月別アーカイブ: 2005年12月

クリスキット販売終了

高校生の頃に読んだオーディオの入門書に「クリスキット」というアンプのキットが紹介されていました。

その本はスピーカーやアンプを自作する楽しさを熱く主張していて、すっかり感化された僕はクリスキットという名前を心に刻みながら自作道(というほどのもんでもないけど)へと突入していったわけです。
その後、クリスキットの設計者である桝谷英哉氏のステレオ装置の合理的なまとめ方と作り方という本を読みました。元々理工系ではない桝谷氏は40台半ばで東京電気通信大学の通信講座で交流理論を勉強したとのことで、文章はかなりの毒舌調でしたが、「物理の原理を使って出来上がったステレオを、物理抜きで理解することは不可能であること位誰だってわかるはずだ」などと諭されたことが後々まで尾を引いて、今年になってから物理や数学の勉強をおっぱじめたりしている次第です。クリスキット自体は結局買わなかったものの、オーディオに臨むその姿勢には大きな影響を受けたのでした。
5年前に桝谷氏が逝去された後もクリスキットの販売は続いていましたが、先日クリスコーポレーションのホームページに来年3月にクリスキットの販売を終了する旨の告知が出ました。告知文によれば「大変勝手ながらこの時期に遥かなる世界へ住む設計者桝谷英哉の元に全てを帰し、心ゆくまで音楽を楽しんでもらいたいと考えて参りました」とのこと。
改めて、一つの時代が終わった感じがしています。
真空管アンプのキットはエレキットを始めいろいろ出ていますが、半導体アンプのキットとなるとクリスキット以外にはほとんど見あたらないのが現状ではないかと思います。基板+部品みたいなものは部品屋さんからいろいろ出てますが、文系初心者にとっつけるようなものではないように思いますし。
桝谷氏がやってこられたことには遠く及ばないながらも、文系初心者が半導体アンプ作りに興味を持ってくれるような情報をもっともっと発信していけたらと思います。


B-HOT CREATIONS@新宿ピットイン

11/24のエントリーで紹介したB-HOT CREATIONSのライブが火曜日に新宿ピットインで催されたので、友人と見に行ってきました。

新宿ピットインに行くのは初めてだったけど、横浜エアジンよりはだいぶキャパが大きいです。それでもお客さんはなかなかの入りで盛り上がりました。
今回はパーカッションがゲスト参加ということで、どんな感じになるのかなぁと思ってたけど、なんか床に置いた箱から次々といろいろなものをとっかえひっかえ取り出しては鳴らしてみせるのがなかなか楽しかったです。一方、テーピングした手のひらからたたき出されるコンガの音はハードな音色と音量がすごい。僕があんな叩き方をしたら、ものの数分でで手のひらが倍くらいに腫れ上がるんじゃないだろーか。ドラムとの掛け合いは迫力満点、ヴォーカルとのかけあいはなんともえいずユーモラス。
他のメンバーはやっぱり凄いし面白い。ヴォーカルは、前回のエアジンではぶっ飛んでるときはいいんだけど普通(?)に唄っているときはちょっとピッチが怪しいところがあったのだけど、今回はそこら辺もバッチリでした。たぶんモニターとかの関係で音程の取りやすさが違うとかいうことなのではないかと。
いや、ほんとに面白いバンドですわ。


マイクプリ自作への道~その5


いやなんだかむちゃくちゃ寒いな。
そのせいか、なんか風邪がぶり返し気味だったので、今日は一日家でおとなしくしてました。おかげで今はほぼ普通の体調だけど。
そんなわけで、暇にまかせてOPアンプ大全〈第4巻〉のマイクプリのアンプ基板のパターンをillustratorで書いてみました。例によって、こんなんでいいのか全然自信はないんですが。
あとは、アンプ用の電源基板を作れば取りあえず一通りそろったことになります。って、これはどっかからぱくってくるつもりなので、あまり問題はなさそうです。
正月には出来るかな。


経県値&経験マップ

最近よく見に行っているbewaadさんという方のブログで経県値&経験マップというのが紹介されていたので、早速やってみました。

結果はこれ。「歩いた」と「降り立った」の線引きがやや微妙な気もしますが(和歌山県は新宮の町中を半日くらい歩き回っただけなので、「降り立った」の方が適切かも)。こうやって見ると、やはり泊まったことのない県は特定エリアに固まりますね。
なお、bewaadさんによれば、これまでのトップは194点だとのことです。「住んだことのある都道府県数の最高は12」というのは、ちょっと努力でなんとかなる話じゃないしなぁ。今の職場は基本的に転勤がないので、住んだことのある都道府県数を増やしたかったら転職するしかないし(笑)。