投稿者「helium」のアーカイブ

ウェブサイト仮店舗営業開始&ファーストアルバムとライブのご案内(第二報)

いやー、一週間前に思いっきり喉が腫れ上がってしまい、勤労感謝の日も一日寝込んで(でも平日は仕事を休める状況ではなかった・・・)ようやくこの土日になって大体よくなりました。今の風邪は症状もきついし長引くしでかなりたちが悪いようなので、みなさん気をつけましょう。

さて、いよいよファーストアルバム「いつか住んでいた家」リリース&師走ライブまであと2週間。ということで・・・。
■ウェブサイト仮店舗営業開始
ファーストアルバムのリリースに合わせて、ウェブサイトを作ってみました。といっても、ウェブサイトなぞ作るのはものすごく久しぶりなので、HTMLやCSSの知識(それもとっくに時代遅れの知識)は完全に雲散霧消してしまってます。というわけで、HTML&スタイルシート レイアウトブックなどの本を読みながらリハビリがてら細々と作り始めたので、現時点ではとりあえず仮店舗営業です。これからどんどん内容を充実させていきたいと思います。更新したらこちらでもアナウンスしますので、ぜひ遊びに来てください。
■heli’s first album「いつか住んでいた家」12/10リリース!
ジャケットはイラストレータのmachikoさんに描いていただきました。これは表部分ですが、今回はダブルの紙ジャケットということで、外側の左右と内側の左右の計4面があり、全部イラストで仕上げました。是非実物をご覧いただければと思います。って、ちゃんと意図したとおりに出来上がるかは納品されてのお楽しみではあります(ドキドキ)。
「いつか住んでいた家」というタイトルは、もともとmachikoさんの別のイラストのタイトルだったのを、許しを得て使わせてもらったという経緯もあります。そのあたりはおいおいウェブサイトの方で紹介できれば。

昔からこうだったわけじゃないけれど
これからどうなるかわかんないけれど
(月と桃)

おだやかでいて、かすかに心がざわざわするような、暮らしのたたずまいが感じられる音楽をつくりました。全曲オリジナル。
・発売日 2011年12月10日(予定)
・価 格 2,000円(税込)
CDは、Amazon.co.jpでの販売に向けてあれこれ手配しています。配信もiTunesやらアンドロイドやらでやることになりそうです。詳しいことは改めてご案内します。
■日本語ボッサ師走ライブ! 
昨年11月の「日本語ボッサ 霜月ライブ」に引き続き、今回も、ボサノヴァ日本語化計画のOTTさんと一緒にやります。OTTさんのブログによれば、

最近、ギターの調子がひじょうによく、いいライブになる予感がするのでぜひ遊びにいらしてください。

とのことなので、とても楽しみです。私もゲストにサワラさんを迎えてがんばります!
・出演 OTT(guitar,vocal)+ゲスト:Riko(vocal)
    heli(guitar,vocal)+ゲスト:サワラ(piano)
・日時 2011年12月10日(土)18:30open 18:30start
・場所 Liaison Cafe 渋谷区宇田川町10-1 パークビル4F TEL&FAX 03-6416-1635
・Charge 1,500円+1drink (500円)(税込)
Liaison Cafeは渋谷の喧噪の中にあって、のどかな空気の流れるオアシスのような空間です。フード、ドリンクも美味しいですよ!(料理番長にお願いして、スペシャルな豆料理を作っていただくことになりました。すっごく嬉しい!)

というわけで、ウェブサイト、CD、ライブともども是非よろしくお願いします!


「ボードゲームカタログ」とスモール出版

ボードゲームカタログ」という高円寺のすごろくやという店の人が書いた本、極東ブログで紹介されているのを見て面白そうなのでつい買ってしまいました。正直なところボードゲームについてはほとんど何にも知らないんですが、「秘密のワイン造り」を買ったときと同じで、要するに出来心というやつです。

全ページカラーで面白そうなゲームがたくさん紹介されているし、極東ブログに書かれているように昔テレビゲームを開発していた著者のボードゲームに対する思いを綴ったコラムとかも面白いんですが、個人的にやられたのは巻末に紹介されている本書の出版社、スモール出版のカタログです。

みかんの面白いむき方大百科< これは本書に挟まれたちらしに写真がいっぱい載ってます。「腕時計みかん」など11枚の写真を使って作り方が解説されてるんですが、はっきり言ってそんなもん作ってどうすんねん!って感じ。とてもおかしい。ちなみにアマゾン見に行ったらレビューに「昨年、あたらしいみかんのむきかたという本が出版されて話題を呼びましたが、・・・」とか書いてあるのだけど、そんな話題全然しらんかった。なんか凄い勢いで世界から取り残されているような気がしてなりません。
ラップ歌謡大百科
安達祐実「どーした!安達」野村沙千代「Such a beautiful flower」など定番から珍盤までを厳選とのこと。なんか珍盤が大半を占めていそうな悪寒がするのは気のせいでしょうか。
音頭大百科
すみません、「一生うんち出ないかもしれない音頭」って何ですか。12ページ460円というスペックも一体全体どういう本なんだか妄想をかきたててやみません。

というわけで、なんか注目してしまったスモール出版。


ファーストアルバムのリリースとライブのご案内!(第一報)

もっと早くアナウンスすべきところ、町内会主催の運動会等に忙殺され(かなり誇張)、すっかり遅くなってしまいましたが。

■heli’s first album「いつか住んでいた家」まもなくリリース!
~昔からこうだったわけじゃないけれど
~これからどうなるかわかんないけれど
(月と桃)
おだやかでいて、かすかに心がざわざわするような、暮らしのたたずまいが感じられる音楽をつくりました。全曲オリジナル。

