愛媛以前に、タビネタ自体がかなり久しぶりかも。というかブログ書くこと自体が(以下略)
10年くらい前、ネットで知り合った松山のギター好き数名が企画実施した泊まりがけのオフに出来心で参加したのがことの発端でした。それまでメンバー(年齢的には一回り下)とは全然面識もなかったし、そもそも四国に行ったことすらなかったのだけど、久万高原のコテージでギター弾いたり呑んだり喋ったりして過ごした時間がとても楽しくて、その後何度となく四国を訪れ、逆にメンバーが関東に来たりもして、今なおつきあいが続いてます。
ここ数年四国にはご無沙汰だったのだけど、今回はメンバーのひとりがめでたくご結婚ということで、松山で開催された披露宴にお招きいただきました。これまでン年生きてきて、披露宴に招かれた回数は数えるほどしかないのだけど、そのうちなんと3回が松山なんですよね。本当に光栄なことです。
で、せっかく久しぶりに行くのだからということで、有休取って早めに愛媛に入り、レンタカーを借りて小旅行を敢行しました。行き先は四国最西端の佐田岬。佐田岬半島というそのまんまの名前の、すっごく細長い(50キロくらいあるらしい)半島の先端で、目の前が九州の佐賀関です。
佐田岬半島を車で走っていて感じたのは、すっごく高い山の尾根に道があるなぁということ。地形がすごく険しくて、海岸線はほとんどが断崖絶壁なので、海沿いには道が作れないみたいなんですよね。車から左右を眺めると、すごく高いところから海を見下ろしているような景色が続いて、なかなかすごいです。
メインで走っていた国道197号線は快適な道ですが、地図を見ると北側に平行して県道255号線というのが走っているのがわかります。ちょびっとだけ走ってみましたが、こちらは猛烈に蛇行していて、道幅も狭く、運転していてかなり疲れます。景色はめちゃくちゃいいですけど。
※YouTubeを探したら見つけたので参考まで。私が走ったのは、もうちょっと半島の付け根に近いところ(伊方原発付近)で、この動画よりは崖っぷちの高いところを走りますが、道自体はだいたいこんな感じ。
佐田岬は、駐車場からさらに20分くらい遊歩道を歩いたところにあります。結構アップダウンのある道で、運動不足な体が後日ガタガタになりました。
佐田岬灯台。向こうに見える島のような陸地がたぶん九州の佐賀関。
こういう階段を上っているときは、上り切ったところから見える景色のことを想像して、わくわくしますね。
で、上りきったところはこんな感じ。「四国最西端」の碑を撮るあたり、観光客根性まるだしです。
この地図、上が西なので注意。それにしてもひょろながい半島です。
帰り道に撮った日没。天気に恵まれてほんとよかったです。
この日に泊まったのは、佐田岬近くの正野という漁港にある金沢旅館という宿。漁港の宿と言うことで、夕食はなかなかすごかったです。
まずはお刺身。上から岬あじ(「はなあじ」と読むとのこと)、ほご(かさごの仲間とのこと)、ぶり。味も最高だけど、ボリュームが! 一切れの厚みが!
むらさきうに。新鮮なうにを殻からスプーンですくって食うのは最高っす。
ほごの煮付け。
ぶりの塩焼き。
あとは岬さばの塩焼きとか(岬さばって、とれる場所からして関さばと同じものではないかと思います)、ふかの酢の物とか、貝の煮付けとか、、、
こんなに新鮮で美味い魚料理をこんなに大量に食うのは生まれて初めてかも。食い終わったら本当に体を起こしておくのが辛くて、すぐに部屋で布団に横たわってました。
翌日の朝食も、朝食とは思えないボリュームでした。
おかみさんはすごく腰が低くて親切な人で、平日で客が私一人だったこともあり、すっかりのんびりさせてもらっちゃいました。