ジェームス・ジェマーソン―伝説のモータウン・ベース

昨日買ってきたジェームス・ジェマーソンの本ですが、思ってた以上にずっと充実した本でした。

前半は伝記で、関係者の証言を交えながらジェームス・ジェマーソンの人となりを明らかにしていきます。ジャズやブルース方面でよくある誇張されたユーモラスな逸話(たとえば初見の能力がいかに凄かったかについて「南アメリカに譜面台をたてて、それをデトロイトにある鏡に逆さまに映したのを、初見で完璧に演奏できた」とか)もたっぷりでとても楽しいです。
後半は、ジェームス・ジェマーソンの息子を始め、多くの有名どころのベーシストがジェームス・ジェマーソンについてコメントしつつ、モータウンの曲を弾いています。それも譜面だけではなく、CD(左チャンネルにベース、右チャンネルがそれ以外の演奏になっていて、いわゆるマイナスワン的に使えます)がついているので、むちゃくちゃ参考になりそうです。
なお、CDの冒頭でポール・マッカートニーが挨拶してますが、できれば何かちょっと弾いて欲しかったな。残念。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*