ロストシティをやってみた。

あけましておめでとうございます。

今年の抱負らしきものはピエール・バルーの本の紹介のところに書いたので省略。

昨日はお正月らしく先日すごろくやで購入したボードゲーム「ロストシティ」で遊んでみました。
ボードゲームなんて、子供の頃にはモノポリや人生ゲームとかやりましたが、大人になってから、いや少なくとも高校生になってからはやった記憶がありません。テレビゲームの時代が到来してからは、レトロなボードゲームは過去の遺物にになったような気がしていたのですが、先日紹介したボードゲームカタログによれば、主にドイツで1980年代以降ボードゲームは急速な発展を遂げたとのこと。全然知りませんでした。
で、「ロストシティ」ですが、とても面白いです。2人専用のカードゲームで、60枚のカードが5種類に色分けされていて、水底とか砂漠とか密林とかを表し、どんどん奥に進んでいって失われた都市を発見する冒険という趣向です。いったんゲームを始めてしまうとあまりこの趣向は意識されなくなるのだけど(笑)、イラストの描かれた大きなカードはとても綺麗です。
で、5種類のカードはそれぞれ、2-10の数字のカード9枚と、「挑戦カード」3枚の計12枚で構成されています。
ゲームは以下の手順で進みます。
1.カードを8枚ずつ配り、残りは山にして置いておく。
2.代わる代わるカードを1枚出し、1枚拾う。
3.カードの出し方は2つある。(1)冒険する
 自分の側に種類(色)別にカードを重ねていく。その場合、前に自分が出した同じ種類のカードよりも数字が大きいカードでなくてはならない(挑戦カードは一番小さい数字として扱われるので、最初に出さなくてはならない。挑戦カードの上に挑戦カードを重ねることは可)
(2)捨てる
 自分と相手で共通の種類(色)別の捨て場に捨てる。
3.カードの拾い方も2つある
(1)山から拾う
(2)カード捨て場の一番上のカードを拾う(自分が今捨てたばかりのカードは拾えない)
4.山のカードがなくなった時点でゲーム終了。< 5.点数は、冒険として出したカードで計算する(捨てたカードとか手持ちのカードはカウントされない)。 (1)冒険した種類のカードの点は、カードの数値の合計マイナス20で計算する。さらに、挑戦カードが1枚あると計算結果が2倍、2枚あると3倍、3枚あると4倍される  たとえば、ある種類のカードが挑戦カード2枚,2,4,7,10の場合は(2+4+7+10-20)×2倍=6点となる。 (2)冒険していない種類については単に0点。 (3)5種類の合計を比べて多い方が勝ち。 ■現時点での感想ですが、 ・要するに冒険するカードの合計が20点を超えないと赤字になってしまう(冒険しなかった方がまし)のだけど、5種類全てに挑戦して全部20点越えというのは非常に難しいので、3-4種類くらい挑戦するということになります。 ・で、どの種類に挑戦するかを決めなくてはならないのだけど、最初の8枚の手札で決めるのはなかなか難しい。かといって、とっとと冒険はじめないと20点越える前にゲームが終わってしまうし、いったん始めてしまったらその後に拾ってくるカードが糞でも引き返せない。しかも、冒険したくなければカードは捨てなくてはならず、そのカードは相手に拾われてうまく利用されてしまう可能性が高い。 ・手札の内容や山の残量を見ながら、勝負をかけたり手持ちの札をきちんと出し切るようやりくりしたり・・・という、カードの運不運の部分と戦略に頭を使う部分がいい感じでバランスしていて楽しいゲームだと感じました。 ・挑戦しないと失うものもないけど点も入らない、点が欲しければ挑戦しなければならないが20点の負債を背負わなくてはならない、というのが、なんかちょっとリアルかも。 それにしてもボードゲームいいっす。目は疲れないし、のんびり楽しめるし、割と短時間で終わるし。 次はさらにシビアでハードそうなバトルラインをやってみたいです。あと、大人数で楽しむタイプのゲームもやってみたい。


2 thoughts on “ロストシティをやってみた。

  1. heli

    >あのさん
    うぉぉ、間違えた。「4枚あると4倍される」ではなく「3枚あると4倍される」です。修正しておきました。ご指摘ありがとうございます。

    返信

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