月別アーカイブ: 2009年12月

ダージリンの紅茶


先日近所の本屋に行ったら、BRUTUSの表紙に「おいしいお茶の教科書」とあるのを見かけ、興味を持って買ってみました。紅茶と日本茶についていろいろな記事が書いてあって、お茶にはあまり詳しくない私にはなかかためになる特集でした。

で、冒頭でダージリンの紅茶が農園別に選べる店としてリーフルダージリンハウスという店が紹介されていました。職場が最近銀座近くに移転したこともあって、興味を持って行ってみました。
そこで試飲させてくれたのが、プッタボンという農園のセカンドフラッシュ。なんとなくダージリンって水色が薄めで上品だけどぐっとくる感じがあまりないのが物足りない、というイメージがあって、これまであまり興味がなかったのですが、試飲したやつはかなりしっかりした味と香りで、こういうのもあるんだーとちょっとイメージが変わりました。
ということで、一袋買い求めてしばらく飲んでました。家で飲んでも印象は変わらず。これはなかなか美味い。

今日、久しぶりに二子玉川の方の店に行って、お店の人にプッタボンの印象を伝えたら、勧められたのがタルボという農園のセカンドフラッシュ。これも購入し、今飲んでます。うーむ。プッタボンよりは丸い感じの味のような気がしますが、もうしばらく飲んでみるとまた印象も変わるかも。


炉ばた大将 炙家


以前紹介した炉ばた大将、と書こうと思って過去ログ見たら、そのうち紹介すると書いて放置していたことが判明。まあいいや。我が家の台所に備え付けてあるのは蚊取り線香型の電気コンロだけなので、カセットコンロで調理しているのですが、魚とかを焼くのには炉ばた大将を使ってきました。炉ばた大将がどういうものかは上のリンク先にある写真を見ていただければわかると思いますが、要するにカセットガスを使った網焼き装置です。
ずっと愛用してきたのですが、愛用しすぎてかなりぼろぼろになってきたことと、現行バージョンの炉ばた大将 炙家がかなり改良されて使い勝手が良くなっているように見受けられたので、今回買い換えることにしました。
で、今日届いたので早速いわしを焼いてみましたが、確かに使いやすくなってます。
・ライター等を使わなくても着火できる。
・ヒートパネルのおかげで、ガスが少なくなった時や気温が低いときでも火力が弱くならない。
のが大きな改良点ですが、他にも輻射板の形状にいろいろ工夫がこらされているなど、着実に進歩しているのが見て取れます。
年末年始には、焼き鳥とか貝とか焼いて楽しむつもり。へへ。


ひとりレコード聴くクリスマスイブ。

なんだか仕事がばたばたとしていて、もうすぐ正月だとかがさっぱり実感できない今日この頃ですが、今日は割と早く帰れたので、最近中古レコード屋で買った盤なぞ聴きながらゆっくりしてます。

“The world of contemporary folk”というタイトルですが、英DECCA盤ということで、中身は英国フォークの面々。いかにも英国らしく、いろんな人がいろんなことやってて面白い。
なかでもdavy grahamの”both sides now”は、シンバルで幕を開ける中近東風(?)のイントロからして怪しく、途中からはアコギによるガレージバンドみたいな演奏。歌は勢い余ってかなり外してます。フィンガーピッキングの名手として名高いdavy grahamって、こういう面もあるんですよねー。一方でオープニングを飾るS&Gの”Flowers Never Bend With The Rainfall”は女性とのディエットが正統フォークっぽい折り目正しい演奏。
rab noakesは名前は知ってたけど音を聞くのは初めて。なんか声がCSNっぽい。演奏も60年代後半~70年代初頭のフォークロックという感じで、結構好みな音。他の作品も聴いてみたくなりました。
archie fisherとbarbara dicksonも初めて聴きました。イメージ通り風格ある正統派英国フォークという感じ。
julie felixは名前を聞くのも初めて。これはもろ米モダンフォーク。
bread, love & dreamsは以前から興味あったけど聴くのは初めて。かなりサイケっぽいイメージを持っていたのだけど、思ったよりは正統フォークっぽい音。

ちなみに、最近久々にレコード針を換えました。grace f-14用の一番標準的な針。いつもはちょっと変わった針を選んできたけど、たまにはオーソドックスなやつにしようと思って。暖かみのある柔らかい音で、夜にのんびり聴くのにピッタリ。


ジャズ弾き語りへの第一歩

・・・ブラジル人にチェット(ベイカー)のファンが多いのは驚くべきことである。(中略)筑波科学万博の際ショーに出演したナラ・レオンがラティーナ誌のインタビューで「あなたの好きな歌手は?」という質問に答えて謎を解く鍵のような発言をしている。「チェット・ベイカーを知ってる? 彼はトランペッターなんだけど歌ったレコードがあるのよ。それが演奏するみたいに歌っていて素敵なのね。あれが大好き。(「ボサ・ノーヴァ詩大全」坂本英矩、中央アート出版社)

チェット・ベイカーがボサノヴァに影響を与えたかどうかはともかく、チェット・ベイカー・シングスの歌は、どこか鼻歌に通じる軽やかさという点でボサノヴァの歌に相通じるものがあり(ボサノヴァと違ってナチュラルなビブラートがかかってますが)、私の大好きなアルバムです。

あんな風な歌で弾き語りをやってみたいなとずっと思っているのですが、ジャズのバッキングってどうやったらいいかわからないんですよね。
あれこれ探して見つけたのが、フィンガースタイルジャズギター ウォーキングベーステクニックという教本。親指でウォーキングベースを弾きながら1拍目の裏にコードを入れるような弾き方がいろいろ練習できます。たとえばこんな感じで練習してます。
・・・なんか先は長そうですが、気長に取り組むつもり。