鬼まんじゅう

イオンのお菓子のコーナーでよく売っている「鬼まんじゅう」が好きで、時々買って食べてます。
白いまんじゅうにサツマイモを小さく切ったものが大量に突き刺さっているという作りで、名古屋のお菓子らしいんですが、知人の名古屋人に言わせると、本場のものは全然違うとのこと。
というわけで、名古屋出張にかこつけて、梅花堂という有名店に行ってきました。駅から地下鉄で15分くらいの覚王山という駅の近くです。
他のお菓子もいろいろ売ってますが、レジに並んでいる客はみな鬼まんじゅう目当て。レジの奥に3個入りと5個入りの鬼まんじゅうの紙包みがいっぱい並んでました。予約とおぼしき電話もしょっちゅう入っている模様。
ネット情報によれば、午後の早い時間に売り切れてしまうこともあるらしいので、11時半くらいに行ったのですが、なんとかゲットすることができました。
ブツはこちら。たしかにこれは全然違う。芋をつないでいるのは普通のまんじゅう生地ではなく、芋ういろう(なんてものがあるのかどうか知らんけど)みたいな感じ。食べ終わってからもずいぶん長いあいだ口の中に芋の後味が残ります。芋好きにはなかなかたまらん食い物ですね。

賞味期限は作った日だし、包装も紙でくるんだだけの簡易なものであることからして、基本的に地元の人が食べたいときに食べたいだけ買ってすぐに食べるものであって、遠方に土産として持って行くものではないけど、何はともあれゲットできて満足。
翌日も美味しくいただけました。


豚星。

自宅の最寄り駅のラーメンを食べログで検索すると、ランキングのトップに出てくる豚星。という店が気になっていました。
ただ、駅からそこそこ離れていて、それも自宅からは遠ざかる方角なんですよね。
というわけで、なかなか足を運ぶのが億劫だったんですが、先週の日曜日に行ってみようと決意。
ろくに場所も確認せずに、だいたいこの辺だろうと思って出かけたんですが、どうも見つからない。
ずんずん歩いていたら新幹線が見えてきた。さすがにこんなに遠いはずはない。
結局見つからずに帰ってきました。
改めて確認したら、場所に対する認識は決して間違っていませんでした。ただ、日曜日は定休日だった・・・。
それでも店の場所くらいはわかってもよさそうなもんだと思いましたが、食べログ情報を見ると看板とか全然なくて目立たないらしい。
うーむ。

