月別アーカイブ: 2004年5月

タビその11~霧多布湿原の夕暮れ


霧多布の次は何をネタにしようか、あれこれ思案してなかなか決まらないままずるずると来ています。

たぶん、春国岱や野付半島など道東ネタになるとは思うのだけど、GWに故宮脇俊三氏の「時刻表2万キロ(角川文庫)」を読んでいて、折り込みで付いている北海道の昔の鉄道地図を見ているうちに、廃止になった多くのローカル線のことを何だか無性に書きたくなったり。
というわけで、優柔不断のまま今回は霧多布湿原の夕暮れの写真を。いつもペンション・ポーチの瓜田さんから夕暮れが見られる時間までに到着するよう勧められるのだけど、なんだか遅刻してばかりなんですよね。この写真も根室から釧路空港に向かう途中に無理矢理立ち寄って撮ったものです。


動物園試聴会


BLOG始めた当初はできるだけテーマを絞ろうと思っていたのだけど、根が多趣味なので結局ずるずるとネタが増えてしまいます。
てなわけで、今日は初めてのオーディオネタ。


昨日、善本さん宅で開催された「動物園試聴会」という企画に行って来ました。自作のオーディオアンプを持ち寄って、好きな音楽をかけて遊ぼうという企画で、真空管からトランジスタ、ICに至るまで多種多様なアンプがたくさん集まって、実に面白かったです。
オーディオの楽しみというのもいろいろあるでしょうが、僕にとっては自分で基板を作って部品を一つ一つ半田付けして装置(の一部。アンプとか)を作って、そこから音が出る、というのが単純に楽しいんですよね。もちろん訳もわからずに作るのでは面白くないので、どういう理屈で音が出るのか理解するためにいろいろ勉強するんですが、理屈が分かれば音が出るのは不思議でも何でもない当然のことように思えてくる、というわけでもなくて、やっぱり何か不思議な感動があります。

にしむらさん@アナログ研の作品。アクリル板で作ったケースは本当に綺麗!音もすっきりと綺麗な感じ。

にしむらさんのアンプを撃墜すべく製作したという石頭さんの通称「にせむらアンプ」。こちらはコーリアンという素材のケースでやはりすばらしい仕上がり。芯のある低音が印象的でした。

渋谷さんのアンプはクリスキットというキットの部品を再利用しているのですが、中身はもはや原型を全くとどめないくらい改造されまくっています。プリント基板など元々のパターンがほとんど使われておらず、何のための再利用かわからんことになっている始末。極道です。

Daluhmannさんのクラブ(レイブ、ディスコ)ごっこ用大出力アンプ。中身はなんつーか、なにがどうなってるのやら私の頭ではとうてい理解できそうにない複雑の極み。

一応私めが持参したアンプも。Daluhmannさんのに比べたらすかすかやな~。


ジスイその12~プッタネスカいわし(?)


我が家の夕食は、焼き魚+つくりおきの煮物という献立が基本です。
先日、冷蔵庫の魚の在庫が底をついていたので、スーパーに魚を買いに行ったところ、生いわしの開きがバーゲンになっていたので、深く考えず買ってしまいました。

で、台所に立ってどう料理しようかあれこれ思案。
塩をふって網で焼くのが一番簡単だけど、それはちょっと安直かなぁなどと思いつつ冷蔵庫を覗くと、先日作ったプッタネスカ(もどき)のソースの残りが目にとまりました。
そういえば、社会人になりたての頃しょっちゅう通った江古田のプアハウスという喫茶店に、パンの上にいわしを載せてトマトソースをかけたメニューがあったなぁなどと思い出し、それっぽいものを作ってみようと決意。といっても、フライパンでいわしに火を通してソースをかけ、皿に盛ってチーズをたっぷりおろすだけという、安直すぎるくらい安直な代物ですが。
さて味の方ですが、ちょっとしょっぱい。いわしに塩こしょうしたのがよくなかったのか、ソースが煮詰まって味が濃くなったのか・・・。まぁそれでも一応メインディッシュらしきものにはなりました。次回は(あるのかどうかわかんないけど)ちょっと塩加減を控えてみようっと。


タビその10~【特別編】那須


 何年か前から某アコースティックギター教室に通っているのですが、毎年ゴールデンウイークと夏休みに那須の先生の自宅で合宿が催されます。今回は2泊3日のつもりが1日のばして結局4日滞在しました。もちろんメインはギターの練習なんですが(今でも指先がじんじん痛い)、そこは観光地那須、他にもお楽しみがいろいろあります。


 まずはキャンプキッチンというアウトドアのレストラン。まずロケーションが凄いです。林の中の細い砂利道を延々と走ったところにあって、知らない人がたどり着くのはかなり難しいんじゃないでしょうか。そんなわけで、お店はもう森林のまっただ中という感じ。いすもテーブルも石窯も全部屋外にあって、アウトドア気分を満喫できます。(雨天時はインディアンテントの中で食べさせてくれるらしい)。料理の方も、自作の石窯で焼いたソーセージ&ジャガイモ&パンが絶品!


 あと、有名どころですが那須温泉「鹿の湯」。

 発見されたのは舒明天皇の時代だとのこと。木造の建物はいかにも湯治場という風情で、強い硫黄の臭いがする白く濁ったお湯はいかにも効きそう。温度の違う浴槽が6つほどありますが、一番奥の湯は常連の方々の日頃からのご努力によってきわめて高温に保たれており(48度と書いてありますが、絶対そんなもんじゃないと思う)、通常の人類が入浴することはほとんど不可能と思われます。