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島津田四郎・yojik 弾き語りライヴ@カフェ・ムリウイ

これまたさぼりまくっていたライブレポ。再開第一弾(って後が続くのか?)は、昨日カフェ・ムリウイ@祖師ヶ谷大蔵で催された島津田四郎・yojik 弾き語りライヴ。
前半はyojikさん。今回は何とwandaくんの真っ赤なエレキギターで登場。Goya Rangemasterという、ボタンがごてごてついた変わった形のいかにもビザールなギターです。
うろおぼえのセットリストなぞ(曲順や説明も含め、正確性・真実性は全く保証しません)。
1.ハレルヤ
 はじめてyojikさんの弾き語りをYouTubeで見てノックアウトされたフェアグランド・アトラクションのカバー。エレキの音色がすっごく良い感じ。
※↓はアコギですが。

2.Fun, Fun, Fun
 yojikとwandaの曲。どんなスタイルの曲でもでちゃんとそれらしい感じで弾いてしまうのがyojikさんのギターの凄いところ。この曲でも、ちょっとレトロなロックンロールの感じ(?)が出てました。
3.Nameless Flower
 yojikさん作の曲「菜の花が丘」の唄をポエットリーディングに差し替えたような成り立ちの曲。
4.帰りの会のサンバ
 お子さんが卒業式の時にサプライズで歌った曲とのこと。お母さんモードyojik。でも良い曲良い唄。
(6/2追記 このあたりで一休さんをやったはず)
5.午前4時
 yojikとwandaの尖った曲。これを弾き語りでやるのはかなりサプライズだったけど、Fun, Fun, Funと同様、ちゃんとファンクなニュアンスが出ていることに驚嘆。
6.ジュディ・シルのカバー
 すんません、曲名忘れた。
7.ソロー
 タイトル違うかも。たぶん初めて聞くyojikさんのオリジナル。ちょっと不思議なコード進行の曲。
8.おはよう?おかえり?おやすみ?
 タイトルわからん。これまた初めて聞くyojikさんのオリジナル。
多くは語りませんが、こんなセットリスト思わず作って記録したくなるくらい良い・面白い・興味深いライブでした。
見逃した人は身もだえして悔しがるがよい。ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉ。

後半は田四郎さん。ステージ前にギターケースを空けて置いて投げ銭入れにするという、完全なストリートスタイル。
ギブソンのでかいスチール弦ギターをピックでガンガン鳴らしながら、マイクなしで歌いまくる迫力満点な姿はこれまたストリートな感じ。
最初は何とも思わずに聞いていたのだけど、しばらくして「あれ、そういえば以前はナイロン弦をサムピック使ってトラヴィスピッキングするようなスタイルがメインじゃなかったっけ?」と気づきました。いろんな引き出しを持ってるんだなー。

ということで、田四郎さんのCD-Rを購入。あとで聞きます。


ギターの弦高

アコギを弾いていたころ、アコギの弦高は、強くストラムしたときのビビリが許容できる範囲で極力低くしたいと思ってました。
ジャズのリズムギターみたいに音量を稼ぐために弦高は極力高くする、という考え方もあるようですが、やはり低い方が弾きやすいと思います。

最近エレキギターを弾くようになって思ったのが、エレキの弦高は低ければいいってもんじゃないなということ。
エレキって、ミュートがとても大事ですが、ちょっとさわっただけで押弦できてしまうほど弦高が低いと、ミュートもかなり気を遣わないといけなかったりするんですよね。エレキはアコギよりも弦のテンションが低いせいもありますが。
私みたいに弾き語り用途だと、演奏中にギターだけに集中することが出来ないので、多少ずぼらに弾いてもあまり問題がでないことが望ましいです。なので、超絶速弾きに最適化したような低い弦高のセッティングよりは、多少高い弦高の方がいいんじゃないのかな、と最近思うようになりました。
もう少し上達したら、また考え方が変わるかもしれないけど。

なお、弦高による音色の変化は気にしません(今のところ)。


ギターの「出来ない」感じ

ギター初心者がF(一般化するとバレーコード)を押さえられなくて挫折した、というのはよく聞く話です。

最初のうちは下手なのは、別にギター(あるいは楽器練習)に限った話ではないですよね。
でも、「出来なくて挫折」というのはそんなによくある話でもないんじゃないでしょうか。もちろん飽きてやめた、みたいな話はいくらでもあるでしょうが。

Fで挫折する理由の一部は、「出来ない」感じの質にあると思います。
個人差もあるでしょうが、私が最初にやったときは「こんなのできるわけないじゃん!」という感じでした。
バレーする人差し指を少しひねって側面に近いところで押さえるとか、他の指が押さえていない弦に意識を集中させるとか、コツといわれる事柄にいくら注意しても全部の弦がきれいに鳴らない。
「練習したらそのうち出来るようになる」という気がしない、というのが挫折につながるんじゃないかと思います。