というわけで、昨日の夜に行ってきました。7時半くらいだったかな。
やっぱり全然目立たなかったけど、ここだという建物の中をのぞき込むと、奥に細長いカウンターの店があって、後ろに人がいっぱい並んでる。ここだ!
食券を買って列に並んでいると、そのうち店の人から声がかかるので、食券を渡して席につく、という流れだとネットに書いてあったので、それに従ってまずは食券。小ラーメン豚入りという名前だったかな。食べログ等の写真を見ればわかりますが、小でも無茶苦茶ボリューム多そう。どの写真を見ても、見ただけでおなかいっぱいという感じ。店の中には若い男性しかいないのはそのせいなのか。まるで女性とか年寄りは端からこの世に存在しないかのような空気が漂っておる。ある意味、新丸子の三ちゃん食堂よりも女性には敷居が高い店ではないか・・・などと思っていたら、しばらくして若い女性客が来店。ほえ? その後も女性客数名が来店。どうやら私の思い違いだったようで。
入店から40分後くらいにようやくありつける。それにしても寒い。入口に近い席ということもあるけど、足下が冷たくてなかなかしんどい。照明もなんだか薄暗い。そして店を漂うなんとなくストイックな空気。並んでいるお客さんを的確に捌くためにはきちんとした秩序が必要であろうし、あのラーメンを目の前にしたら黙々と格闘するしかないということでもあろうし、いずれにしてもちょっと独特の緊張感が漂う店という印象。堅苦しかったりうるさかったりということではないんで、決して心地悪い緊張感というわけではないのだけど。昔々札幌の狸小路にあった富公がこんな感じだったような記憶が。カウンターの後ろに客が並んでいるのも同じだったし。
ラーメンが出てくる直前にトッピングを尋ねられるので、他の客の様子をうかがいながら野菜と油を頼む。すぐに出てきたのは、ネットで見た野菜が山盛りの丼。まず野菜を或る程度食べないと、その下に眠っている肉や麺やスープにアクセスできない。横着すると野菜が崩落して周辺のカウンターに大惨事が発生する恐れもある。まずは野菜の上の方を少し刈り込んで、或る程度ボリュームが減ったところで、野菜の周辺を崩してスープに落としながら食べ進む。なんとなく地球温暖化の影響で南極の氷が崩落して海に沈んでいく様子を彷彿とさせる。
しばらくしてまず肉にアクセス。この肉のボリュームもすごい。厚切りのブツが大量に入っている。肝心の味だけど、煮具合も味付けも非常に良い。あまりトロトロなのは好きじゃないのだけど、ここのは柔らかいながらちゃんと歯ごたえもある。味付けもちょうど良く、何よりも豚臭さのようなものが全然ない。
麺は柔らかい。なんとなく美味い餃子の皮を彷彿とさせるようなもっちりとした食感。いかにも小麦粉を水でこねてゆでた食い物という感じ。ある意味、札幌の西山の麺とかとは正反対の価値観だと思うけど、これはこれでとても美味しいと思う。

というわけで満足度は高かったのだけど、このボリュームは高齢者の消化器にはなかなか負荷が高い。自宅まで15分歩いて帰ったけど、ちと苦しかった。たぶん腰が曲がっていたことと思う。
でもまた行こう。ツイッターでまめに情報発信しているようなのでチェックして、次は限定品を試してみたい。


後期高齢者の音楽

去年の11月から2ヶ月もさぼってしまい、なんと今年最初の投稿ということになってしまいました。
というわけで、本年もよろしくお願いします。

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2003年にジョアン・ジルベルトが72歳で初来日して以来、2004年(73歳)、2006年(75歳)と比較的コンスタントに来日を続け、元気だなーと思っていたんですが、2008年(77歳)の来日公演は体調不良で中止。
そのときから何となく、
「見たいアーティストは後期高齢者になるまでに見ておこう」
と思うようになりました。

それにしても去年は多くのミュージシャンが亡くなった年でした。
まあ、60年代後半から70年代前半のロック興隆期に活躍した世代が70歳くらいになったわけで、亡くなる人が増えるのは確率的に仕方のないことではあります。
(でも、なんだかそれにつられるようにして(違)、プリンスとかジョージ・マイケルまで亡くなってしまうのはいかがなものかと思えて仕方がありませんが)。
一方、もっと上の世代で亡くなった人もいます。例えばレナード・コーエン(享年82歳)とか。

レナード・コーエンという人については、それほど熱心に聞いてきたわけではありません。ファーストアルバムとベストアルバムを持っているくらい。
でも、遺作となった「You want it darker」がなんだか気になって、買ってみました。静謐で哀愁をただよわせた演奏をバックに、超低音ヴォイスでつぶやくような唄。たぶん自分の死と向き合う内容なんだろうなと思わせる音楽。まだ歌詞は読んでいませんが、あとでゆっくり時間をかけて読んでみたい。

そういえば去年は、何人かの後期高齢者が新作を出した年だとも言えるかもしれません。
たとえばシャーリー・コリンズ(82歳)が37年ぶりの新作「Lodestar」をリリース。こちらも聞いてみましたが、昔に比べて声の音域が1オクターブくらい下がってました。でも、それほど気にならずこういうもんだと思って聞くことができたのは、トラッドというジャンルのせいなのか木訥とした歌い方のせいなのか。

