月別アーカイブ: 2006年6月

パワーアンプ自作への道その10~測定


出来上がったものがまともに動いているかどうか確かめるために、取りあえず測定してみました。

1.歪み率

電源電圧が予定より高い(23Vくらい)こともあって、最大出力は18Wくらいになってます。
2.クロストーク

高域で少々悪化しているのは基板のパターンのせいなのか配線のせいなのか。ただ、つないだダミーロードの線や測定器につながる線の配置の具合でずいぶん値が変わってしまうので、測定の仕方が稚拙なだけの可能性もあります。
取りあえず現時点での結果を。もうちょっとやり方を調べたり工夫したりしてみます。
3.方形波テスト
スピーカー端子に抵抗や容量(コンデンサ)をつないでアンプの入力に方形波(今回は1V、20kHz)をぶち込み、負帰還検出ポイントの電圧波形を見ます。ガタガタになるほどアンプの安定性が低く、超高域にピークがあったり発振しやすかったりするようです。
【参考】
アンプ(エミッタフォロワ)の安定性について、Daluhmannさんのblogのエントリー(と渋谷さんのコメント)にまとまった記述がありますので関心のある方はどうぞ。
(1)8Ω純抵抗

まぁ綺麗な形じゃないかな。
(2)0.1μF純容量

ちょぺっとだけピークが。
(3)0.47μF純容量

うーんかなりガタガタだな。どっか問題あるかなぁ・・・。


パワーアンプ自作への道その9~一応出来上がりました


パワーアンプ、なんとか完成にこぎつけました。
ケースにパーツを取り付けて配線する作業に思いの外手間取ってしまい、ここ数日かなり夜更かししてしまいました。おかげでいささか寝不足気味です。
そのうちレポートをとりまとめてホームページの方にアップしようと思いますが、取りあえずは写真など。


はらわたの中。左側の空いたスペースには、電圧増幅段用の別電源を入れることを想定しています。って、実行するかどうかは定かではありませんが・・・。

カバーを取り付けてみました。シャシ上面は下手にさわるとトラブルが発生しかねないような箇所もいくつかあるので、カバーは必要かなと思います。
今は、コーヒー飲みながらWizz Jonesというイギリスのフォークシンガーの”the legendary me”というアルバムを聞いてなごんております。


パワーアンプ自作への道その8~バラックでテスト


なんとかバラックでのテストにこぎつけました。
が、どうもテスターで当たるとどうも様子がおかしい。
原因究明に手間取り、とうとう徹夜してしまった・・・。
結局、一カ所ハンダ付けを忘れていたのでした。やれやれ。
というわけで、とりあえず片チャネルだけですが、なんとか無事に音が出ています。ふう。
疲れたので寝ます。すんませんが、コメントへのレスはもう少々お待ち下さい。


パワーアンプ自作への道その7~基板完成


一昨日は基板のパターン作り&焼き付け&エッチング。
昨日サッカーを見ながら(聞きながら)ひたすらハンダ付け。
というわけで、とりあえず基板1つ完成です。
今日はパワー段とリレーの基板のパターン作り。
黙々と作業を進めます。
BGMはBonnie RaittのGive it upのレコード。


パワーアンプ自作への道 番外編

本日、本屋に行ったら、トランジスタ技術7月号が発売になっていました。
目玉は、おなじみ黒田徹氏の「実験で学ぶトランジスタ回路設計」という特集記事。付録の基板を使って、小規模の回路を少しずつ改良し、最終的にはスピーカーを鳴らせるパワーアンプを作るというものです。しかも、「トランジスタ技術サポート企画」と称して、必要な部品をセットにしたものが秋葉原(東京)や日本橋(大阪)のいくつかのお店で販売されるとのこと。トランジスタアンプの入門用にはもってこいではないでしょうか。