最初にそういう感じがしたのは、何年か(もしかすると10年以上前かも)ベトナム製のアコギというのをアコースティック・ギター・マガジンで見たときだったかな(名前は忘れた)。一見してマーティンっぽい感じで、レビューもそれなりに好意的なことが書いてあって、お値段もマーティンよりはだいぶ安いけどそこそこ、みたいな感じだった記憶が。
いま使っているギターはイーストマンのフルアコ。
オール単板のアーチトップはギブソンだったら目んたまがぴよーんと飛び出る値段だけど、イーストマンのサイトを見ると私が持っているやつの実勢価格は41万円。まあこれとても十分すぎるくらい高いですが。ちなみに私はeBayで1500ドルでゲット。
話は突然ギターから靴に移ります。
最近、ジャラン・スリウェアというブランドの靴を買いました。
インドネシア製で、高級な作りの靴が割安(だいたい3万円くらい)という触れ込み。
確かに見た目はいい感じだし、何回か履いてみても結構良さそう(まだちょっと硬いけど)。
日本も、いにしえの高度成長のプロセスの中で、最初は安かろう悪かろうだったのが、次第に割安で結構良い(時にはすごく良い)ものを作るようになっていったと思いますが、一方でその「良さ」というのは「品質の良さ」であって、もの自体の位置づけは「中級品」であることが多かったような気がしています。
それに比べると、上に挙げたような新興国の製品はもうちょっと高級な路線っぽい。
あまり深く考えたわけでもないですが、なんとなくそんな感じがしています。