祝!ギャラガー&ライルのファーストアルバム初CD化

枕で「ラビリンス/英国フォーク・ロックの迷宮」の話をしようと思ってアマゾンを見に行ったら、なんと電子ブックになっている!
CD-ROMにPDFが入っているという微妙な仕様がなんだかそれらしいです。

それはさておき、今から20年近く前に「ラビリンス/英国フォーク・ロックの迷宮」を買って読んで、見たことも聞いたこともないレコードが際限も無く紹介されているのに大きな衝撃を受けました。
ちょうどその頃、この本に載っていたマイナーな作品がぼちぼちとCD化されていたので、良いレビューが書かれていたものをいくつか試しに買って聴いてみました。バシュティ・バニヤンとか、シャーリー・コリンズとデイヴィ・グレアムとかですが、これがみんな大当たり!一気にこの本に対する信頼度がアップしたのでした。

そんな本のとあるレビューにこんなことが書いてありました。

コリン・ヘアとロニー・レーンの1st、そしてギャラガー&ライルの1stが私にとっての英国3大フォーク・ロック・アルバムです。初恋の思い出のように甘酸っぱいのです。

ほぉと思って真っ先に手に入れたのがコリン・ヘア。今思うと、コリン・ヘアが一番入手しやすいというのは何かがおかしいような気もしますが、これはまぁまぁという印象でした。いや、決して悪くないというか良い作品なんですが、私はどっちかっつーとその後入手したハニーバス(コリン・ヘアが在籍していたバンド)の方が好きだった。

次に手に入れたのがロニー・レインの1st。スモール・フェイセスのオリジナルメンバーだからマイナーとは言えないか。たまたま中古レコード屋を漁っていたら、そんなに高くない値段で見つかったので買ってみました。これは大当たり!一時期はCDが出ていたのに今は見当たらず。

問題はギャラガー&ライル。1stはCD化されたこともなく、中古レコード屋でも見たことがありませんでした。その筋の店に行けばあるのかもしれないけど、きっと目がぴよーんと飛び出るようなお値段なんだろうな。
そこでeBayを漁ったところ、まずまずの値段のものが出ていたのでゲット。送料を入れるとどうしても割高になってしまいますが。
で。これまた大当たり!次々と買った2nd以降の作品もみんな大当たり!いやーすばらしい。
アップルレコードのソングライターだったくらいなので曲自体も折り紙付き(死語)ですが、アコーディオンとマンドリンが得も言われぬ味を出していて本当に良いです。

こんな素晴らしい作品がなんでCD化されないんだろう?と思ってましたが、当初EMIからリリースされ、直後にA&Mからリリースされ直したりしているので、何か契約関係というか権利関係が面倒なのかも。

が。このたびとうとう初CD化が実現することになりました。ギャラガー&ライルの他の作品や、在籍していたマッギネス・フリントの作品も一気にCD化。というわけで、大人買いしまーす。いくつかはレコード持ってるけど、iPodでも聴きたいし、歌詞も見たいし。

 


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