オリジナル曲をアップするのは3年ぶりです。
Nextmusicではすでにお聞きいただける状態になっていますので、こちらからどうぞ。
ちなみに、MySoundにも登録しましたが、公開まで時間かかるんですよねー。既製曲もアップできるのは便利だけど、オリジナルは他のとこの方がいいなー。
※2008.10.27追記:曲の基本情報をちゃんと書いてなかったので、某所のあのさんの書き込みからコピペさせてもらいます。許してちょ>あのさん
タイトル:月と桃
プロジェクト実施主体:エリアーノ(HeliAno)
作詞:heli
作曲:heli、あのまりあ
編曲:heli、あのまりあ
プレイヤー:heli(Vo,Gt,Shaker)、あのまりあ(As)
ジャンル:日本語によるボサノバ
※2008.10.27さらに追記:MySoundでも公開されました→こちら
さて。
曲を作りたいという気持ちはずっとあったのですが、どうもいつも煮詰まってしまってました。そこで、もうちょっと気楽に、とにかく何でもいいから思いつきをぱっと曲にしてしてみようと思ったんですよね。
今回の「月と桃」も、とある夜に桃を食いながら窓の外を見たら月が明るく光っていた、というのがきっかけです。そのまんまですね。
そんな安直な形で始め、しばらくして何とか曲が出来上がりました。
が、どうも物足りない。のんびりした雰囲気は悪くないんですが、どこかもうちょっと締まらないというか、ぴりっとしたところがなさすぎというか。
そんな不満を感じつつ、とある掲示板にデモ音源をアップしたところ、音楽友達のあのまりあさん(以下「あのさん」という)から「アレンジを思いついた」という反応が。
自分の曲を他の人にアレンジしてもらったことは今までなかったので、光栄に感じつつ楽しみに待ってました。
しばらくして、あのさんからアレンジの譜面が届きました。コードもメロディもかなり変わっていたので、アレンジの域を超えていましたが。
正直に言うと、最初は「・・・?」という感じでした。ただ、私は感性の柔軟性が低いせいか、どんなものでも初めて聞いて「良い!」と感じることは滅多にないんですよね。そんなわけで、しばらくピアノで弾いてみたり打ち込んで聞いてみたりしてみました。そしたら、「おお、これいいじゃん!」という感じになってきて・・・。今は「こうじゃなくっちゃね!」みたいな境地に到達してしまいました。
それはいいのですが、このメロディを唄うのはかなり苦労しました。きちんと唄えているという感覚は今でもないですが、当社比ではだいぶましになったとは思います。
で、全体の構成を考えたのですが、ゲッツ・ジルベルトのイメージで、唄→ソロ→唄みたいな形にしようと思いました。じゃあ、ソロ楽器は何にしようか?と考えたとき、やはりゲッツ・ジルベルトのイメージに引っ張られたせいか、サックスがいいなぁと思ったんですよね。
で、あのさんにサックスソロを吹いて欲しいと申し出たところ、快諾いただきました。ただし、アドリブじゃなくて書きたいので、少し時間が欲しいとのこと。もちろんこちらも大歓迎です。
しばらくして、ソロの譜面が届きました。DTM音源に打ち込んで聞いてみましたが、おおおなんかジャズっぽい感じでかっちょええぞぉって感じ。
その一ヶ月後、某リハスタでサックスを録音しました。一ヶ月の間、あのさんはずいぶん練習されてとのことで、ほんと感謝の言葉もないという感じです。
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そんなふうにして、「月と桃」は出来上がりました。
原型ののんびりしたフィーリングにボサノヴァやジャズの洗練された風味が付加され、良い感じに仕上がったように思います。
共作という、当初は考えもしなかった展開となりましたが、本当にいろいろな意味で良い経験でした。何より、自分だけでは絶対できないものが共同作業でできた、というのは本当に嬉しいです。
あのさんには心から感謝したいと思います。ありがとうございました!