やっぱりアナログプレーヤいじり その2


20年ぶりにカートリッジを新調しました。なんか新鮮な気分。

大学生の頃にグレースG-840Fというトーンアームを買ったのですが、それ以来今に至るまで製造元である品川無線から定期的に案内が送られてきます。昔は新製品のモニター募集とかが多くて、20年前に買ったLEVEL II RCというカートリッジもモニターに応募してゲットした物です。1990年頃、世間が雪崩を打ってCDに移行した折に品川無線もアナログディスク関係のビジネスから撤退しましたが、今でも昔からのグレース製品愛用者を対象に交換針や世界各地の代理店から回収したパーツ類を提供してくれます。ありがたいことです。
今回ゲットしたのは、海外の放送局用に作られていたというF-14カートリッジ(コンシューマ用とは若干仕様が異なるようです)。針の種類を選べるので、ずいぶん迷いましたが、最近時折買っている中古レコード(大半は70年代初頭のSSW物)の大半は程度がいまいちなので、聞きやすさ優先のつもりで丸針のものを選択。
先ほどプレーヤーに取り付けてその手のレコードを2枚ほど聴いてみましたが、確かに盤質に起因する音の荒れが和らげられている感じで耳当たりが良いです。かといって、高音がなまっているというわけでもなく、十分ハイファイ(死語)な感じの音質。どうやら狙いは当たったようで、なんかレコードを聴くのが楽しくなってきました。
黒いボディに赤いクランプの取り合わせもいとをかし。
P.S.その後さらに聞き続けていますが、いわゆるエージングのせいか、音の感じが変わってきているような気がします。まず、高音がずいぶん出てくるようになりました。といっても決して出過ぎるわけではなく、その質も非常にさらりとした感じで、金属系の打楽器とかも十分にリアルに聞こえます。丸針ってちゃんと聞いたことなかったのだけど、なんかイメージがずいぶん変わったような。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*