さて、いよいよ本番の日。別にやることもないのに、ゴミ出したりクリーニング屋行ったりあれこれしているうちにあっという間に昼。友人と昼飯を食ったあと帰宅し、ちょっと昼寝したらもう3時。もう支度しなくては・・・。
みたいな調子で4時半に現地集合しリハーサルと打ち合わせ。
昔からそうなのだけど、マイクに向かって演奏してみても、どういう状態だとOKなのかがいまだによくわからない。ライブ自体すごく久しぶりなのでなおさらわからない。
次にOTTさんがギター弾いて歌い出したらすぐ「いやー音いいね~」とのこと。確かに客席で客観的な立場で聞くとよくわかる。だったら、たぶん私も大丈夫なんだろう、と自分に言い聞かせる。
そうこうしているうちにオープンの時間。少しずつ人が集まり始める。用意した椅子の数で収まるかどうかちょっと不安。結局はちょうど椅子が全部うまるくらいになった。いやーよかったよかった。
一番手はOTTさん。最初数曲一人で弾き語り、その後ゲストヴォーカルのRikoさんとのデュオ。いつもながらユニークで粋な日本語化ボサノヴァの世界も、歌う人が変わると表情ががらりと変わるのが面白いです。ジャズヴォーカル的なニュアンスを漂わせつつ、ボサノヴァにふさわしい感じで丁寧に歌っていて、聞いていて心地よかったなぁ。
15分ほど休憩を挟んで、二番手はわたくし。セットリストは以下のとおり。
1. ハイビスカス
2. 日々
3. 避雷針
ここでゲストのサワラさん(ピアノ)が登場。
4. 雪のララバイ
5. 白い月(サワラさんの曲)
ここから再びわたくしのソロ。
6. 月と桃<
7. リオデジャネイロ
8. 嘘のない心
9. いつか住んでいた家
今回は初めてサワラさんのピアノをバックにヴォーカルに専念してみたけど、やはり歌に集中できるのっていいですね。ボサノヴァみたいにリズミカルな曲は弾き語りの方がノリが良く演奏できるような気もするけど、雪のララバイや白い月みたいなしっとりした曲は楽器演奏から解放された方がずっと良い歌が歌える気がします。
最後に、観客からの要望もないのに勝手にアンコールとして、OTTさんのオリジナルの「豆事情」をOTTさんと一緒に演りました。しかもLiaison Cafeのくじらい料理番長にシチューやらパンやらもろもろ豆づくしの特別料理(これがまた美味いんですよねー)を作ってもらい、豆好きとしてはこたえられないイベントになりました。いやー。
終わった後も引き続き飲み食いしつつ歓談できるのがカフェライブのよいところですが、演奏をやっとこすっとこ終えた安堵感で全身の力がすっかり抜けてしまいへろへろ状態。いろいろプレゼントをいただいたりCD買っていただいたり豆料理を次々と食したり歓談したり・・・。この幸せな感じはたまらんものがあるなぁ。
しかもこの日は皆既月食。Liaison Cafeの大きな窓からしっかり見えました。眼下の井の頭通りを見ると、道行く人はみんな空を見上げてました。
※写真と動画:あのまりあさん提供