月別アーカイブ: 2009年11月

ロシア革命アニメーション コンプリートDVD-BOX

先日久しぶりにサンレコを買ったのですが、VIDEO Reviewのコーナーを見たら、ロシア革命アニメーション コンプリートDVD-BOXなるものが紹介されていました。レビュー本文をちょっとだけ引用すると、

美しく刺激的な内容だった。ソ連時代のプロパガンダ映像集である本作。(中略)まずなんと言ってもアニメの色彩設計がすばらしい。時に動くクレヨン画、時に動
く油絵、時に動く版画のような質感もリリカルだ。しかもほとんどの作品がユーモアを忘れずに作られている。(中略)皮肉な見方をすれば、作画力と脚本の力
が当局の思惑を上回った作品群、ともいえる。

てなわけで、買っちゃいました。本編6時間40分+解説映像計108分とボリューム満点なので、年末年始にでもじっくり楽しもうと思っています。
といいつつ少しだけ見ました。

1.黒と白(1933年)
 ・・・これどんな作品だっけ。一週間前に見たばかりなのにもう忘れてる。年だな。
2.ツイスター氏(1963年)
 アメリカの大富豪一家がロシア旅行して、ホテルに有色人種がいたことから大騒ぎになる話。50~60年代ぽいデザイン(?)がとても魅力的。手持ちネタではオーレ・エクセルの本に載っているデザインを連想しました。
3,よそ者の歌声(1949年)
 ナイチンゲールの歌声に鳥たちが聞き惚れているところに、アメリカ帰りのバブリーなサギ(だったかな)がやってきて、おまえら時代遅れなんだよという態度でけたたましくジャズをぶちかましてひんしゅくを買うという話。なんだけど、制作者は実はジャズの方が好きなのではないかとの疑念も覚えます。
4.アヴェ・マリア(1972年)
 アヴェ・マリアをバックに、ベトナム戦争に関係した反戦反米映像(日本のも含む反戦デモの実写映像とか人形を持った子供がアメリカ兵が撃つアニメとか)のコラージュが流れる、かなりアングラっぽい映像。
5.百万長者(1963年)
 大富豪の遺産を飼い犬が相続し、とんとん拍子に出世して最後は上院議員になるという話。アメリカでは金さえあれば犬でも議員になれるというメッセージなのかな。
6.射撃場(1979年)
 仕事を探しているあんちゃんが射撃場のオヤジに雇われて生きた標的になる話。サイケでアメリカンなアニメに映像見ながら即興で音をつけていったかのようなフリージャズっぽい演奏が付き、結構長時間にわたってシュールな流れが展開されるので、見終わるとかなりぐったりします。この作品なども、アメリカはこんなにひどい国なんですという政治的建前を堅持しつつ実は自分の好きな作品を作っているとしか思えません。

 アニメを含め映像関係、デザイン関係は全然詳しくないので、見当違いなこと言っているかもしれませんが、そこはご容赦いただきたく。


yojikとwandaライブ@鈴ん小屋

昨日はyojikとwandaライブを見に行ってきました。9月末のムリウイ以来かな?(結局あのライブもレポートさぼってしまった・・・)。
ちょっと残業したので池袋に着いたのが8時過ぎくらい。しかも、あまりにも空腹だったためラーメン食ってまたまた遅くなり、会場の鈴ん小屋に着いたのはyojikとwandaが登場する9時もだいぶ近づいた頃でした。
ちなみに、鈴ん小屋のあたりは、なにやら探偵業というか興信所の集積地帯のようでした。東京っておもしろいですね(田舎者の感想)。

靴を脱いで上がり、受付でお金を払った後会場に入ると、か猫さんがいたのでご一緒させていただきました(妹さんや妹さんのお友達もいました)。HOOPさんはどこかなぁと思ったら、気管支炎をわずらっていて巨大なマスクを装着していたため発見が遅れました。すまぬ>HOOPさん

今回は4組くらいが出た模様。wandaくんの話では、皆それぞれおもしろくて見ないと損だったらしい。ちっ。
会場に入ったときには、yojikとwandaの前の人が演ってました。「最近妹が白血病で亡くなりまして。嘘ですけど」など謎のMCが微妙な受け方をしていました。

