月別アーカイブ: 2008年12月

あんこうのシチュー


先日、テレビでポルトガルの旅行番組を見ました。グルメと観光地巡りというありふれた内容ではあったけど、あまり騒がしくない落ち着いた感じの番組でなかなか良かったです。
紹介されたご馳走はどれも美味しそうでしたが(巨大なかぼちゃの中をくりぬいて、うさぎ肉の煮込みを入れてオーブンしたやつとか、すごいボリューム!)、ナザレという港町のレストランで出された「あんこうのリゾット」を見て、丸元淑生氏の続新家庭料理に載っている「魚介類のシチュー・ナザレ風」をあんこうで作ってみようと思い立ち、昨日トライしてみました。いつもは金目鯛をメインにエビとか貝を入れるのですが、あんこうだけというのもシンプルに味がまとまってなかなか美味しかったです。
で、本年最後の朝食は昨日の残り物。
残り物にふさわしく骨だらけなので、骨をつまみあげてしゃぶるような喰い方をしてると、良く晴れたさわやかな朝なのに微妙にやさぐれた気分になってきます。
しかも朝っぱらからワイン呑んでるし。
2008年の大晦日はこんなふうに過ぎていきます。


2008年を振り返って。

いよいよ明日で2008年も終わり。
ということで、1年を振り返ってみようと思ったのですが、前半(~6月)のことがさっぱり思い出せないんですよね。
で、自分のブログでも見返して、どんなことがあったのか思い出してみようとして気が付いたのが、月別のエントリーの数。
6月まではずっと一桁なのが、7月以降はずっと二桁なんですよ。
なんかこれって、今年を象徴しているような気がします。前半低調、後半盛り上がり、という。
ということで、2008年の主な出来事。
■ゴガク
 それまでも単語耳などを使って細々と勉強してはいたのですが、5月に英語上達完全マップと出会って完全にエンジンがかかったという感じ。結局今に至るまでコンスタントに続けることができています。
 現在の進捗状況ですが、英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】は仕事納めの日にめでたくコンプリート! 年明けからは英会話・ぜったい・音読 【続・挑戦編】に取り組む予定で、それが終わった頃に再びTOEICを受けてみようと思います。
 スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニングの方は、前半部分をぐるぐる回していて、現在6巡目。5巡目までは本でやってましたが、6巡目からは音声でやっています。10回は回すつもり。
■オンガク
 今年前半も細々とギター弾いて唄ってはいたのですが、7月にK.Yairiのナイロン弦ギターを買ってからは、ボサノヴァに向けて猪突猛進。「すぐに歌えるボサノヴァ(
)」でポルトガル語の唄も練習し、結局これまで7曲弾き語りできるようになったのは大きな成果だったと思います。
 そのちょっと前、6月にYojikとWandaのライブを観に越生の「ゲストハウスおっぺ」に泊まりがけで行ったのも大きな出来事でした。彼らのライブを観るのはそのときが初めてで、なんというか、しょっぱなからえらい濃いイベントに参加したもんだとつくづく思いますが、その分強い刺激を受けたこともまた確かで、直後に3年ぶりの新曲として「月と桃」の原型が出来上がったりしたわけです。
 月と桃は結局、あのまりあさんとの共作という形で完成しましたが、そこに至るまでのプロセスも本当におもしろくて、ちょっと得難いような貴重な経験だったと思います。改めてあのまりあさんに感謝! サックス録音した後のビールは美味かった!
 あと、11月には4本もライブ見に行ったり(月4本というのは記憶にないですね)、YojikとWandaのライブも結局4回見に行ったり、なんかこんなに音楽活動が盛り上がったのはかつてないことだったかも。
■タビ
 9月に北海道行ったり、11月に忍野八海~山中湖に行ったり、まぁぼちぼちと。
■ジスイ
 平日はちょっと外食に頼り気味だったかも。休日はそこそこ作ってましたね。年末のフェジョアーダはちょっとしたヒットでした。
■デンキ
 あー完全にさぼりましたね。来年はちょっとは復活したい。


カメラのクリーニング


結構前から気になっていたのですが、我が家のデヂイチで録った写真にいつもUFOが飛んでいるんです。画面の同じ場所に、同じ大きさ同じ形で。
・・・って、要するにカメラが汚いだけだろうが!
たしかマニュアルには、定期的にクリーニングするよう指示されていたと思うのだけど、数年前に買ってからというものクリーニングなんてちっともやってませんでした。それに日頃の雑な扱いがたたって、カメラの見た目からしてこりゃだめだ状態。
というわけで、仕事納めの日にニコンプラザ新宿へダッシュ。18時までに入らないとクリーニングの当日受け取りはできないのですが、ちょっとだけ過ぎてしまった・・・。でも、融通利かせて受け付けてくれました。ありがたやありがたや。
カウンターでカメラをチェックした担当の方曰く「外観の割には中は綺麗ですね」。すんません日頃の扱いが悪くて~(泣)。まぢ反省。
というわけで、40分後に見違えるように綺麗になった物件を受け取ることができました。費用は1000円ぽっきり。
もうちょっと普段から綺麗にするように心がけて、ときどきはニコンプラザに持って行って掃除してもらおうっと。
※綺麗になったカメラの写真をアップしたいところなのだけど、カメラは自らの姿を映し出すことはできないのである。


「おまえの悲しみが泣く(Chora tua tristeza)」

1959年9月、リオデジャネイロの建築大学で開催された「第一回サンバ・セッション・フェスティバル」は、ボサノヴァが新しいムーブメントとして学生に浸透し始めた時期を象徴するイベントだったそうですが、このコンサートについてルイ・カストロの「ボサノヴァの歴史」には、こんなことが書いてあります。

だが、この夜のハイライトはアライヂ・コスタだった。彼女はオスカール・カストロ・ネーヴィスとルヴェルシー・フィオリーニの「おまえの悲しみが泣く」を唄い、観客の心を強くつかんだ。これは数ヶ月後、このムーヴメントの枠を超えてヒットし、“最初のボサノヴァの曲”と呼ばれるようになる歌だ。

そんな由緒のある曲なら是非やってみたいと思い、チャレンジしてみました。
ちなみに、アライヂ・コスタのバージョンを聞いてみたいと思って調べたら、アマゾンでは扱っておらず(中古品が11,636円で売られてる!)、HMVに注文しました(取り寄せになるので少し時間がかかりますが・・・)。