今回の北海道旅行は、ギター教室のクラスメイトのYさん(♂)を誘っての2人旅です。
Yさんに道東行きへの予定変更を打診したら、霧多布には興味を示したものの、長距離ドライブにかなり不安を感じた模様。
まぁ、北海道横断ドライブは何度も経験があるので、いざとなったら全部自分が運転してもかまわないと思って説得しました。
さて、1日目です。
朝、羽田空港でYさんと待ち合わせて飛行機に乗り、千歳に到着したのが11時過ぎ。レンタカーを借りる手続きをして出発したのは11時40分くらいになってました。夕方に霧多布に到着しなくてはならないことを考えると、本当はもっと早い時間の便にしたいところだったのだけど、元々こんな予定ではなかったので仕方がありません。
とにかくできるだけ時間を節約するために、高速を使えるところは使うという方針で、まず千歳インターから道央自動車道に乗り、千歳恵庭ジャンクションから道東自動車道に入りました。が、道東自動車道は片側一車線で制限速度が70キロという高速道路とは思えない道で、しかも最初の方は前の方にのろい車がいてほぼ制限速度どおりに流れているという悲惨な状態。これだったら一般道を走った方がよっぽどましだと思っていたら、しばらくして片側二車線の区間になったので、一気にスピードアップしてやれやれと思ってたら、もう終点の夕張インター。うーむ。
そこからは、国道274号線を東に向かいます。この区間は通称「石勝樹海ロード」というそうで、夕張山地から日高山脈の中を延々続く起伏とカーブの多い道です。とはいえ、道央と道東を結ぶ大動脈なので、3ケタ国道にもかかわらず所々登坂車線も設置されているなど道はまともです。その分、トラックとかもガンガン走っていますが。
途中、唯一の町らしい町である日高町を抜け、日高山脈の東端の日勝峠を越えると、眼下に突然広大な十勝平野が開けます。それまでずっと山の中を走ってきた後にこの景色を見たときの開放感は何とも言えない素晴らしさです。
ちなみに、日勝峠の北にある狩勝峠には鉄道が走っているのですが、昔は日勝峠と同様に眺望が素晴らしく、日本三大鉄道名景に数えられていたとのこと。今は新狩勝トンネルができたため、それほど標高の高いところを走らなくなってしまいました。
峠を少し下りたところにあるパーキングエリアで休憩したときに撮った写真です。日勝峠は道央と道東の分水嶺だけに、峠を登っているときは晴れていたのに峠を越すと雨や濃霧で何も見えない、などということも珍しくないのですが、この日は天気もまずまずで、素晴らしい眺望を満喫できました。