で、yojikとwandaですが、いきなりwandaくんのMCで開幕。なんか、音楽だけでなくMCの面でも急激な成長を遂げているような気が。
曲ですが、のっけから3曲立て続けに新曲。あとで聞いたら一週間で3曲できたとのこと。しかもyojikさんは前の日に初めて聞いた曲もあったとのこと。いやすごいなぁ。なんというか、yojikとwandaの「こなす力」というか「消化力」にはいつも感心させられます。
その後はおなじみのカバーとオリジナル。いつもよりもちょっとアップテンポでポップな印象でした。「若い人」はテンポがちょっと速いせいか、yojikさんが歌詞を詰め込むのに少し苦労していたような気も(気のせいかな)。

1月には8曲入りのセカンドアルバムも完成予定とのこと。楽しみです。

終了後は、主にwandaくんを肴に話がはずみました(笑)。


模様替え

先月くらいまで、部屋が散らかっている→気が滅入る→片づける気力減退→・・・という悪循環な生活状態だったんですが、いい加減うんざりしてきたので、気合い一発で使わないものをガンガン処分するとともに部屋の模様替えを敢行することにしました。

ポイントはパソコンとオーディオ(スピーカー)と電子ピアノの位置関係。今までは部屋の長辺側にピアノとオーディオセット(スピーカー含む)が隣同士に並んでいて(ピアノの右側にオーディオセット)、ピアノの譜面台の位置にテレビ兼用のパソコンモニタがあったのですが、モニタ(ピアノ)の前に座ったときにスピーカーの音が皆右側から聞こえてきて非常に違和感がありました。
やはりスピーカーはモニタの左右に配置しなくては・・・ということと、あとスピーカーから十分距離を取ってゆったり聞きたいということで、部屋の短辺にピアノを持ってきて、譜面台の位置にモニタを置くのは変わらず、左右にスピーカーを置きました。
結果は・・・いや~とっととこうするべきだったと激しく公開。実によいです。

ちなみに、ピアノを載せている机も買い換え。無料バスに乗ってIKEA港北に行ってきました。幅150センチ×奥行き75センチ×厚さ3センチ強のMDF天板に高さ調整機能付き金属脚4本つけて11000円。安っ!

で、こんな感じ。本当はスピーカーにはちゃんとスタンドを用意してあげるべきなんだろうけど、とりあえずはピアノ直置きということで。まぁいいや。


Technics SL-1200にSME 3009 Series IIISを載せてみた。

11月初のエントリーです。
書くネタがないわけではないんですが、どうも気が乗らなくて、またしてもすっかりさぼってしまいました。情けない・・・。

というわけで、復帰第一号ネタはオーディオです(オーディオネタもすごく久しぶりかも)。
先日たまたまぼんやりとイギリスのeBayを見ていたら、Technics SL-1200SMEのアームを載せられるようにする金属製のボードが出ていました。eBayといっても、中古品のオークションではなく、零細業者が通販チャネルとして使っている状態で、このボードもSoundSupportsというイギリスのどうみても大企業とは思えない企業(ひょっとしたら個人かも?)の製品です。
とはいいながら、最初にこの製品を見つけたときは、すでに一人入札していたので、これが終了したらすぐに同じのが出てくるだろうと思って待っていたら、案の定出てきたので即入札したところ、なんと高値で入札する馬鹿者出現。何考えているのかと思いつつやりすごし、次の回でようやく当初価格どおりでゲットしました。やれやれ。

で、昨日の夜はひたすらアーム換装作業。オーディオの師匠の一人である渋谷さんから長々と借りっぱなしのSME 3009 Series IIISと格闘していました。この作業もレポートの価値はあると思うのですが、ちとばてばてなのでまたそのうち(って、いつになるんだか・・・)。

てなわけで写真なぞアップしてみます。デザイン的にはなかなかいい感じだと思うのですが、どうでしょか。

【追記】
SME 3009 Series IIIがいかなる考え方で生まれたアームかについては、こちらが参考になります(”3009/S3″と標記されています)。