昨日でトリノオリンピックのジャンプ競技は全て終了しました。
てなわけで、個人的な感想など。
まず前提として、昨年開催された世界選手権の団体戦で、日本は2回目に進むことも出来ない状態だったということを忘れてはならないと思います。
そんなどん底の状況を打開すべく、ユリアンティラコーチが就任したのが昨年の春。
で、1年後に迎えた大会がトリノオリンピックだったわけです。
大会前、ユリアンティラコーチが6位を目標としたことに対して、「盛り上がりに欠くコメントを繰り返す」などと書いた記事(夕刊フジ)を見ましたが、上記のような状態からたった1年でメダルを期待するのは、はっきり言って現実的な見方とは言えないと思います。
一般的に言って、成果が見えるのは3年後くらいが目安なんじゃないでしょうか。
今回のオリンピックでは、ノーマルヒルでは実力を発揮できたとは言い難かったですが、ラージヒルと団体はまずまずだったと思います。ラージヒルで岡部選手が入賞したし、団体ではすごいジャンプもあまりなかったけど、ひどい失敗もありませんでした。
次の目標は、通常の力を6位から5位、4位へとステップアップしていくことと、試合で十分に力を発揮できる(時には実力以上のジャンプをできる)ようになることではないかと思います。
来年、札幌で世界選手権が開催されます。
どこまで日本が力を伸ばせるか、大いに楽しみです。