シュラスコ(シュハスコ)

ボサノヴァの歴史」 にこんなことが書いてあります

「あのガウーシャはまったく田舎もんだね」と、1964年7月、リオのCBSのスタジオでトム・ジョビンは言った。「まだシュハスコの臭いがするよ」(註:ガウーシャはブラジル南部リオ・グランデ・ド・スル州出身の女性。シュハスコは同地の牧童スタイルの焼き肉料理)

これは「まだパンパの地から出てきたばかりだった」エリス・レジーナに関するコメントなんですが、それはともかくこれを読んで私はブラジルにシュラスコなる料理があることを知ったのでした。

で、昨日ついにシュラスコの実物を食べる機会に恵まれました。メンバーは、長年の音楽関係の友人数名で、年に数回くらいアルコール抜きの食事会を開催しています。今回のその一環。
場所はバルバッコア・クラシコ丸の内店。新丸ビルということで、店内は立派だし客も総じてそれらしいオーラを発しております。

まずはサラダバー。非常に充実してますが、ここはブラジル料理ということで、脇目もふらずにフェジョアーダに突進! 本国のフェジョアーダは米にかけて食べるため結構塩気が強いなどと言われているようですが、こちらのフェジョアーダは適度な塩加減で、そのまま食べてもマイルドで美味しいです。ここぞとばかりにファロッファ(キャッサバのふりかけみたいなやつ)を大量にぶっかけ、ケールの炒め物を付け合わせにいただきました。

で、今回は食べ放題ということで、席に着くと、次から次へといろんな肉の塊を持った店員がやってきます。頼むと、目の前で肉を切り分けて皿に置いていきます。かなりハイペースで来るので、最初は来た奴全部頼んでましたが、しばらくするとすぐに腹がいっぱいに。そうなったら、机の上の札を裏返しておくと、店員は来なくなります。とてもわかりやすいシステム。

肉は、岩塩振って焼いただけなんですが、どれも非常に美味しい!
肉そのものの質が良いとか、金属の串を刺して塊で焼いていることとか、適度に脂が落ちていることとか、味のある岩塩を使っているように思われることとか、いろいろ理由はあるんでしょうが。
ボリュームもたっぷり。特に、骨付きの肉。日本のスペアリブとかラムチョップとかって、なんだか骨の比率が多くて肝心の肉がちょっぴりということが多いような気がするけど、ここのやつはそんなことありません。
とにかく、「美味しい肉をたらふく食う」という、肉食の快楽の基本に忠実なひとときを満喫しました。

お値段は、ドリンク抜きで5400円だったかな? 中身(そしてロケーション)を考えると、決して割高ということはないと思います。
とはいえ絶対的な金額は安いわけじゃないので、しょっちゅう行くわけにはいかないけど、たまには行ってみたい気がします。

ご一緒したみなさん、ありがとうございました&お疲れさんでした!


4 thoughts on “シュラスコ(シュハスコ)

  1. あのまりあ

    おつかれでしたー。
    食事会ってなんだかんだで3ヶ月に1回くらいのペースだと思うンですが、「3ヶ月に1回」ってことなら、あのくらいの値段でも良い感じじゃないでしょうかね。
    毎週じゃ、胃袋も財布も負担が大きいでしょうが(笑)。
    ちょっとフンパツ、程度のレベルですかね(^-^)/

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  2. heli

    >あのさん
    どうもお疲れ様&良い店を紹介いただきありがとうございました。
    ええ、食事会の今のペースならあの値段でも全然OKですね。値段に見合った内容だと思うし。
    毎週とか行ったら、負担もさることながら確実にメタボになりそう(笑)。

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  3. まんぞー

    すぐには体力的にきついですが、また時期を見て
    行ってみたい店でしたねー。それにしても僕だけ
    ビジネスマンオーラの出ていない場違いな格好
    でしたね(汗)。

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  4. heli

    >まんぞーさん
    お疲れ様でした。また行きたいですね>シュラスコ
    客層は、単にビジネスマンというだけでなく、ハイソな丸の内のビジネスマンという感じだったように思うので、そういう意味ではまんぞーさんだけでなくわれわれ全体として、浮いていたとまでは言いませんが、客層の平均値とは少し違ってたような気も(笑)。

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