月別アーカイブ: 2015年12月

村上春樹ジャンキー

11月25日に「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読んで以来、なんだかスイッチが入ってしまって、村上春樹の本を読みまくってました。

最初は旅行記つながりということで、「辺境・近境」「辺境・近境(写真編)」「やがて哀しき外国語」を。
で、「辺境・近境」のノモンハンのところを読みながら、そういえば「ねじまき鳥クロニクル」以降の長編って全然読んでなかったなと思い(「ダンス・ダンス・ダンス」まではほぼリアルタイムで読んだのだけど、なんだかそこでフォローするのをやめてしまっていたんですよね)、「ねじまき鳥クロニクル」に手をつけたら、なんだか止まらなくなってしまいました。
というわけで、先週末までに「国境の南、太陽の西」「スプートニクの恋人」「海辺のカフカ」「アフターダーク」「1Q84」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」と読み進めました。もう爆裂状態というか祭り状態というか。
今週に入って音楽エッセイ「意味がなければスイングはない」を読んでますが、かなりクールダウンしたかも。

こういうスイッチの入り方は久しぶりだけど、そんなわけで我が家には夏目漱石の新潮文庫全部とか、太宰治の新潮文庫全部とかがあります。この二人が特に好きだということはないと思うのだけど、たまたまあるときにスイッチが入った、その残骸という感じ。


碑文谷公園で馬に乗ってきた。

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目黒区の碑文谷公園には「こども動物広場」というのがあって、犬とかうさぎとかモルモットとかと触れ合うことができます。名前のとおり基本的には子供というか親子が対象なのだけど、動物好きの大人も立ち寄ってはなごんでいるようです。
あと、馬が何頭かいて乗ることができます。普段は子供だけだけど、ごくたまに大人も乗せてくれることがあります。
昨日はそういう日だったので、足を運んできました。すごい長蛇の列で挫折するんじゃないかと思ってましたが、意外とすぐに順番がきてびっくり。
一辺30メートルくらいの馬場を一周するだけだけど、たった300円でこんなに手軽に馬に乗って楽しめるんだから言うことなしです。また霧多布に馬に乗りに行きたくなりました(こことかこことか)。

それにしても、碑文谷公園周りには他にもボート(30分200円。12〜2月は休業)とか卓球(1人30分200円)とか、安く楽しめるものがいろいろあって良いです。


泥沼あるいは霧の中〜yojikとwanda、惑星のかぞえかた

今日は酔っ払いです。

まだ今年が終わるまで一ヶ月弱あるから今言うのは早いかもしれないけど、
今年の後半はなんだか泥沼あるいは霧の中にいるような状態でした。
7月に「青空のかたち」を出した後、ほとんど何もやる気がなくなってしまったんですよね。
実際8月にライブをやったあとは何もやってない。楽器もろくすっぽ触っていない。
次の企画も立ってない。立てる気もおきない。

燃え尽き状態が思いのほか深刻ということかもしれないし、
なんだか仕事が忙しくてストレスがたまっている(当社比)せいかもしれないし、
あれこれ心配事があるせいかもしれない。

ま、こういうときにじたばたしても仕方が無いので、心ゆくまでスランプを味わうくらいの気分で過ごすしかないんですよね。
本当は一年くらい仕事を休みたいんだけど、なかなかそうもいかず。

昨日は下北沢leteでyojikとwandaのライブを見てきました。
今回はリクエスト大会ということなので、ロンリーハートという曲をリクエスト。
ロンリーハートはコード進行で旧バージョンと新バージョンがあります。
旧バージョンはからっぽな感じ。新バージョンは哀しい感じ。
泥沼あるいは霧の中にふさわしいのはからっぽな感じなのか、哀しい感じなのか。
私はからっぽな方がふさわしいと思う。

今日は代々木Zher the ZOO YOYOGIという初めて行く店で惑星のかぞえかたを見てきました。
こういうライブハウスっぽいところで見るのは初めてかも。
もっとも、美肌室そらとかルミネの屋上とか、いろんなところで見てきたことを思えば、また一つバリエーションが増えただけかもしれないけど。
でも、どんなシチュエーションでも惑星のかぞえかたの音楽は微動だにせず素晴らしい。
ちなみに対バンで最後に出た俺はこんなもんじゃないというバンドは凄かった。
またどこかで見たい。

自分にとって、yojikとwandaと惑星のかぞえかたは、身近なところで生の音楽に接することができるものの中で最良なものだと思うので、二晩連続で接することができたのはとても良かった。
喩えは良くないかもしれないけど、身体が弱っている病人へのブドウ糖輸液のように効いてます。