石村先生の数学本

今日、アマゾンに注文していた「大学新入生のための数学入門」という本が届きました。

趣味でオーディオをやってるわけですが、あれこれ自作したりしていると、オーディオ機器がどういう仕組みで動作しているのか知りたくなってきます。最初はいろんな比喩やらイメージやらで定性的に理解しようとするのですが、オーディオ機器は工学の産物なので、そのようなアプローチでは限界があり、より正確に理解しようとすると結局は物理や数学を勉強する必要が出てきます。
で、僕みたいな文系の人間は、理系の人間であれば誰しも学んでいる(と推定される)レベルの知識の習得に取り組まなくてはならないわけですが、独学しようにも何をどういう順序で学んだらよいのか、さらにはどういう本で学んだらよいのか、なかなかわからないわけです。
というわけで、あれこれ試行錯誤するうちに、いくつか良さそうな本に巡り会うことができました。
石村先生の一連の数学の本は、文系の人間が独学で数学を修得するという目的には好適だと思います。今回買った「大学新入生のための数学入門」は、まだぱらぱらと眺めただけですが、最初の方を見ると、
・整数、分数、小数
・繁分数
・展開公式
・因数分解
などとなっていて、正直なところ高校はおろか中学レベルのものも含まれているのではないかと思うわけですが、そういう意味では非常に敷居の低い本ではないか、と思います。
これを仕上げたら、
1.やさしく学べる微分積分
2.やさしく学べる線形代数
3.やさしく学べる微分方程式
4.すぐわかるフーリエ解析
という順序で進めていくとよいと思います。いっぺんに5冊も紹介するとゲーッと思うかも知れませんが、適度な量の練習問題を毎日こつこつこなしていくと、思いの外順調に進みます。やはり数学とかは説明を読んだだけではダメで、手を動かして問題を解いてみることが必要ではないかと思います。
ちなみに、僕は昨年2月から始めて、毎朝スタバで30分取り組んでいます(休日はやりません)。1→3→4の前半(ラプラス変換)→2、という順序で進めています。2はもうすぐ終わりそうで、その後は4の後半(フーリエ変換)に取りかかる予定です。
もちろん、一度本をこなせば内容を修得したことになるわけではありません。オヤヂの頭はザルのようなもので、知識が水のごとくざーざーと抜けていきます。だから何度も繰り返しやらなくてはならないでしょう。でも、スポーツジムに通うようなもんだと思えばさほど苦にならないのではないか、という気もします。
なお、線形代数については、「ゼロから学ぶ線形代数」という本を併せて読むことを強力におすすめします。ともすれば味気ない線形代数も適切な図形的イメージがあればこんなにわかりやすくなるのか!と感動しました。
そのうち、物理とか電気とかの本も紹介しようと思います。


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