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アナログプレーヤいじり その13~グレースのトーンアーム用のフォノケーブルを作ってみる~その2


注文していたケーブルが届いたと近所のナショナルショップから留守電が入ったのが注文した2日後。さすが家電の世界は行き届いています。お値段はピンコードとアースコードを合わせて735円也。

ということで製作です。
まず、ピンコードの片側のプラグをニッパーで切り落とし、カッターで慎重にビニール被覆を剥き、銅線をそれぞれ撚り、念のためGND側に熱収縮チューブをかぶせ、DINプラグにハンダ付けします。

アースケーブルには、アンプに高周波雑音が侵入しないよう、ターンテーブルとDINプラグの間にはコアにケーブルを巻いたものを、DINプラグとアンプのアース端子の間にはフェライトビーズをそれぞれ入れます。これは某氏のやり方を見よう見まねで取り入れたものです。

できあがりはこんな感じ。トータルコストは3000円強。

実際に接続して今レコードをあれこれ聴いていますが、特にハムが出るわけでもなく、普通に音が出ています。


アナログプレーヤいじり その12~グレースのトーンアーム用のフォノケーブルを作ってみる~その1


先日、プレーヤーまわりをいじっていたら、片方のチャンネルの音が出なくなりました。色々調べてみたら、フォノケーブルが断線している模様。さてどうしようかと思案した挙げ句、フォノケーブルを自作してみようと思い立ちました。

一番ネックになるのがコネクター。普通のフォノケーブルのコネクターはメスのフォノDINプラグですが、グレース(品川無線)のアームはオスなんですよね。
色々調べたところ、CardasというメーカーのM DINという製品が使えそうなことが判明。Cardasの日本の代理店は大場商事という会社なので、問い合わせたところ、大場商事のホームページの販売店リストに載っている店から取り寄せることが可能だとのことなので、ある店に早速注文。数日で届きました。お値段は2520円。高いといえば高いけど、完成品のフォノケーブルはどれもとんでもない値段なので我慢我慢。
ケーブルの方は、使っているカートリッジがMMなので、線間容量の小さい物を選ぶ必要があります。最初、近所で売っているソニーの数百円のピンケーブルが使えないかなと思ってソニーにメールで問い合わせたところ、「線間容量のデータは公開していません」とのつれないご返事。さらに思案した挙げ句、テクニクスのプレーヤーSL-1200のピンケーブルなら良いのではないかと思い立ち、早速近所のナショナルショップに発注。たぶん近日中に届くと思います。
(つづく)


D/Aコンバータ完成しました


2月3日のエントリーで紹介したD/Aコンバータですが、なんとか完成しました。

・ケースはタカチのYM-350というやつで、オールアルミで板厚も薄いため加工が(比較的)楽で、値段も2千円くらいと安く、その割には見かけも悪くないと思います。
・基板は、同軸入力×2、光入力×1が接続できますが、工数を必要最小限にとどめたかった(要するにめんどくさかった)ので同軸入力×1だけです。デジタル出力は全く接続してません。
・基板の空いたスペースにリレーを組み込んでみましたが、どうもユニバーサル基板のスズメッキ配線って上手くできないんですよね。配線を間違えて抵抗から煙が出たりしましたが、最終的にはなんとかなりました。ただ、電源オフの時にリレーが切れるのが遅くてノイズが出てしまいます。どうすりゃいいのかな。
・前回ぶっこわしたPCM1704の基板が明日から配布されるようなので、再挑戦してみたいと思います。


祝!「基礎トランジスタ・アンプ設計法」復刊!

いやーついにやりました。
復刊ドットコムにエントリーしていた黒田徹氏の「基礎トランジスタ・アンプ設計法」が、このたびついに「実験で学ぶ最新トランジスタ・アンプ設計法」に引き続き、インプレスコミュニケーションズよりめでたく復刊の運びになりました(書名をクリックすると購入画面に行くことができます)。

いつエントリーしたんだっけ?と思って確認したら、2002年2月17日でした。ほぼちょうど4年がかりで復刊にこぎつけたことになりますね。なんか感無量というか、何とも言えない達成感があります。
アンプ自作に関する本は圧倒的に真空管アンプのものが多く、トランジスタ・アンプ自作の本は数えるほどしかないという状況が長らく続いていましたが、今回の復刊で少しは状況が改善されればいいな、と思います。
このような復刊の仕組みを作ってくれた復刊ドットコムに、エントリーした本を出版していただくインプレスコミュニケーションズ、そして投票していただいたたくさんの方にお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。