・・・って、いま全力でジャケット等の印刷物の制作に邁進しております。って、マスターディスクも早く焼かなくては・・・。
・発売日 2011年12月10日(予定)
・価 格 ¥2,000(税込)
なお、CDだけでなく配信もやる予定です。詳しいことは改めてご案内します。

■師走ライブ! 
ボサノヴァ日本語化計画のOTTさんと一緒にやります。
・日 時 2011年12月10日(土)18:30~
・場 所 Liaison Cafe
渋谷区宇田川町10-1 パークビル4F
TEL&FAX 03-6416-1635 
・Charge  ¥1,500+1drink (税込)
Liaison Cafeは渋谷の喧噪の中にあって、のどかな空気の流れるオアシスのような空間です。料理番長が作り出すフード・ドリンクも最高!< というわけで、CD、ライブともども是非よろしくお願いします!


音楽制作関係の本をいくつか

11月頭頃をめどにCD作ったり配信の手配したりしようと思っていて、やらなきゃならんことはいっぱいあるのだけど、今日はどうも気が進まないので、最近その関係で読んだ本なぞ紹介。いわゆる逃避というやつですね。

宅録D.I.Y.ミュージック・ディスクガイド HOMEMADE MUSIC
古今東西の宅録テイストなディスクの紹介と、手作りな記事の数々。
最近つくづく感じるのだけど、Shaggsってすっかり広く知られるようになったなぁということ。あと、「初回限定生産500Ltd.時代のパッケージング(デザイナー編)」という座談会形式の記事が、手作り感炸裂のパッケージ写真の数々とともに面白かった。乾燥イカが入っているというのはどうかと思うけど(笑)。

デザインのひきだし12
面白いパッケージ作れないかなと考えてた折、六本木の青山ブックセンターで見かけてつい買ってしまった。「抜いたり貼ったり折ったり、紙の加工をもっと知る」という特集を自ら実践した、穴だらけの表紙に上部下部ともがたがたの作り。特に中のレーザーカットによる細密な切り抜きに感動し、自分のCDに採用できないものかと思って載っていた業者のサイトを見に行ってみたけど、やっぱ結構高いなー。

別冊カドカワ 総力特集 スガシカオ
この人がいなかったら自分は今こんなふうに音楽やってないよな、という人が何人かいるけど、スガシカオは間違いなくその一人ではあります。といいながら、ずいぶん長い間スガシカオの音楽からは離れていたのだけど。この本読んで、久々に聞いてみようかなという気になってます。個人的に面白かったのは巻頭インタビュー。

ファンクって本当はいい加減で、風呂なんかに入っちゃいけないんだよね(笑)(中略)俺みたいに事務所の言うことを聞いているヤツは、ファンクでも何でもない(中略)言ってしまえば、よそに子供を作っていない時点でダメ(笑)。思想で言ったら、俺なんか彼らから見れば、ファンキーでも何でもない、ただの幼稚園のチューリップ組ですよ。

そういう意味では、自分のボサノヴァも(思想的には?)チューリップ組のボサノヴァだと思うんですよね。で、スガシカオのチューリップ組ファンクがあれだけすばらしいことに勇気づけられるという(言うまでもないことですが、自分のいる「場所」のポテンシャル・可能性に勇気づけられるということであって、自分自身のポテンシャル・可能性は120%別の話)。
あと、ブログに連載されていた「PS.ヤグルトさんは元気です。」を読んでいて知ったのだけど、樺太育ちで69歳でガンで亡くなったというのはうちの父親と一緒でちょっとびっくり。炭鉱でも働いてたし。

プライベート・スタジオ作曲術 音楽が生まれる場所を訪ねて
いろんなアーティストのいろんな音楽部屋というか録音部屋を訪問し、音楽制作についてインタビューする本。すごく役に立つとも面白いとも思わないけど、なんか風呂とかにつかりながらぼーっと他人の部屋のたたずまいをながめてなごむ本という感じ。

さて、風呂でも入るか。


音楽制作に対する二つの態度

「・・・(トッド・ラングレンは)同じ曲を何度も何度もやり直すなんてありえないし、たいていは“間に合わせ”でOKしてしまう。少しくらい雑な演奏でも気にしないんだ。使いものにならないくらいひどくなければね。たぶんトッドはほんのちょっとしたミスを訂正するために、そのパート全体を差し替えるなんて愚の骨頂だと思っていたんだろう。だからアンディ(・パートリッジ)があるパートも“もっといい”ものに差し替えようとしても、トッドは彼をじっと見つめ、『アンディ、それでもっとよくなるとは限らないだろ--単に、違ってるだけかもしれないじゃないか』と言うだけだった」(トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代

「僕(=山下達郎)が何のためにレコードを作り続けるかというと、純粋に作品をより良いものにしたいということだけなんですね。そして、なぜ音楽を売りたいかというと、アルバムの制作費を増やしたいから。(中略)当時は制作時間と予算が限られていて(中略)4~5人のリズム隊で1日2曲レコーディングするのが当たり前で、それほど緻密なアレンジは時間内にはなかなかできないんですよ。(中略)たとえば、4分半の曲を録った後に、“コーダに行く前にもう1小節あったらな”とか後で後悔しても、“もう一度録るなんて予算の問題で無理だ”ってスタッフに言われるのね。それで僕はレコードをもっと売ろうと思ったんです。トライ&エラーをするために。」(サウンド&レコーディング・マガジン2011.9 山下達郎インタビュー)