月別アーカイブ: 2020年10月

英語学習近況

英語学習は中断したり再開したりを繰り返しています。
前回、英語について書いたのはいつだっけ?と思って検索したら、2012年の「久々に英語学習進捗状況」という記事が最新だった。もう8年前やん!
何につけコンスタントにずっとやり続けることができていないのがよくないところ。

というわけで、少し前から英語学習を再開しています。
森沢洋介氏言うところの「音読パッケージ」と「瞬間英作文」というやつ。英語学習法って、もちろん効果の有無が重要ではあるのだけれども、それに加えて向き不向きとか続けられる・続けられないということもあると思います。どんなに世評が高くても自分がうまくこなせなかったら仕方がありません。
そういう意味では、「音読パッケージ」と「瞬間英作文」は、自分には取り組みやすい方法ではあります。毎朝通勤電車の中でやるのにピッタリなんですよね。
本当は音読は自宅で大きな声を出してやる方が良いのでしょう。今はテレワークが推奨されているし、いつもなら通勤しているはずの時間帯に家で練習すればいい…と最初は思ったんですが、実際にやってみると、どうも家ではだらだらしてしまって駄目なんですよね。心底根性なしだなと思うけど、他に何もやることがない通勤電車の中という環境に追い込まれないとやらない、ということなんでしょう。やれやれ。

ということで、音読パッケージはTOEICテスト新公式問題集の問題文と音源を流用した練習がそろそろ終わりそうです。次は手持ちの教材としてNHKラジオ英会話レッツスピークベストセレクションにするつもり。
瞬間英作文は森沢氏のバンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング。こちらはまだ二合目くらいなので、当面は続けることになりそう。でも、どこかでDUO 3.0の復習もしたい。一通りやっただけでだいぶ忘れていると思うので。
このあたりが一通り終わったら12年ぶりにTOEIC受けてみようかな。


【復刊ドットコム】萩原朔太郎編「昭和詩鈔」をエントリー!

久々に復刊ドットコムにエントリーしました! 投票はこちらから!
「昭和詩鈔」は戦前(昭和)の詩のアンソロジーで、四季派からモダニズム系、プロレタリア系に至るまで万遍なく収集されている貴重な本です。安藤元雄による解題では「当時における同時代詩壇の展望としてはかなり目配りの行き届いたもの」「編者朔太郎の最晩年における重要な仕事のひとつ」と評されています。編者が萩原朔太郎というのもポイント高いと思います。内容には関係ありませんが、字が大きくて読みやすいのも高齢者に親切! ぜひ復刊実現に向けて投票を!
・・・って、エントリーして2日たったけどまだ投票数は私自身の一票だけだよ(号泣)。

ちなみに、日本の近現代史を一通り概観するのに便利なアンソロジーとして、これまで集めたものをリストアップしてみましょう。
・戦前(昭和)・・・昭和詩鈔(萩原朔太郎編)
・終戦直後・・・荒地詩集(特に1951)
・高度成長期以降(20世紀)・・・詩のレッスン(入沢康夫他編)
・21世紀・・・現代詩手帖2020年8・9月号 現代詩アンソロジー
※「昭和詩鈔」の解題によれば、明治・大正の詩については日夏耿之介編「明治大正詩鈔」が計画されたが実現しなかったとのことです。

日本の古本屋やアマゾンを見た限りでは、どれもそんなに高くなかったはず。って、念のため確認したら、詩のレッスンは5000円くらいする! ちょっと高いなあ。これも復刊ドットコムにエントリーしようかな。
あと、現代詩手帖の現代詩アンソロジーも単行本化してほしい。雑誌だけだと時の流れに埋もれてしまいそうなので。

ところで、昭和詩鈔には女性詩人が一人も載っていません。
戦前の昭和の時代に女性詩人がどれだけいたか、全体像はよくわかりませんが、取りあえず知っているのは左川ちか。あと名前しか知らないのだけど永瀬清子(そのうち詩を読んでみたい)。
昭和詩鈔をつらつらと読んだ限りでは、少なくとも左川ちかの詩が載っていても全然おかしくないと思うのだけど。「当時における同時代詩壇の展望としてはかなり目配りの行き届いたもの」は、やや看板に偽りありかも。
これって、昭和15年という刊行時期も関係あるのかな。荒地の出発点であるルナが、当初は若草から流れ込んだ女性詩人が何人もいたのに、だんだん減っていって、荒地詩集1951にはやはり女性は一人もいなくなってしまったのも同じことだったりしないんだろうか。


いもたきをつくる

最近なんだか急に気温が下がって、秋を通り越してもうすぐ冬がくるんじゃないかという勢いですね。
こういうときには温かいものが食べたくなります。
まだいまいち旅の疲れが抜けきってないけど、気を取り直して料理。
秋らしいものをということで、愛媛のいもたきです。
愛媛のいもたきとは何かを知りたければ、たとえばこんなところを見るといいかも。もう、ただの料理ではなく完全にイベントです。山形の芋煮会は行ったことないけど、どんな感じなんだろう。
作り方はこちらをどうぞ。見よう見まねですが。
ちなみに、8年前と同様、今回もじゃこご飯と一緒にいただきました。炊き込みご飯も秋の食い物ですよねー。


秋の北海道旅行その7(石狩川河口【後編】)

