水炊き

冬に鍋物で暖まるのっていいですよね。
というわけで、何年か前に自慢の鍋料理―郷土鍋・定番鍋・アジア鍋という本を買って、あれこれ作ってみています。
今回は鶏の水炊き。
ところで、「水炊き」と言うと、他の人はどういう料理を思い浮かべるんでしょうか。
私が育った家では、水炊きとは、豚肉の薄切りとほうれん草を昆布だしで煮たものを、ポン酢と大根おろしで食べる料理を意味していました。
母親によれば、原節子(古い~)の好物であるという話を何か(テレビか雑誌)で見て、作るようになったのだとか。
それが、世間の標準的な水炊きなのかどうかわからないし、そもそも標準的な水炊きというのがあるのかどうかもよくわかんないんですが。
それはともかく、自慢の鍋料理に載っている鶏の水炊きは、博多の郷土鍋だと書いてあります。基本的には、骨付きの鶏のだしで野菜を煮てポン酢で食べる料理、ということですね。
となると、美味しいだしをしっかりとるのが重要、ということで、近所の商店街の鶏肉屋に行って、骨付き鶏ももを4本ほど購入。「適当にぶつ切りにして」というとやってくれるのが町の肉屋のよいところ。
で、肉を生姜数切れとともに40分くらい煮ます。

肉を取り出して、だしを漉して、肉と野菜(せり以外)を入れて、火が通ったら最後にせりを入れて出来上がり。鍋物は簡単で良いです。

薬味は大根おろしと七味。ポン酢は近所のスーパーで「醸造酢不使用」と謳っているやつを買ってみました。確かに酸味はきつくないのだけど、香りがちょっと独特。入っている柑橘類は、ゆず、すだち、ゆこう。ゆこうって何?と思ってぐぐってみたら、最初に出てきたのが徳島県上勝町のページ。うーむ、その昔訪れた月ケ谷温泉があるところではないか。なつかしー。
てな感じで、今日も夜は更けていくのであった。


6 thoughts on “水炊き

  1. heli

    >さわらさん
    やっぱ冬は鍋物ですねー。
    ちなみに、昨日は久々に仕事帰りにスポーツジムで体を動かしてきたので、家に帰ったらすっごくおなかが空いてしまい、フライパン一杯の鍋を完食しました。ぷはーっ。

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  2. あのまりあ

    何故「水炊き」って言う名前が付いてるンだか、とても気になります。
    「炊く」って言うのは「煮る」って言う意味ですよね。
    水を煮てるワケじゃなし、水で煮てるワケでもない。
    肉や野菜をお湯で煮てるワケですよね。
    ・・・嗚呼っ、なのになぜ「水炊き」!?

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  3. heli

    >あのさん
    まぁ、「水」というのはH2Oのことで温度は問わないという解釈でどうすか(笑)。
    そういえば水煮、というのもありますね。さばの水煮缶とか。

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  4. heli

    >か猫さん
    生まれ育ちは札幌です。
    が、我が家で作ってた水炊きのソースは原節子(笑)なので、地域性はあまり関係ないのかも。
    ためしてガッテン、最近は調理法に関する話がいっぱい出てて面白いですよね~。最近なんだか母親がためしてガッテンにはまっているようで、実家に顔を出すといつも指導されます(笑)。

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