ウィズ・ジョーンズ(78歳)も昨年、ラルフ・マクテル(73歳)と組んで「About time」というアルバムを出しました。
そのことに気づいたのはごく最近で、慌てて買って聞いてみましたが、ギターもバリバリ弾いているし、優しげな声も相変わらずで嬉しい限り。

そして、今年後期高齢者になるデヴィッド・クロスビー(75歳)の最新作「Lighthouse」。CSNの来日公演でも信じられないくらい凄い声で観客を圧倒していましたが、この作品もすごいです(昨日届いたばかりなので、まだ朝の通勤電車で一度聞いただけですが)。リードヴォーカル、コーラス、オルタネートチューニングのギター、どれも瑞々しい。しばらくヘヴィ・ローテーションになりそう。

物理的に肉体を遠距離移動させることが年齢と共に確実に厳しくなっていくことは確かなので、コンサートは見られるうちに見ておいた方がいいとは依然として思うけど、レコーディングについては後期高齢者になっても期待しながら待ち続けたいと思うようになった次第です。

   


出雲旅行記 その9(呑んだり食ったり)

なんだか番外編っぽいけど、呑み食い関係の情報をまとめて、旅行記の締めくくりとします。
ちなみに今回は写真は全くありません。

かねや(出雲大社)
 出雲大社では午後1時から定時ガイドに参加するので、昼飯は必然的に出雲大社付近で、ということになります。
 出雲に来たら出雲そばでしょう!と思いつつ、メジャーな観光地ということもあって、呑み食いにはあまり多くは期待しないでおこうと思いながら食べログを検索。結果を見ると、上位はそんなに点数に差がないので、混んでいたり並んでいたりしている店は避けようという方針で、そば屋がありそうな方角に歩いて行きました。が、道は地図で見た印象と異なり、なんだか全然賑わっていない。本当にこの道なんだろうかと不安になりなががら歩いていたら、そのうち店が見えてきて一安心。あとで気づいたけど、この道の地味な雰囲気は、たぶん昔ながらの景観を保つために、けばい看板や広告を出すのを規制しているということなんじゃないかな。
 結局行ったのは「かねや」という店。外に並んではいなかったけど、常に8割方の席がうまっているという程良い混み具合。注文したのは割子そば750円。赤くて丸い器が3段。もっと高い三色割子というやつはいろいろ具が入っているけど、私が頼んだやつは薬味がのっているだけのシンプルなもの。でも、そばもつゆもなかなか美味しかった。一段食べたら、その中のつゆを2段目にかけるという食べ方はあとから知りました。あと、釜揚げというのも出雲独特なスタイルだということも。もっとちゃんと予習すれば良かった。

湯乃上館(湯村温泉)
 2日目に泊まった湯村温泉の宿ですが、離れのいろり端で食べた晩飯がとても美味しかった! ひらめの昆布〆に始まって、いろりで焼いてくれる鮎や油揚げ(奥出雲の大豆で作ったものだとのこと。外側がぱりっとしていて素晴らしい)などなど。温泉で炊いた仁多米がまた美味い。

庭園茶寮 みな美(松江)
 9月に一月と六月という境港の雑貨屋さんで個展を行った友人のアトリエか猫さんから、松江の観光情報をいろいろいただいてました。おかげさまでレイクラインとか堀川遊覧船とか情報を存分に役立てたのだけど、中でも大当たりだったのが庭園茶寮 みな美という老舗旅館が経営するお店。もう入口からして上品な和の世界なのだけど、かといって私のようなバックパックを背負ったカジュアルな旅行者が入ってもそんなに違和感があるわけでもありません(と信じたい)。お客さんは品の良い中高年の方がメインのようだけど、昼ご飯を食べに来た普段着の若者の客もちょぼちょぼとはいる。
 いただいたのは名物の鯛めし。どういうものかはお店のリンク先を見てください。ちなみに最初からこういうふうに具材がごはんの上にのっているわけではなく、自分でのせて出汁をかけるんですが。広い窓から庭とその向こうの宍道湖(というかそこから流れ出る大橋川)を眺めながらのんびりと昼食をいただくのはなかなか優雅な気分。

