロンが「現在までに発見されている物質の中で最も摩擦係数の小さい物質である」ためか推奨されているようです。

てなわけで、ばらしてみました。
まずは、ターンテーブルシートとモータのカバーだけを外した状態。

プラッターを外すとこんな感じ。真ん中の軸受け部分は三つのねじを外せば取り外せます。

外した軸受け部分。底がキャップ状になっていて、左に回すと外れます。
軸を受けるプラスチックの板ですが、オレンジ色の板(本来は1.5ミリくらいあるものが1枚入っているらしい)らしきものはなく、金属板+極薄のプラスチック板3枚が重なっていて、全体をオレンジ色のベタベタ(グリース?)を覆っている状態でした。おそらく前の持ち主が自分なりに対策したのではないかと思います。

グリースを拭き取り、自力調達したテフロンの円盤(↓)を入れて組み立てます。

ということで、とりあえず無事に動作はしているようです。
ただ、軸が接触しているのは底部だけではなく、軸の側面を周囲から取り巻く穴との部分も注油しなきゃならんような気がするのですが、どういう潤滑油を使えばいいんだろ。なんとなくテクニクスSL-1200用のやつとかでいいような気がするんですが。アドバイス求む!
あとモーターの注油。こちらはマニュアルに時々やるよう指示されているんですが、ミシン油とかさらさらのやつでいいのかなぁ(そういう話がVinyl engineに書いてあったような)。


8 thoughts on “パイオニアMU-41のプラッターの軸受けのメンテナンスにトライ

  1. うぃかみ

    今回の引越しでステレオ捨てちゃいました。デノンのMCとか
    あったんですがね。まぁ鳴らす環境がないのでしょうがないですね。

    返信
  2. heli

    >うぃかみさん
    ずっとオーディオやってきたのに、デノンつーかデンオンって、ついぞ縁の無かったブランドです。なんか高級品というイメージがあったんですよね。DL-103とかは本体はそこそこお手頃な値段だけど、そこはやっぱMCなんで・・・。

    返信
  3. heli

    うーむ、そのような高級なスピーカーとはついぞ縁がないっす。というか完成品のスピーカー買ったことないし・・・。

    返信
  4. yojik

    何を書いているのかサッパリわからなかった、、、
    博士と呼ばせてください

    返信
  5. heli

    >よじくさん
    まぁ、いまレコードプレーヤーについて熱く語るのは、テレビで時折見かける蒸気機関車を趣味で走らせているイギリスの人とかと同じくらい懐古趣味だとは思います。少なくとも今の世を生きていく上では、こんなこと一つも知らんでもぜんぜん苦労しないというか。
    でも、エントリーでも紹介したVinyl Engineとかには私など足下にも及ばないような世界のマニアが集結してるんですよね。てなわけで博士など滅相もないって感じです。

    返信
  6. rakushi1

    突然に失礼します。テフロン円板の入手先とその後の耐久性を教えてください。3kg前後のターンテーブルに使用予定です。

    返信
  7. 高瀬哲夫

    かなり前、プラ製コインが割れたので、ヤフオクで旋盤加工してくれる工場を見つけて、砲金で座繰り付きのコインを作って貰って使ってます。

    返信

rakushi1 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

*