まあ、私の場合Fの壁はなんとか乗り越えたんですが。

いま、ジャズのリズムギター(三和音の四つ切り)を練習しているんですが、鳴らす弦は3本だけで、残りの3本はミュートしなくてはなりません。
これがうまくいかない。特に、練習しているやつは、ミュートを確実にするようにということで、拍裏も全部の弦をミュートして弾くやり方なんですが、これが難しい。特にコードチェンジの直前は、指を押さえ換えつつミュートは切らさず、という感じで、なかなかうまくいきません。
が。2週間くらい続けていたら、なんとなく出来るようになってきました。もちろんミュートも完璧ではないし音の長さもまだまだばらついていますが、練習し始めた頃の「絶対無理!」な感覚はだいぶ薄れてきて、「このまま続ければなんとかなるかも」という感覚になってきています。

ということで、楽器で新しいことを始める際には、「こんなの無理!」と思っても、一定期間は淡々と毎日続けてみるべきだと自分に言い聞かせています。。
・・・とはいいながら、「こんなの無理!」な感覚を抱えながら練習を続けるのって結構しんどいんですよね。実は三和音の四つ切りだって、今回が初挑戦じゃなくて、何度もちょっと手をつけては放り出す、ということを繰り返してきたあげく、ようやく今回少しだけ希望が見えてきた、という感じなわけで。
つらくてたのしい楽器道。


新譜のアナログ盤を買ってみる。

最近新譜のアナログ盤がどんどん出ていたにもかかわらず、これまでいまいち手を出す気になれなかったのは、なんとなく新しい音はiPodとかでも聞きたいと思っていて、アナログだとデジタルの形で取り込むのが手間だなー(まずやらないよなー)と思っていたからなんですが、最近は新譜のアナログ盤を買うとネットでデジタルの音源もダウンロードできるようになっているという話を聞いて(これって前からこうだったのかな)、それならいいかと思って、少し買ってみることにしました。

最初に買ったのがロディ・フレイムの新譜「Sever Dials」。冴えない老けた顔をアナログジャケットのサイズで見せつけられても仕方ない気もしますが、音楽はロディ・フレイム節全開という感じでとても素晴らしい。ちなみに、ダウンロードのコードではなくCDがついてくるのもなんだか太っ腹(それだけ安く出来るということなんでしょうけど・・・)。
最初に針を落とした時、ノイズはとても少なくて「おお、これは」と思ったけど、最後まで聞いた印象としては、全体としての音質・盤質は、まぁこんなもんかなという感じ。

その前に注文したのにまだ来ていないのがベン・ワット「Hendra」。国内盤CDはもう出たけど、いつになったら来るのかなー。
あと、XTCのスカイラーキングで、オリジナル盤で位相の処理で問題があったのを修正した(ついでにジャケットも大元の股間デザインを採用した)盤も買おうと思ったのだけど、これはすでに売り切れまくっておった。

今後も、気が向いたらぽつぽつと買う・・・かもしれない。アナログ盤。

  


三段重ねのティースタンド

三段重ねのティースタンドのことを知ったのはいつ頃のことだったか、よく思い出せません。
90年代であることは間違いないと思うんですが、札幌にいた頃に勤務先の人に教えてもらった自由ヶ丘のフレッシュクリームという店で見かけたのが最初なのか、同じ頃に知り合った、とある草の根BBSで話題になっていたのを意識したのが先だったのか、あるいは・・・。

何はともあれ、フレッシュクリームというのは印象的な店でした。普段はお菓子作りの教室なんですが、週末だけティールームとして営業していて、何度か行きましたが、白基調の明るい雰囲気は居心地が良くて、ケーキ紅茶も美味しかったんですよね。そして、三段重ねのティースタンドで供されるアフタヌーンティーの軽食・デザートは味もさることながら、その優雅なたたずまいがとても良い感じで店の雰囲気にもぴったり合ってました・・・とか言ってるけど、この記憶はかなり怪しい。
その後、2000年代のある日、久々にティールームに行ってみようとしたら、いくら探しても店が見つからない。後日ネットで、2004年に週末のティールーム営業は止めたことを知りました。お菓子教室は止めていないようなので、店そのものが見つからなかったというのはいまいち腑に落ちない気分でしたが。

さらに長い時間が過ぎて、何ヶ月か前にフレッシュクリームのFACEBOOKページを発見したんですが、なんと不定期(年1,2回程度らしい)アフタヌーンティーをやっているとのこと。これは行かなくてはと思ってしばらくウオッチしていたら、あまり日を置かずして、5月中旬のバラの季節にオープンするとの告知が。もちろん速攻で申し込みました。

というわけで、行ってきました。
上記のような次第で、店自体が見つかるかどうか不安でしたが、バラが咲き誇る入り口付近に予約客が何人かたむろしていたのですぐにわかりました。
入り口の細い階段を通って店の中に入ったのですが・・・うーむ、何も覚えていない(爆)。
全体に白くて明るい空間だったというイメージはあるんだけど、中庭ってあったっけ・・・?
でも、しばらくするうちに、ぼんやりと「ああ、そういえばこんな感じだったっけなぁ」という気分がわき起こってきはしましたが。
ちなみに、男の客は私一人(汗)。まあ予想された事態ではあります。
そして三段重ね。ボリュームはいささか控えめだけどやはり美味しかったです。お茶もやや甘くて複雑な香りのフレーバーティーがいい感じ。

詳しくはこちらをどうぞ。写真もあります。