インドネシアで鳥インフルの集団発生の可能性

タイトルの件について、鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集海外報道抄訳集に海外の記事が多数掲載されています。
一度に13人発病し、すでに3人死んだとのことで、まだH5N1だと確定してはいないようだけど、人人感染の可能性もあり、とても気になります。
Safety Japanに「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」サイトを運営されている外岡立人氏(小樽市保健所長)のインタビュー記事「新型インフル対策、地方の現状・世界の状況」が掲載されました。
 なるほどと思ったり考え込まされたりする話がいろいろ載っていますが、特に気になったのは、

我々地方自治体の担当者のところには、政府から指示が来るわけですが、それがファクシミリ1枚だったりするわけです。(中略)その背景にはどのような状況があり、なぜ動かなければならないのかという基礎的な知識が、地方の担当者の間で共有されなければ、すぐに行動することはできません。(中略)多額の赤字に苦しんでいる地方自治体は多いのです。そんなところにファクシミリ1枚で「行動計画を作れ」とお上からの指示が来ても、「お金がない」「他のところに予算を使うべき」ということになってしまいがちです。(中略)その上、厚生労働省からの指示は、新型インフルエンザだけではありません。メタボリックシンドローム対策や老人医療など、「これをやりなさい」と、やるべきことが次々と降りてきます。(中略)「あれもこれもやらなくてはならない」という状況の中で、いつ来るか分からない新型インフルエンザ対策に、人員と予算を振り向けるのは難しいというところが多いのではないでしょうか。

とか、

今や世界中でさまざまな新型インフルエンザに対する対抗手段が開発されつつあります。それらをいち早く国内で試験し、行政手続きを経て臨床で使用可能にするということが、なぜ実行されないのでしょうか。(中略)日本の対策は、なにか非常に内向きになっているように思われます。すべてを国内でまかない、対策も国内限定となっています。しかし、世界を見渡すと、日本国内よりもずっと高度な対抗策が次々に実用化されつつあります。(中略)もっとオープンに海外からの技術を導入していくべきだと考えます。いいものは積極的に導入して、国内技術と同じ土俵で使っていかなくてはなりません。

とかいったあたり。
こんなんで大丈夫なんだろうか。うーん・・・。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*