左川ちかの生家が営んでいた果樹園(林檎園)は、
果樹園では靴下をぬがされた女が殺される。朝は果樹園のうしろからシルクハットをかぶってついて来る。(朝のパン)
といった初期のモダニズムな詩から、
ふもとの果樹園は真白に開花してゐた(山脈)
といった後期の比較的素直な作風の詩まで、何度も登場します。
というわけで、その果樹園のあった辺りを訪れてみることにしました。少し海から離れているので、車がないと行きづらいところです。
■ゆるやかにうねる丘陵地帯の少し小高いところなので、遠くに海を望むことができます。冬の荒天の日だと、海鳴りの音も聞こえたりするんだろうか。。。
■このあたりは観光果樹園やワイナリーがたくさんあるところです。
この日は天気が非常に変わりやすく、晴れたと思ったらとつぜん土砂降りになったり、という感じでした。