■東風(こち)(松江)
 こちらもか猫さんに教えてもらった店。JR松江駅から10分くらい歩いたところにあります。松江城方面とは反対の方向なので、観光っぽい雰囲気のある界隈ではありませんが、こういう地元っぽい感じがかえって良かったりして。
 ちょっと寒かったので、出雲の天穏というお酒を熱燗で一杯やりながら、暖かい蕎麦をいただきました。なんだか深まる秋を感じてしみじみしてしまったり。

彩雲堂(松江)
 JR駅ビルの中でお土産を物色した際に、若草というひときわ鮮やかな緑色の和菓子が目に留まりました。解説を見ると、なにやら由緒正しいものらしい。ということで、柚子じょうようというまんじゅうとともに購入。あとでネットで調べたら、若草は江戸時代の松平治郷(不昧)という茶道をたしなむ粋人の藩主が好んだ和菓子を復活させたものだとのこと。


出雲旅行記 その8(中海)

今回の旅行は3泊4日でしたが、最初の日と最後の日は観光なしの移動日だったんで、実質は1泊2日でした。
なんで前後に移動日をつけたのかというと、純粋にコストの問題です。
最近の飛行機は便によってすごく値段が違うんですよね。
今回計算してみたら、前日夜の便を使って前泊したり翌日朝の便を使って後泊したりした方が、ホテル代(東横イン)込みでも安いことが判明。
というわけで、こういうことになったんですが、結果的にはゆったりとした旅になってよかったです。
同じ日に移動と観光がごちゃまぜになると、どうしても慌ただしい感じになるけど、移動日を分けることで観光もじっくりのんびり楽しむことができる。
今後の旅はこんなゆったりした感じにしたいなと思いました。もう年だし。

東京から松江に行く際に使える空港は米子と出雲の2つがあります。
米子は県が違うけど、距離はほぼ一緒。米子はANAで出雲はJAL。
どっちでもよかったんですが、便の時間やら料金やら(大した違いはなかったけど)の関係で、今回は米子を使うことに。

※ところで、米子「鬼太郎」空港とか、出雲「縁結び」空港とかいうネーミングには、どーも違和感があります。

行きは、平日夕方に少し早めに仕事を切り上げて飛行機に乗りました。
米子に着いたのは20時過ぎ。もう真っ暗です。
そこからバスで45分かけて松江に移動するんですが、窓の外を見ても明かりのようなものが全然なくて、とにかく暗い。
「さすが地方は東京とは違って夜はちゃんと真っ暗になるな」などと感心していたんですが、帰り(午前)に同じバスで米子空港に向かったとき、行きのバスの景色が真っ暗だった理由がわかりました。
なんと道路が中海(「なかのうみ」だと思っていたけど「なかうみ」とも読むらしい。あんまり個性的とは言いがたい名前にも関わらず宍道湖よりもでかくて中国地方では最大、日本全体でも5番目に大きい湖)の中というか上を走っていて、道路の左右がみんな湖面という天橋立状態というか野付半島状態だったんです!(喩えがわかりづらいか)
下の地図を見ると、左上の春日神社から右下の江島大橋(ベタ踏み坂)まで、湖の上を県道338号線が走っているのがわかると思います。

今回は中海の写真は全然撮れなかったけど、なかなか良い景色なのでお勧めです。

ところで、実は江島大橋(ベタ踏み坂)もちょっと楽しみでした。
「ベタ踏み坂」って何?と思った方はこちらをどうぞ。要するに上り勾配がかなり急な橋なんですが、写真を見るとなんだか壁が立ちはだかっているように見えます。
こういうのは望遠レンズで撮るとそれらしいんだろうと思いますが、例によって私のカメラについているレンズは魚眼(泣)。
それでも、思いっきり拡大したら、一応は撮れていました。。。
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