今日が誕生日ではないけど、50歳になりました。
30歳になったときや40歳になったときのことを思い起こして、たぶん50歳になったといっても大して感慨深いものはないだろうなとは思っていたけど、まあ予想通りという感じ。
ただ、今よりは平均寿命が遙かに短い時代のこととはいえ、「人生五十年」みたいな言葉があったり(でも今ぐぐったら、この言葉は必ずしも当時の寿命が50歳くらいであったこととは関係ないという話も)、例えば夏目漱石みたいな巨匠・大家的イメージの人が40代で逝去していたり、なんだかなーという感じも多少しないわけではないですが。
あと、肉体的な衰えは確実にやってきていますね。老眼は着実に進行し、五十肩にもなり(こちらはだいぶよくなった)、そして体重も着実に増加中(こちらは運動不足もあるけど)。
それから、同世代の物故者の数が確実に増えてきています(減ったら怖いけど)。なんか水がひたひたと満ちてきて、今くるぶしくらいのところまで来た、みたいなイメージ。そのうち膝、腰、胸、ときて、最後はおぼれ死ぬ、みたいな。
と、ネガティブな話から入ったけど、例えば10代や20代や30代の頃に比べて今の方が良いか悪いかと問われたら、これはもう絶対今の方が良いです。自分が取り組んでいることにせよ人間関係にせよ。
20代に戻って今できていることができるんだったらそりゃー楽しかろうと思うけど、単に「あの頃」をもう一回やりたいかと言われたら絶対嫌ですね。
というわけで、50歳になったからといって特段の抱負らしきものもないし、これからどうなるかわかんないけれど、あまりひどいことにならずにマイペースで生きていけたらいいなとは思います。