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詩集「幻視の庭」について④〜オンラインストア仮営業開始しました。

私家版の書籍については、作家自らオンラインストアを運営することも広く行われているようです。
どんなオンラインストアが多く使われているのだろうと、回りを見回してみた結果、とりあえずBOOTHというところを使ってみることにしました。イラストや漫画のSNSであるpixivが運営する「クリエイターによる創作の総合マーケット」ということで、商品のカテゴリーを見るとやはり漫画とイラストが真っ先に来るのですが、他にも多くのカテゴリーがあり、「小説・その他書籍」カテゴリーの中にはサブカテゴリーとして「詩・俳句・短歌」があります。商品件数は1475件で、なかなかの賑わいなのではないでしょうか。

ということで、オンラインストアもへちゃん本舗の仮営業を開始しました。

注意事項が3つほどあります。
1.BOOTHはpixivが運営しているということで、お買い物をするにはpixivのアカウントが必要です。いわゆる「ゲスト購入」はできません。
2.発送についてはあんしんBOOTHパックというサービスを利用しています。「出品者も購入者も個人情報を明かすことなくあんしん取引」を重視してのことです。ただし、その分送料は370円(ネコポス)とやや高めです。
3.あんしんBOOTHパックは一件ごとに手続きしていく必要があることから、あまり一度に大量の発注が来ると(そんな嬉しい事態があるのかどうかはともかくとして)対処しきれないことがあります。ということで、オンラインストアの在庫は少なめに設定しています。一時的に在庫切れになった場合、できるだけ早く在庫を復活させるよう努めますので、ご容赦ください。

なお、昨日もご案内したとおり、水道橋の機械書房様でもお取り扱いいただいていますので、こちらの利用もご検討ください。


詩集「幻視の庭」について③〜機械書房様で取り扱い開始!

せっかく詩集の現物が出来上がっているのだから、早く入手可能にするのが著者の務めかとは思いますが、どうにも本の流通・販売に土地勘がなく、段取りも悪くてなかなか進捗しませんでした。
が。本日より水道橋の機械書房様取り扱っていただけることとなりました!やった!
駅近なのに隠れ家っぽいリアル店舗でもオンライン店舗でもご購入いただけます。ぜひぜひ買ってください!

先ほど納品に伺った際に店主の岸波さんと少しお話しましたが、今開催している怪談フェアとか(テーブルの上に怪談の本がずらりと並べられて壮観です)、本を売ることってアイディアと工夫次第で本当に楽しくなるんだな、ということが伝わってきて、なんだか愉快な気持ちになりました。
なお、連れて帰ったのはウルトラ14 特集 吉岡実2011。これで1000円って安すぎ。。。


詩集「幻視の庭」について②〜ブックデザイン

1,詩を書く
2.詩集として取りまとめる
3.人々に届ける(販売、進呈など)
というプロセスを考えた場合、1はもちろんやり甲斐はあるけど、スランプに陥ったりするなど苦しいことも多いし、3に至っては事務作業が苦手でものぐさな私の性格もあり、大変苦手な分野です。

一方、2の詩集を創り上げる作業は全くもって至福の時だと思います。自分一人でやっても楽しいと思いますが、今回は関係者の多大な力添えをいただいたことで、より一層素晴らしいものが出来上がっていく過程を心ゆくまで満喫することができました。

