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自由ヶ丘のうなぎ屋「ほさかや」

自由ヶ丘には6年くらい住んでいたことがあるし、今でもよく行く街の一つではあります。
が、もちろん行ったことがない店はたくさんあります。まあ、それだけ店の数が多いということもありますが。
そんなわけで、駅の北東側、古い飲食店がごちゃっと密集した一角に、古いうなぎ屋があるのはぼんやりと意識してはいたのですが、やっぱり入ったことはなかったんですよね。
それが、たまたま食べログを見ていたら、なんだかよさげな感じなので、夏休みということもあるし、ぶらっと行ってきました。
お店の名前が「ほさかや」だということも今回初めて知りました。
感想は、これまで縁がなかったのが悔やまれるくらい。
カウンターだけの店内はとにかく年季が入っていて大衆的な感じ。
注文したら5分くらいで出てくる。お客さんの回転もうなぎ屋としてはすごく速い。
昼は鰻丼とか鰻重がメインだけど、夜はうなぎの蒲焼きやいろんな部位を焼いたもので一杯やるのがメインの店らしい。
今回は鰻丼を頼んでみましたが、ふっくらとしていて香ばしくて、とても美味かったです。バランス的にはちょっとご飯の量が多めかも。
よく、いいうなぎ屋は注文を受けてから仕事を始めるので40分くらいかかるのが当たり前、みたいな話を耳にしますが、ここみたいに客がどんどん入れ替わっていくのなら、注文とは関係なくどんどん作っていっても、作る端からはけていくのでいいんじゃないかという気もしました。
で、お値段は鰻丼が1300円。安い!これなら気楽に来れます。
というわけで、また来ようっと。


川崎市中原区の尾道ラーメン「西國や」

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尾道ラーメンって、十年くらい前に友人に連れて行ってもらった本場尾道の朱華園(確かそうだったと思うけど、もしかしたら違う店だったかも・・・)で食べたのが唯一かも。
透き通ったスープなんだけどこくがあって美味しかった記憶があります。

さて。夏休みということもあって、暇に任せて地元川崎市中原区のラーメン屋を食べログで漁っていたら、武蔵中原駅に「西國や」という尾道ラーメンの店を発見。しかも評価もなかなか高い。
ということで、さっそく行ってきました。
駅から徒歩10分弱という微妙に繁華街からは外れたところにあります。くそ暑い夏には往復するのも身体にこたえます。
お店はカウンターだけのこぢんまりしたサイズ。尾道ラーメンの大盛りを注文。
見た目は、十年前に食べた朱華園のラーメンとよく似ているような。少しスープの色が薄いかな。
味は塩分控えめで、化学調味料を使っていないと謳っているだけあって、くどさとかえぐさは皆無。
朱華園のはもう少し濃いめの味だったような気がします。
ラーメンのスープって、多少なりともパンチらしきものがなくっちゃ、なんて思ったりもしてましたが、ここのラーメンはパンチのパの字もないのに、物足りない感じがしないのは不思議。
麺はすこし平べったくて柔らかめ。次からは少し固めにするよう頼もうかな。
結局、胡椒もにんにくも何も入れずに完食。
個人的には今まで行った中原区のラーメン屋の中では一番好きかも。二番目は武蔵小杉の丸仙
というと、透き通ったスープのあっさりしたラーメンが好みなのかと思われそうですが、そうでもありません。
なにせ生まれは札幌なんで、本場なら福来軒とか、東京なら天鳳とかのが好きなんですが。
まあ、それはそれ、これはこれということで。


パナソニックのマルチグリラーなるものを買ってみた。

最近自炊はサボり気味ですが、以前は魚好きなこともあって家でよく魚を焼いてました。
そのときに使っていたのが炉ばた大将というカセットコンロ。
美味しく焼けるんですが、さんまとかいわしとか油の多い魚は煙がすごい。
換気扇を全力で回しても部屋の空気が白くなってしまいます。

