「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」

何やらシャッグスの本があると聞きつけてネットを探したら見つかったのが「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」。
アマゾンには中古しかなかったけど、発行元のmapのページを見たら在庫はまだあるようでストアページで直接注文できるらしい。
ということで、速攻で注文。代金の振り込みをぐずぐずしていたら、なんと商品が先に届いてしまって焦りました。

イントロダクションにこんなことが書いてあります。

でも、ケージが自らの精神機能をきちんと統制していたことに疑いを挟む者はいない。そう、ケージの反逆は、意識的なものだったのだ。ケージの『偶然性の音楽』が理論上どんなにでたらめだったとしても、作品は常に制御されていた。
しかし、“意図せずに反逆してしまった人たち”ーーーケージと違い、自分の芸術に対する明確な自覚なしにやってしまったミュージシャンが、実は数え切れないくらいたくさんいる。

で、本編にはそういう無自覚な「天然の」皆様が次々と登場するわけですが、シャッグスは何とトップバッターかい!

シャッグスが何かについては、ウィキペディアなどを参照してください。
私が最初にシャッグスのことを知ったのは、NIFTYのMIDIフォーラムでした。ライブラリに、確かMy Cutieか何かがアップされていたように記憶していますが、なんだか記憶の片隅に引っかかったまま数年が経過した後、CDを見つけて買ってしまったのが運の尽き。
な・ん・じゃ・こ・れ!
■世間では評価が高いらしいMy pal foot foot。アニメがかわいい。

■最初に買ったアルバムの2曲目My Companion。1曲目のI’m so happy when you’re nearは冒頭のコードが(チューニングは著しく狂っているものの)一応Em、C、Gだということはわかるのだけど、My Companionは何のコードを弾こうとしているのかさっぱりわからん。

■ちなみにI’m so happy when you’re nearはドラムのフィルの入り方が素晴らしいです。

「ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z〜アウトサイダー・ミュージックの広大なる宇宙」を読み(実はあと数十ページ残っている)、紹介された方々の音源を集めた同名のコンピをiTunesで試聴して感じたのは、天然物なだけに「魅力」があるかどうかはほんとピンキリだなということ。
で、「魅力」という点では、やはりシャッグズはすごいというか、伊達に40年生き残っていないなということ。他のみなさまの音源は間違いなくすごい(ひどい)けど、シャッグスをしのぐ魅力があるかというと、どうでしょうか。何となく言葉がわからないということも大きいような気もするけど。

ちなみに、あとがきを書いた本書の発行者にして編集・DTPを手がけた小田晶房という名前に何となく見覚えがあるなと思って調べたら。。。
何とyojikとwandaのフィロカリアを出したcompare notesの人だった・・・。なんか最近こういう不思議なつながりが多いような。


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