特に今回は、札幌在住のアーティスト真砂雅喜さんにブックデザインを手がけていただいたことが大きかったです。
ブックデザインというと、どちらかというと出版という特定の領域のものという印象があったのですが、真砂さんのウェブサイトを見ると、非常に多岐にわたる領域でご活躍されていることがわかります。初めて見たときには「これは面白いことになりそう!」とワクワクした気持ちになりました。
もう一つ重要なポイントだと後から思ったのが、真砂さんが札幌の人だということです。私の方から一々説明せずとも、真砂さんが詩篇を詠み込むだけで、通じたことが多々ありました。おかげで、山に登るのに5合目からスタートできる感じというか、早い段階から突っ込んだコミュニケーションができたように思います。
その結果、要所要所で多くのアイディアを取り入れたり、豊かな選択肢から選んだりすることができました。どれを取っても素晴らしいけど、どれか一つ選ばなくてはならない、という贅沢な悩みを抱えながら進めるプロジェクトって最高ですよね。
その結果の一例がカバーや表紙のデザインですが、私にとっては満点以上!の出来映えで、とてもとても満足しています。
・・・それにしても、内容よりデザインの方がずっと熱く語っているのはどうなのかという気もしますが、それだけ自分の作品を語るのは難しい(言い訳)ということと、ブックデザインが卓越しているということかと思います。
重ねて、真砂さんを始めお力添えいただいた皆様に感謝の意を表したいと思います。

あとは、早く「3.人々に届ける(販売、進呈など)」に取り組まなくては(もちろん仕込み中ですが…)。


詩集「幻視の庭」について①〜内容

せっかく詩集を出したのだから、いろいろ熱く語るべきなのかもしれませんが。
でも何を書けばいいんだろう。。。

◆たましいを置き去りにした者特有の物語(「それぞれの幻視の庭」より)
「・・・それは、今現在の穏やかな暮らしを以てしても帳消しにすることのできなかった、北海道と首都圏の間で揺れ動く魂を、鎮め、弔い、葬ることくらいしかないだろう、と思い定めて書き連ねたのが、本書の第二部と第一部に収録した作品群である。
全く個人的な動機と言う他なかったけれども、よい作品を書かなくてはよい鎮魂もできないだろう、という単純な考えで前に進み続けたことが、曲がりなりにも第三者が読むに値する詩集として結実していることを願うばかりである。」
(「あとがき」より)
◆というわけで、北海道や首都圏の風土を体感するも良し、鎮魂の気分をしんみり味わうも良し、ご自由にお楽しみいただければと思います。
◆本投稿の末尾に目次を記載します。大きく三部構成になっています。Ⅰは本作の中核部分、Ⅱはその拾遺、Ⅲは近作、という感じでしょうか。
◆カバー写真は「N43」と、表紙写真は「はまなすの丘」と併せて鑑賞いただくと良いかもしれません(もちろん、そうしなくても差し支えありません)。
◆詩自体、かなりわかりやすく読みやすい(はず)と思うので、まずは買って読んでやってください。
⇒早く入手できるようにしなくては。。。

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幻肢
I 化石の葬儀
化石/夜の声/N43/石狩川橋梁/はまなすの丘/野幌森林公園
II どこでもない街
スープの光/倒れるひと/冬の曇り空/どこでもない街/周回遅れ/物故者/海の葬儀/年末の光
III 詩がうまれるとき
入場券/天井/動物/初夏/平日/眠り/プール/さくらんぼ/島/冬休み/手袋/詩がうまれるとき
あとがき
※挟み込み冊子「それぞれの幻視の庭」


詩集「幻視の庭」作りました。


(写真:真砂雅喜さん提供)

以前からSNSなどで詩を書いていることについて言及してきましたし、ライブなどで「ボッサ・ボエトリー」と称してギターを弾きながら自作の詩を朗読していることなどについても触れてきましたが、このたび、これまで書き続けてきた詩を「幻視の庭」と題する私家版の詩集として取りまとめました。

あとがきにも書きましたが、多くの方々に、「詩を書くという、昔の自分には全く思いもよらなかった場所にいざない、さまざまな形でお力添えいただいた」おかげで出来上がったものです。心から感謝する次第です。

せっかく出来上がった詩集ですので、興味のある方々に読んでいただけるよう、いろいろ手配しなくてはなりませんが、私家版ということもあり、それはまだこれからです。
準備が整ったら、ここやSNSなどで順次告知していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。