曲の骨格

かのサージェント・ペパーの中に「good morning, good morning」という曲があります。

ジョン・レノンが金持ちの住む住宅地での倦怠感に満ちただるい日常を描いたといわれるこの曲、サージェント・ペパーに収録された他の曲と同様、ホーンとか動物の声とかいろいろ入ったにぎやかなアレンジです。
一方、アンソロジー2収録されたものは、そういったアレンジが施される前段階のもので、ビシバシ来るスネアとゴリゴリのベースが無茶苦茶かっちょええ、ほとんど変拍子パンクみたいな曲なんですよね。
ビーチ・ボーイズとかプリファブ・スプラウトとか、割と凝ったアレンジの曲も好きで(シンプルなものも好きだけど)、いつかはそういうものも作ってみたいと思うのだけど、そういう曲でもやはり核というか芯というか骨格の部分自体がしっかりとしていて魅力がないと、凝ったアレンジも活きてこないのかなー、と何となく思ってます(骨格が少数の楽器だけで担われていなくてはならない、というわけではないけど)。
今作っている曲でベースをあれこれいじくりまわしているんですが、ついつい木を見て森を見ないような状態になりがちなので、自戒の念を込めて書いてみた次第です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*