アンプの電源は、コンセントから取った100V交流を電源トランスで変圧し(電圧を必要な大きさに変える)、その後ダイオードで整流します(交流を直流に変える)。その際、
1.ダイオードに起因するスパイクノイズ
2.トランスに起因するリンギング
が発生し、音質に影響を与えると言われているようです。
てなわけで、どんなもんじゃろかと思って電源トランス2次側の波形を見てみました。
右上の角からつららのように下がっているのがダイオード由来のスパイクノイズなのかな。
その右側にリンギングと呼ばれるらしいビロビロとした振動が付随することがあるそうですが、この写真を見る限りそういうものはなさそうです(トランスによりだいぶ異なるらしい)。
対策として、ダイオードに並列にコンデンサを付け、さらにトランスの2次側にzobel(コンデンサー+抵抗)を入れてみました。
つららは小さくなっているように見えます。
ちなみに、ダイオード並列のコンデンサだけではつららはほとんどかわらず、zobelを入れると消えました。