石狩川ってどういうイメージなんだろう。

Wikipediaによれば、
★長さは信濃川、利根川に続いて日本で3番目
★流域面積は利根川に続いて日本で2番目
 流域面積というのは、Wikipediaによれば「河川に対して、降水(雨や雪)が集まる(流れ込む)範囲(流域)の面積」ということで、四方八方に支流が広がっているような川は流域面積が大きくなります。石狩川も支流がたくさんあり、一番長い空知川などは200km近くもあったします。そりゃ流域面積もでかくなるわな。また、流域面積が大きいほど水量も大きくなり、河口付近の川幅も広くなりますーーーということでいいのかな。
下流の方では高低差が小さく広大な石狩平野を蛇行して流れるため、あちこちに川の残骸=三日月湖があるのも特徴です。

■石狩川と三日月湖。今回走った道道508号矢臼場札幌線は、石狩川と三日月湖(茨戸川)の間の細い隙間を抜けていきます。

というわけで、まずは石狩河口橋を渡ります。目的地である番屋の湯に行くだけなら、この橋は渡る必要がないんですが、この北海道で2番目に長大な橋はぜひ渡っておきたかった。今でこそベイブリッジだのレインボーブリッジだの瀬戸内海のあれやこれやの長い橋を渡ってはいますが、子供の頃に初めて自転車で石狩河口橋を渡ったときは、そのあまりの長さ、石狩川河口近くの川幅の広さに圧倒されたものです。

で、橋を再び引き返してきて(笑)、河口近くの集落へと入っていきます。
このあたりは、もともと石狩町(今では石狩市ですが)の中心として、明治時代くらいまでは鮭漁で賑わっていたようですが、その後次第に衰退し、札幌に近い地域で急速に発展したベッドタウンに町の中心も移っていきました。

車をのんびり走らせながらぼんやり市街地を眺めているうちに、ふと、●十年前にUターン転職で札幌に戻ってきた頃に買ったばかりの車で石狩に来たことを思い出しました。
あのときは、河口近くのはまなすの丘公園をぶらぶら歩き回り、石狩灯台を見たんだった。
そんなわけで、急遽予定を変更しーーーというほどのことでもありませんが、石狩灯台を見に行くことにしました。風は強かったけど、天気もいいことだし。

はまなすの実を口に含んで(相変わらずなんだか微妙な味だった)、石狩川の堤防の上に立ち、赤と白に鮮やかに塗り分けられた石狩灯台を眺める。
あのときも季節は秋で、黄金色のすすきが強い風に吹き流されているのも一緒だった。
●十年かけて帰ってきた、という思いがこみ上げてきましたが、すぐに、ここはあくまでも旅先であってもう帰る場所じゃないのだという認識に引き戻されてーーー。
N43もそうだけど、なんだか今回は妙に感傷的な旅になってしまったのは、ひさしぶりに札幌で過ごした秋という季節のせいなのかもしれません。

■はまなすの丘公園と石狩灯台。灯台が建っている草原(砂州)の左側が日本海(石狩湾)、右側が石狩川。

すっかり長くなってしまったので、やや尻切れトンボ気味だけどこれでおしまい。


秋の北海道旅行その6(石狩川河口【前編】)

当初、旅行の最終日は16時30分新千歳空港発の飛行機で帰ること以外は何も予定を決めていませんでした。
だんだん日が近づいてきた頃、そろそろ具体的なスケジュール決めなくてはと思い、とりあえずレンタカーだけ予約。
なんとなく温泉の日帰り入浴かなーというイメージはあったので、支笏湖のほとりにある丸駒温泉の日帰りプランーーー温泉に入るだけでなく、和室でゴロゴロしたり飯喰ったりできるーーーというのがいいかなと思って一週間くらい前に電話してみたら、和室が満席なのでお受けできませんとのこと。月曜日だというのになんということ。。。
それ以上何もしないまま旅行に突入することになりました。

結局、決まったのは当日の朝。
これまたなんとなく、石狩の番屋の湯が頭に浮かびーーーって、一度も行ったことないのだけど、なぜか知っていたーーー行ってみることに。

札幌駅近くのレンタカー屋で車を借りて、カーナビで番屋の湯の電話番号を入力するとルートが表示されます。
第1候補は当然のように最短距離である石狩街道(国道231号線)ですが、せっかくの休日のドライブでこんな殺伐とした道路は走りたくありません(偏見)。
■第1候補はこんな感じ

というわけで第2候補を選択。丘珠→モエレ沼→あいの里→生振→石狩というルートです。この日の天気予報はずっと良くなかったのだけど、蓋を開けてみたら4日間の旅程の中で一番いい天気。というわけで、札幌北東部郊外の畑が広がるのんびりした風景を心ゆくまで堪能しました(運転していたので写真がない)。
■第2候補はこんな感じ

生振(「おやふる」と読みます)の畑作地帯を抜け、石狩川と茨戸川(川といっても石狩川の三日月湖ですが)の間の狭いエリアを抜けるうちに、子供の頃この道を自転車で走った記憶が蘇ってきました。走っても走っても茫漠たる風景が続くばかりで、すごく精神的に疲弊したのを覚えています。

そして、国道231号線を渡って昔の石狩の中心部へ。

・・・やっぱり長くなってしまった。続きはまた明日以降に。