というわけで、以前にfinalventさんが紹介していたパナソニックのマルチグリラーなる商品を買ってみました。
最初に焼いたのはいさき。Wikipediaをみると、初夏のものは「梅雨いさき」というらしい。要するに旬ということですね。といっても、実は家でいさきって焼いたことがなかったので(生まれ育った北海道では出回っていなかったような)、「包丁さばき百科」という本を見ながら見よう見まねでうろこを落としたりえらやわたを取り除いたり。
結果ですが、ものの見事に煙は出ません。まぁいさきは油が少ない魚だということもあるでしょうけど、それを差し引いても全く煙も匂いもしません。
で、肝心の味ですが、適度に水分が抜けてほくほくした食感でとても美味しいです。昔は電気器具で魚を焼くなんてなんだかまずそーというイメージがあったけど、時代は変わるもんですな。
その後、ローストビーフを試してみました。肉のハナマサで牛のもも肉の塊を買ってきて、クレージーソルトとブラックペッパーをぐりぐりすりこんで焼くだけ。たこ糸で縛るとかめんどくさいことは一切省略。
実はローストビーフも焼くのは初めてだったけど、これまた上手くできました。ただ、あつあつの状態のを包丁で上手に切るのはなかなか難しい。最初はかなり厚く切ってしまったのだけど、そうすると筋の部分とかがなかなかかみ切れなくて難儀しました。これはやはり道具が大事ということで、ホテルの立食とかで使ってるような専用の道具を探したところ、ローストビーフスライサーなるものがありました。が、高い!日々ローストビーフを切るプロの料理人でもない身としては、ちょっと買う気がしません。
ふと、パン切り包丁なら形も似てるしうまく切れるのではないか、と思い立ち、ぐぐってみたら、いやー安いのがいっぱいある! これはやはりホームベーカリーの普及によるものなんでしょうか。このくらいの値段だったらまあ気楽に買えるし、よしんばうまくローストビーフが切れなかったとしても、そのときは本来のパンきり包丁として使えばよいし。
ということで、1300円くらいの関孫六とかいうのを買って使ってみましたが、少なくとも普通の包丁よりはずっとうまく(薄く)切ることができました。めでたしめでたし。



理想の電気ケトル

「理想」というと大げさですが、以下の条件を満たし、かつ場所を取らないものがあったらいいなと思っていました。

1.コーヒーが入れられること
 我が家はペーパーフィルターなので、やかん型(取っ手がついていて、注ぎ口があるもの)のものが必要です。注ぎ口は、できれば糸を引くように細く少量のお湯を注げるような形状の物が望ましい。温度は100度。
2.日本茶が入れられること
 注ぎ口には特に注文はなし。やかん型でなくポット型でもかまわない。温度は80度くらいに設定できることが望ましい。

で、これまでいろいろ探してきたんですが、ぴったりのものがなかなかなかったんですよね。
電気ケトルは無印やティファールのものを使ってきましたが、いずれも単に沸騰させるだけの機能しかなく、注ぎ口もコーヒーを入れやすいようなものではありませんでした(それでも入れてたけど)。
一方、80度に設定できる商品はタイガーや象印などのポット型のものしかなく、これまたコーヒーを入れるには向いてません。しかも一人暮らしにはいささかでかすぎ。

が。最近「これは!」というものを見つけました。
電茶壺 V-928Jという一品です。
リンク先の説明を読めば、上に私が書いた条件をほぼ満たすことがわかると思います。ルックスもなかなか渋くて良いのではないでしょうか。特に注ぎ口の形がいい感じ。
デジタル温度計がついていて、リアルタイムに温度がわかるのはかなり便利です。
設定できる温度は100度、80度、50度ですが、これがプログラマブルだと言うことなしかな(実用的にそこまで必要ないかもしれないけど)。
ちなみに、80度で設定して湧かすと、80度になった時点でヒーターが切れるのですが、ヒーターの余熱で86度くらいまでいきます。
中国から輸入したいきさつはこちらにいろいろ書かれていますが、まあなかなか大変だったようで・・・。
それにしても、なんで日本にこういう製品がなかったんでしょうね。


ソッカ(とライブの宣伝)

また前回から約一ヶ月空いてしまいました・・・。

長い間あまりにも暑い日が続いていて、料理とか全然する気になれなかったんですが、最近少しだけ秋の気配が感じられるようになってきたので(本当か?)、久々に台所に立ってみました。
作ったのはソッカという、ニース名物のベサン粉(ひよこ豆の粉)のクレープみたいなやつ。テレビの旅行番組で紹介されているのを見て興味を持ち、ネットを検索してみたら簡単に作れそうだし(参考にしたのはこちら)、ひよこ豆粉もアマゾンで手に入ることがわかったのでチャレンジしてみました。
というわけで出来上がりの写真。
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ひよこ豆の味がストレートに感じられる素朴な味でなかなか美味しいです。
左は一緒に作ったトマトスープ。トマト缶とコンソメと塩と水で適当に具をスロークッカーで煮ただけの代物ですが、これまたシンプルに美味い。
あと、小麦粉に比べるとベサン粉はべたつかないので、ボールやら泡立てやらを洗うのが楽でいいです。

最後に来週金曜日のライブの宣伝なぞ。ぜひぜひ遊びに来てくださーい。
■日本語ボサノヴァ三国志III
日時:8/30(金)19:00~
出演:東輝美(歌、ギター)、OTT (歌、ギター)、heli (歌、ギター)
Music Charge 投げ銭
場所:カフェ・ムリウイ(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)